懐かしいゲームブック「バルサスの要塞」スティーブ・ジャクソン氏の名作

こんにちは、ゆうじんです。

早速ですが、みなさんはゲームブックというものをご存知でしょうか。

コンピューターゲームが隆盛を極める前には、架空の世界でのロールプレイを楽しむことができる娯楽の一つとして大人気で、私もとてもはまっていました。今も、その頃のワクワクした感じや気持ちを懐かしく思っています。

最近、知り合いの子供に紹介して喜んでくれたゲームブックがあるので、ご紹介したいと思います。それは、スティーブ・ジャクソン氏の「バルサスの要塞」です。

ゲームブックとは

「バルサスの要塞」をご紹介する前に、ゲームブック自体について簡単にご紹介したいと思います。

ゲームブックとは、読者の選択や戦闘の結果などによって、ストーリーや結果が変わってくるゲーム形式の本のことです。一般的には、ゲームブックや、アドベンチャーブックなどと呼ばれます。日本では1980年代に大変流行しました。

一般的なゲームブックでは、本文は、パラグラフ(段落)に分かれていて、それぞれに番号が付いています。ゲームブックは、冒頭から順に読んでいくのではなく、パラグラフの最後に書いている指示に従って、パラグラフを選択して読み進めていきます。

また、ストーリー中の戦闘の結果や、サイコロの出目によるランダム要素なども反映され、多様に変化するストーリーを実現し、マルチストーリーやエンディングに近いものがあります。本というアナログな媒体を使っていますが、今のサウンドノベルやコンピューターRPGの源流の一つです。

本格的なゲームブックは、1982年に発行されたスティーブ・ジャクソン、イアン・リビングストン共著の「火吹山の魔法使い」が最初と言われており、世界的にベストセラーになりました。また、その後も「ファイティング・ファンタジーシリーズ」や「ソーサリー4部作」「グレイルクエスト」などの名作が出版され、多くの子供や大人たちが熱狂しました。

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バルサスの要塞とは

「バルサスの要塞」(原作:The Citadel of Chaos)は、スティーブ・ジャクソン氏の著作のゲームブックです。魔法と剣のファンタジー世界が舞台の冒険物語となっています。

(あらすじ)柳谷を苦しめ、そこを足がかりに世界制覇を企む、妖術使いバルサス・ダイヤ! 大魔法使いの弟子である君は、開戦前にバルサスを暗殺し戦いを未然に防ぐという密命を帯び、妖術使いの居城〈黒い塔〉への侵入を試みる。

バルサスの要塞の特徴と私が思うのは、以下の点です。

  • まず、ゲームブックのシステム上の目新しさとして、主人公が魔法を使うことができます。「妖怪うつし・千里眼・火炎・愚者の黄金・目くらまし・浮遊・開運・防御・技術回復・体力増強・怪力・骨抜き」といった独特な12種類の魔法が使えます。
  • ファイティングファンタジーシリーズ全体に共通ですが、剣と魔法の世界、特に本場の重々しさのあるファンタジー世界での冒険に没入することができます(ちなみに、ファインティングファンタジーシリーズとして世界観は同じですが、各巻は独立した話なので、別々で楽しめます)。
  • 上記の写真は再販された版の表紙でスマートな絵柄ですが、本文内のイラストは、当時のダークファンタジー色の味わいあるイラストのままとなっています。重々しいイラストは、否応無しにイマジネーションを引き立てます。

私の思い出

1970〜80年代、パソコンはまだまだ高価なものでした。また、コンシューマーゲーム機も、今のように高性能でビジュアル面が優れているというわけではなかったので、ゲームブックが果たした役割もとても大きかったと思います。

読書では、読み手が考えたイメージは千差万別ですが、その読み手にとって非常にリアルな体験となります。ゲームブックを通じて、ロールプレイを深く体験できたと思います。

また、それが、当時は見たこともなかったファンタジーの独特の挿絵によってさらにイメージが膨らみました。

私はバルサスの要塞以外にも、当時、たくさんのゲームブックで遊びましたが、どの本でもとてもワクワクして楽しませていただきました。

現在は、ゲームブックの人気はそれほど高くはありませんが、それでもその面白さは変わらないと思います。大型書店やTRPG用品店には、ゲームブックを置いていることがあったりしますし、ネットで検索すれば今も販売しているようです。

気になった方は、一度チェックしてみてください。お子さん、お孫さんがいる方もプレゼントしてあげると喜ぶと思いますよ。

では。

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