Baldur’s Gate EE(バルダーズ・ゲートEE)攻略記(その4)

こんにちは、ゆうじんです。

バルダーズゲートEEの攻略記ですが、ゲームをプレイして、リプレイとして文字に起こすのに、時間がかかってしまい、皆さんをお待たせしています。

長丁場となると思うので、よろしければ優しい目で見守っていただければ幸いです。

さて、前回は、ナシュケルに向けて移動を始め、賑やかな街「ベレゴスト」に到着しました。ベレゴストに着いて宿に入る間も無く、すぐにトラブルに巻き込まれ、主人公ガラコたちはヘロヘロです。

ただ、嬉しいことにワイルドメイジの仲間(ニーラ)が増え、パーティは6人となり、フルメンバーです。ドジっ子魔女っ子の加入で、パーティにも一波乱がありそうな予感です。

●主人公ガラコ:人間、ファイターの脳筋好青年。心当たりはないけど、行く先々で命を狙われ続ける。不幸を引き寄せる男。トラブルに見舞われると、実直なだけに首を突っ込む。始末に負えない人。
イモエン嬢:人間、シーフ。妹のような幼馴染。でも年下に見えない。おそらく、メインヒロイン。言葉通りの押しかけ女房だが、ニーラのパーティ加入で危機感を覚え気味。小娘には負けないわ。
カリード:ハーフエルフ、ファイター。臆病だが、名誉を重んじる人。比較的良識派で、パーティの精神的支柱。ジャヘイラさんの旦那さん。
ジャヘイラ:ハーフエルフ、ドルイド姉さん。麗しい見た目と違い、棒(クォータースタッフ)を持てば人が変わったように敵を打ちのめす。一度叱られてみたい。でも人妻。
アジャンティス:人間、熱血パラディン。ちまたで増える野盗の狼藉ぶりに公憤を覚え、いざ冒険者の道へ。熱血同士、脳筋好青年の主人公ガラコと波長が合う。猪突猛進の危ないお方。
ニーラちゃん:ハーフエルフ、ワイルドメイジ。能力は高いが、たまに予期しない結果を生んでしまうドジっ子魔法使い。ツンとした感じだが、たまにデレる。だが、それがいい。

それでは、今回はベレゴストでちゃんと情報収集し、当面の目的地ナシュケルにさらに近づいちゃいましょう。

では、はじまり〜、はじまり〜。

※なお、文中のキャラクターの発言・行動は、ゲーム内でのキャラクターがそのまま話したり、行動したりしているもの以外に、ゆうじんが脳内補完して創作・追加している部分がありますので、ご容赦ください。

まずは武器・防具を新調しときます

ベレゴストで宿屋に泊まった後、目的地のナシュケルに向けて、厳しい旅が予想されるので、サンダーハンマー・スミシーで武器・防具を新調しておきます。

この鍛治屋には、数人のお弟子さんとともに、この工房の主人、タエロムがおり、名匠タエロムが鍛えた武器や防具が売られています。

ガラコは、なけなしのお金をはたいて魔力付与武器のショートソード+1を買います。これで、お財布はほとんど空状態です。

バルダーズゲートの世界では、魔法がかかった武器でしかキズづけられないモンスターがいたり、序盤では鉄製の武器は一定確率で壊れてしまうというリスクがあるので、先行投資です。

また、モンスターを狩って、身ぐるみをはがないと。

害虫駆除業者もびっくり

さて、武器と防具を新調したガラコ一行。

そういえば、フレンドリーアームインの宿屋にいたランドリンさんに「ベレゴストの家にクモがわいたので、退治してほしい」と頼まれていたのを思い出します。

流石の脳筋青年ガラコも、クモは苦手。忘れたふりしてやり過ごそうかと思いましたが、アジャンティス「おのおの方、約束は守らねばならぬぞ」はいはい、わかってますって。

ランドリンさんの家は、ジョヴィアルジャグラーの西側にあるそうな。街の中なので、あっという間に家の前です。

カリードは「気がすすまない」と気弱な発言。ジャヘイラ姉さんは「あなたは死なないわ。私が守るもの」とどこかで聞いたセリフ。裏山C。

家の扉を開けると、、、。

普通のクモと違いますやん。とにかく、巨大。スパイダーマンもびっくりのサイズ感。ほぼ人間と同じくらいのサイズです。名前はそのままヒュージスパイダー

覚悟を決めて、とにかくたたき潰しにかかります。多少時間はかかりましたが、なんとか駆除完了です。

ランドリンさんからは、駆除の証として自宅にあるワインと夫の古いブーツ、さらにクモの死骸をバックパックに詰めて持って来いと言われています。いやいや、だからこのクモ、人間サイズですってば。しかも、クモの死骸の詳細を読むと「死んだ後も、8本の足が時折、ビクビクと痙攣したように動いている」って書いてあるし。

