Baldur’s Gate 2 EE(バルダーズ・ゲート2EE)SoA攻略記(その5)

こんにちは、ゆうじんです。

お待たせしましたバルダーズゲート2EEの攻略記その5です。

前回は、ワキーンズ・プロムナード地区のサーカスで起こっていた事件を解決しました。イリュージョニストのカラーが暴走して、テント内の人や物の姿を変えていたのですが、ガラコ一行の活躍で、無事に全員の魔法を解くことができました。

●主人公ガラコ:人間。ファイターの脳筋好青年。試練の連続だが、優しさを無くさない好青年。なんと、邪神バールの子供の一人。幼馴染のイモエンを探している。
ミンスク:人間。典型的な脳筋レンジャー。イレニカスにダイナヘールを殺され、復讐を誓う。ハムスターのペット「ブー」を愛する優しい一面も。
ジャヘイラ:ハーフエルフ。夫カリードをイレニカスに殺されたドルイド未亡人。前作ではガラコと旅をした間柄。ハーパーズという善なる秘密結社の一員。
ヨシモ:人間。独特な口調とイントネーションで、強烈なインパクトを醸し出すエセ忍者。ひょっとするとパーティ一番の常識人。
エアリー:有翼エルフ、アヴァリエルのメイジ/クレリック。これでもかとフェチ心をくすぐる卑怯なまでの設定にやられる人も多いとか、多くないとか。

しかも、サーカスでの事件を解決する途中、有翼エルフのエアリーちゃんを仲間にすることになりました。彼女はメイジ/クレリックで、パーティから離脱しているイモエンの代わりの戦力として期待大です。

今回は、スラム地区に行き、カウルド・ウィザードに捕まったイモエンを追うための情報を集めるようにしましょう。

では、はじまり〜、はじまり〜。

※なお、文中のキャラクターの発言・行動は、ゲーム内での会話や行動をそのまま使っている以外に、筆者が脳内補完して追加している部分がありますので、ご容赦ください。

※キャラ画像はブリリアントサービスさんの「星宝転生ジュエルセイバー フリーコンテンツ」を利用させていただいています。

いざ、スラム地区へ

ワキーンズ・プロムナードの中には、スラムらしいものはありません。スラムは別の地区にあります。ワキーンズ・プロムナードの北側にある壁を超えて、地区外に出ます。

地区を出ると、ワールドマップが表示され、他の地区への移動が選択できます。この辺りは、前作と同様です。ちなみに、左上の囲みは、首都アスカトラの中が拡大されているようです。

当然だとは思いますが、アスカトラの外にもマップが広がっているので、冒険の範囲はこれからどんどん広がるのでしょう。期待しちゃいますね。

なお、現時点で、ワキーンズプロムナードから移動できるのは、スラム地区のみです。ガラコ一行も、スラムへ行きたいので願ったりです。スラム地区を選択し、いざレッツゴー!

地獄の沙汰も金次第?

スラム地区へ入ると、いきなり男が声をかけてきます。

ゲイラン・ベール「クゥー!俺が探している人じゃないですかい?もし人違いでないなら…、あんたはガラコでは?」

ガラコ

「そうだが、俺に何の用なんだ?」

ゲイラン・ベール「用も何も、とびっきりのいい話がありますぜ。あんたがここに来たのは、カウルド・ウィザードに捕らえられた若い娘に関する情報を求めているんだろ?」

なんと、イモエンを助けるための情報を知っているとのこと。これはよく話を聞くしかありません。

ガラコ

「それはイモエンのことか!何を知っているんだ!」

ゲイラン・ベール「クゥー!俺自身はほとんど知らないんだが、それを知っている集団、あるいはそれを探し出せる集団と、あんたを接触させることはできるぜ。だが、ここで話すのはまずいな。場所を移そう、ここから歩いてすぐのところだ。」

言われるがまま男について、近くの一軒家の中に入ります。

ゲイラン・ベール「率直に言おう。あんたの力になってくれる強力な組織を知っているんだ。彼らならウィザードと、その若いお嬢さんを見つけ出せるだろうな。しかも、単に見つけるだけじゃなく、そのウィザードも捕まえることができるだろう。彼らはそれぐらいの働きをするはずさ。」

ガラコ

「ところで、その組織とは何だ?」

ゲイラン・ベール「それは言えないな。そんなに気負うなって。彼らが助けてもいいと言っているんだし、彼らにはカウルド・ウィザードに挑むだけの力もあるからな…。話は以上だ。」

何か、話を早く切り上げようとしているような気が…。まさか、シャドーシーフとかじゃないでしょうな。それくらいなら、こっちも知ってまっせ。でも、イモエンを助けるために、少しでも早く、彼女の元へ行くことができるなら、それに越したことはありません。男の話に乗ってみましょう。