心を決めて、駆除の証をバックに積み込み、フレンドリーアームインのランドリンさんの元へ。害虫駆除業者って大変だあ。

指定のブーツ、ワイン、死骸を渡して、文句の一つでも言ってやろうかと思いますが、ランドリンさんは「家に帰られる見込みができて嬉しいわ。私の望みを全て叶えてくれて、本当にありがとうございます。お礼にこれをどうぞ」と丁寧な対応。さすが、ご婦人、人に物を頼む時の基本をわかっていらっしゃる。

お礼をもらってクエスト完了です。

そろそろベレゴストから南下

ベレゴストに戻りますが、ジャヘイラ姉さんに「ナシュケルに行く気あんの」とチクリと嫌味を言われます。サブクエストにうつつを抜かしているかもしれません。本当はもっとサブクエストあるのになあ。

さすがにジャヘイラ姉さんの一言は精神的にきついので、「逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。」と自分に言い聞かせ、そろそろベレゴストの南に行こうと決意します。

ただ、バーニングウィザードの1階にいるザーロングというシーフから、「ベレゴストの南にいるホブゴブリンに奪われたブーツを取り戻して欲しい」という依頼を受けます。道すがらならいいでしょう。

しかし、このザーロング、会話の際、人の財布から25ゴールドをスリ取ります。くっそー、なんちゅう悪いやっちゃ。

南ベレゴスト街道を行く

ベレゴストをでてすぐ南に、南ベレゴスト街道があります。街道は石畳となっているので、初心者でも道に迷うことはありません。このまままっすぐ行けば、すぐナシュケルに行けますな。

っと、そんな事は勿論ありません。街道に沿って歩いていると、いきなりモンスターと遭遇します。

モンスターの名前を見ると「オグリロン」???

伝承知識が低い、脳筋青年ガラコ君にはわかりません。一番伝承知識の高いジャヘイラ姉さんから、オグリロンはオーガとオークの人為交配種と教えてもらいます。野蛮で暴力的とのこと。

確かに問答無用で、攻撃を仕掛けてくる相手なので、こちらもすぐさま応戦します。遠方からは、ニーラちゃんが魔法で攻撃、イモエン嬢は弓矢でチクチク、他の4名は接近してタコ殴り戦法です。購入したばかりのガラコの魔法武器がクリーンヒットし、あっという間に倒せました。ふぅ。

オグリロンを倒してあたりを見回すと、道端に倒されている人がいます。遅かったか。先にオグリロンの犠牲になった方々です。冥福を祈ります。

犠牲となった方のすぐそばに巻物が落ちています。「愛しのミリアンへ」とどうやら手紙のようです。いけないこととは思いながら、手紙を読んで見ると手紙の主は無事にアムンにたどり着き、無事を知らせるために、ミリアンへ手紙を送ったようだ。犠牲になっていたのは、手紙を託されたハーフリングの様子。

そういえば、ベレゴストで情報収集していた際に、ミリアンという女性が夫からの便りを待っていると言ってたような気が、、、。

ベレゴストに戻りたい気持ちもありますが、「無事を伝えるだけならば後でもいいわ」と、ジャヘイラ姉さんの冷たい視線を感じるので、後から持って行くことにしましょう。

街道をさらに南下すると、フレイミングフィストの傭兵に野盗と間違えかけられますが、きちんと説明すると野盗ではないとわかってくれました。治安が悪化していて、ピリピリしてますね。