ガラコ

「それで、助けてもらうにはどうしたらいいんだ?」

ゲイラン・ベール「20000ゴールドだ。高そうに思えるかもしれないが、カウルド・ウィザードと対決するリスクを考えれば妥当な額だぜ。」

ま、若干高いですが、魔法使いたちからイモエンを助け出し、イレニカスも捕らえるのであれば、確かに妥当な額にも思います。しかし、イレニカスに囚われていて裸一貫で放り出されたばかりのガラコたちにそれだけの大金は手元にありません。

ガラコ

「そんな大金は持っていない…、どうやってそんな額を払えって言うんだ?」

ゲイラン・ベール「今までにそれくらいの金は使ったことがあるだろう。町に行けば、あんたの働ける仕事もあるだろう。または、金目のものを売りさばくっていう手もあるぜ。」

装備も今は高価なものをつけているわけではないので、選択肢はありません。傭兵稼業でいろんな仕事で報酬を集めるしかなさそうですね。

ガラコ

「わかった。その金を持ってこよう。」

現時点ではパーティの持ち金はほとんどない状態からスタートですが、なんとかして、お金を集めてくるようにしましょう。ここで1章が終了し、2章に突入です。

イモエンの状況

ここでオートでイベントが挿入されます。どうやら捕まったイモエン側の状況のようです。

イモエンとイレニカスは、カウルド・ウィザードたちに魔法で拘束され、処分を検討されているようです。

カウルド・ウィザード「ワキーンズ・プロムナードの騒動で捕まった者たちです。」

上位のカウルド・ウィザード「身元は調べたのか?」

カウルド・ウィザード「名前だけしかわかっておりません。男の名はジョン・イレニカス。娘の方はイモエンです。」

イモエン

「私は何もしてないわ。全部あいつの仕業よ。私は…」

イレニカス「静かにせよ。この愚か者たちに判断させるのだ。」

上位のカウルド・ウィザード「なぜこやつらを黙らせんのだ?仲間が4人もやられておきながら!」

カウルド・ウィザード「近づくのは危険です。ともかく、最後は抵抗をやめ、我々に投降いたしました。この二人の処分はいかがいたしましょう?」

上位のカウルド・ウィザード「異端者の末路は決まっておろう。スペルホールドに幽閉だ、朽ちて無くなるまでな。」

そして、イモエン、イレニカスとも、青白い炎に包まれ、姿が消え去ります。

その後、カウルド・ウィザードたちも転移の魔法を唱え、消え去ります。

オートのイベントはこれで終わりでしたが、イモエンとイレニカスが処罰としてスペルホールドに幽閉されるということはわかりました。スペルホールドという幽閉施設は何処にあるのでしょうか。これから探す必要がありますね。

悪徳の店コパーコロネット

さて、ガラコ君たちはイモエンの状況を知らないので、ゲイランへの口利き代を集めるために、早速お金になる仕事を探しにかかります。

どこで仕事を探そうかと悩みましたが、さすが大金がかかっているので、ゲイラン側も協力的です。コパーコロネットでナリアという女性が傭兵を探しているはずだと情報を与えてくれます。

そう言えば、「コパーコロネットにはいろんな情報が集まってくるはずだ」とジャヘイラ姉さんも以前言っていましたね。早速、ゲイランの甥っ子の案内で、コパーコロネットの店の入り口まで案内してもらいます。

ゲイランの甥っ子「ここから先は分かるだろう?じゃあな」

そういうと一人で帰って行ってしまいました。まあ、治安の悪い店で評判なので、さっさと帰って正解だと思います。

物騒な連中たち!

店の中に入る前に、軽くあたりを見回そうとぶらっと近くを歩いてみます。すると、いきなり二人組みの男たちに難癖をつけられます。着ているものから、堅気の仕事をしている感じではありません。

コルヴェイル「おいお前、邪魔だ、どけ!」

プレッグ「落ち着かんか、コルヴェイル。通りで人殺しはするなと、あれだけ親方に言われたろうが。」

コルヴェイル「黙れ、ドワーフの分際で!おい、そこのお前、その汚ねぇケツをどけろと言っただろ!」

物騒な連中です。本当は厄介ごとはごめんですが、まだまだ若いガラコ君。正義感も強いので、こらえることができません。

ガラコ

「俺に話しかけているのか?」

そう言っただけで、相手の目の色が変わり、殺気立ちます。

コルヴェイル「愚か者め、話は終わりだ。死ね!コルヴェイルの刃を味わい、自分の無礼を地獄で思い出すがいい!」

プレッグ「ったく、血の気の多い奴だ!もっと弱そうな相手を選んだらどうなんだ?」

( ゚д゚)ンマッ!! ガラコ君もちょっと怒りましたが、殺されるほどの無礼ははたらいていません。寧ろ、あんたたちの方がとんでもなく無礼じゃないですか…。

二人組はすでに刃を抜いて戦闘モードです。戦闘回避はもともと無理な相手だったのかもしれません。シャドーシーフの手先だったりして、先ざき揉めないかとも思いましたが、こちらに瑕疵もないので、これでトラブルに巻き込まれたら仕方ないと腹をくくり、応戦することにします。

前衛は接近戦に持ち込み、後衛は弓やスリングで攻撃します。後衛たちの支援があり、あっという間に体力が削られていきます。ほとんど被害なく、2人を倒してしまいました。

それにしても、さすがスラム地区、治安の悪さは半端ないっす。うろうろして、また犯罪に巻き込まれるのも嫌なので、さっさとコパーコロネットに入りましょう。

やっとコパーコロネット潜入!