シーフのブーツを探せ

シーフのザーロングが、ベレゴストの南にいるホブゴブリンにブーツを奪われたと言っていましたが、ホブゴブちゃんは街道沿いにはいませんでした。

そこで、街道沿いから外れ、少し木立の中を探索すると、すぐに見つかりました。ホブゴブが何匹がいましたが、ガラコ一行の敵ではありませんでした。

倒したホブゴブの身ぐるみを剥いでいると、ブーツが出てきました。

ニーラちゃんがパーティに加入したので、識別が呪文でできるようになっています。わざわざ街まで戻らなくてもOKです。とても便利です。「ニーラちゃん、ありがとね」

さて、ブーツを識別すると「ブーツ・オブ・ステルス:ウォーン・ウィスパーズ」で、装備効果がハイドインシャドー(隠れ身)+15%、ムーブサイレントリー(忍び足)+20%とのこと。さすがシーフのブーツです。

ザーロングに渡してやろうかと思ったのですが、我々にも容赦なくスリを仕掛けてきた悪印象があるのと、同じくシーフのイモエン嬢の「欲しい、欲しい、欲しい」と物欲全開の強烈な熱視線に根負けし、そのままイモエンにあげちゃいました。

グッド属性の仲間は眉をしかめますが、イモエン嬢は何食わぬ顔。ごめんね、ザーロング。二度と会う事はないでしょう。こういうプレイができるのも、バルダーズゲートの懐の深さですね。

北ナシュケル街道へ入ります

南ベレゴスト街道を南端まで行くと、次は、北ナシュケル街道につながります。北ナシュケル街道のすぐ南が目的地のナシュケルです。地理的には近いですが、サブクエストをこなしていたので、思いの外時間がかかちゃいました。

こちらも街道は石畳になっており、迷う事はありません。石畳の上を歩きます。

こちらの街道でも、敵とぶつかります。今回は結構な数のホブゴブリンの一団です。

そこそこ敵の数もいたので、苦戦するかなあと思いましたが、いつものように、遠方からの魔法、弓矢と、近接攻撃組のチームプレイですぐに殲滅してしまいました。今日は調子が良いのか、無双状態です。

それでは先を急ごうかと思った矢先、ホブゴブを殲滅したすぐそばに何かが見えました。近づくと、ご遺体のようです。さっきのホブゴブたちにやられた犠牲者でしょう。大人の男女と子供の3人とおそらく家族です。ご冥福をお祈ります。

よく見ると、ご遺体のそばにネックレスらしきものが落ちています。ご遺体とともに埋めるために、手に取って見ると「コルケトル家のアミュレット」。

コルケトル家は、ベレゴストにある名家。こちらもベレゴストで情報収集していた際に、若家族が行方不明になっているとの話がありました。これもベレゴストに戻ったら、ご家族に顛末を伝えてあげねばと思います。

ナシュケル目前、でも一旦引き帰す

途中、野盗やコボルトなどの襲撃もありましたが、それらを撃退し、北ナシュケル街道もほぼ南端まできました。このままナシュケルに入っても良いのですが、どうしても「ミリアンへの手紙」「コルケトル家のアミュレット」など家族の安否で不安になってる気持ちをほっておくことができず、やっぱり、ベレゴストに戻って「ミリアンへ夫の無事を伝える」のと、「コルケトル家へ若家族の訃報を伝える」ことにします。

ベレゴストに一旦戻りたい旨を、ジャヘイラ姉さんに話してみます。ジャヘイラ姉さんは、無言で頷いてくれました。

さて、ベレゴストに戻ると、まずはミリアンの元へ。夫の無事を伝えられて喜ばしい限り。ミリアンは「手紙を届けてくださってどうもありがとう」と感謝の印として、旅の道中で身を守ってくれるという指輪をくれました。

次に、コルケトル家に向かいます。足取りは重いです。

コルケトル家に着くと、家長のミスターコルケトルに顛末を伝えます。若家族の最後の様子を伝え、アミュレットを渡します。

ミスターコルケトルは我々に感謝を述べ、息子のアミュレットを触りながら「ありがとう。それにしても不思議だな。ただのガラスがこんなにも大事になるとは。お願いだ。一人にさせてくれ」とそっと背を向けます。

声を出さず、泣いている姿を見て、我々もそっと踵を返します。今日の疲れは、モンスターとの戦いによる疲弊だけではありません。やりきれない気持ちを抱え、ガラコ一行は歩き出します。

今回のサブシナリオ、特に最後のものは結構寂しいものもありましたね。

色々ありましたが、とにかくナシュケル目前まで行きました。次は(たぶん)ナシュケルに行けるでしょう。

今回はここまで。

では。