悪徳の店コパーコロネットに入ります。店内は薄暗いです。しかも、この店の闇の深さを示すように、身なりの良い金持ちから、荒くれ者までいろんなタイプの人間が集まっていそうです。

ガラコたちがここに来たのは、ナリアという女性から仕事を紹介してもらう、もしくは、イモエンの行方に関する情報を手に入れるためです。

早速、近くの人間から話を聞いて回りましょう。ただし、物騒な地区であることは既に証明されているので、いつにも増して気をつけていきましょう。

賭け喧嘩!

しかし、トラブルの方から近づいてくるようです。ガラコたちが歩いていると、これまた難癖をつけてくる奴がいます。

アマラス「オイ!坊やを見てみろ。冒険家のようだぜ。あんたは強いとでもいうのかい?」

同じようなことがさっきあったばかりなので、今回はガラコ君も自重気味に対応します。

ガラコ

「どいてくれ。騒ぎを起こすつもりはないんだ。」

アマラス「もちろん、そうだとも。善良ぶって、なあ?森の中を跳ね回っている冒険者だもんなあ!」

いかにも馬鹿にした口調で、男はガラコを挑発します。さすがにガラコ君も少しきつめに言い返します。

ガラコ

「あんたにはうんざりだ。喧嘩をしたいなら買っても良いが、無事ではすまないぞ。」

アマラス「オイ!オイ!その挑戦は血を見ることになりそうだな。お前のことは怖くないぞ、坊や。どうだい?戦うのか?」

ガラコ

「いいだろう。戦いを望むなら、逃げはしないよ。」

あーあ、売り言葉に買い言葉、喧嘩になっちゃいました。しかし、ガラコ君は、既にレベル8の熟練のファイターです。そこら辺のチンピラに負けることはありません。

アマラス「聞いたか、お前ら?奴が戦いたいってよ!」

そういうと、彼の取り巻き連中がそれに応えます。

取り巻き連中「彼が賢いって奴ぁいねぇなぁ、え?」

取り巻き連中「そうだ!あんたが一番だぜ、アマラス!」

エアリー

「ねえ、ガラコ。これは本当に必要なの?無視できないの?」

優しいエアリーは戦うべきではないと否定的です。ガラコも元々は戦いたくはないですが、もう互いにとまりません。

アマラス「よかろう!おい、サーリィ!戦いのためのゴールドを持っているぞ。そうだとも、あちらさんもな!」

男は奥にいる店員に声をかけます。

サーリィ「ハッ、大声を出すんじゃない。よし、よし、ピットをあんたに用意しよう…。」

二人はリングの中に入れられ、一対一のタイマンでの勝負となります。どうやら金の絡んだ賭け勝負になっているようです。

タイマンの喧嘩をふっかけてくるだけあって、相手はまあまあ強かったですが、さすがにガラコは負けません。決着がつくと、勝者のガラコはリングから出されます。

取り巻き連中「アマラスを殺したな!おっかあに何て言おうか?」

後味は悪いですが、アマラスはこれまで喧嘩をふっかけた相手を逆に殺していたのでしょうから、天罰でしょう。

ナリア発見!

タイマン勝負が終わると、店の奥からお嬢様っぽい女性が皆に声をかけながら近寄ってきます。

ナリア

「誰か、私のお願いを聞いてくれない?皆、助けてあげたじゃないの!これが私への恩返しなの?あなた方みたいな人をたくさん助けてあげたのよ!」

彼女はガラコを見つけると、ガラコに向かって話しかけます。

ナリア

「そこのあなた!雇い主を探しているの?傭兵でしょう?強くて優しそうだし、ちゃんと訓練を受けているみたいね。」

ガラコ

「力になれるかもしれないが、仲間を救うために金策をしているんだ。つまり、報酬がいくらか教えてくれないか。」

ナリア

「私が何も頼まないうちから、報酬を知りたいって言うの?お礼はするわ、でも急がないと。私の領土が荒らされていないとも限らないわ。助けてくれる?」

( ゚∀゚)・∵. グハッ!! お金がなくてせっかちさんになってました。確かに頼まれる前から報酬の話をしたのは失敗ですね。レディに指摘され、ショックです。恥ずかしい…。

ガラコ

「そうだな。助けよう。でも、何が起きてるか詳しく知りたい。敵は何者で、なぜあんた達を狙うんだ?」

ナリア

「時間がないの!敵が中に侵入していないことを祈るしかないのよ。もし奴らが…。中庭まで入り込んできたら、さらに困難なことになるわ。でも、いい方法があるの。気付かれずに忍び込むことができるかもしれないわ。父が無事だといいけれど。父はあそこを離れようとはしないでしょうから。」

ナリアを悩ませている事態はかなり切羽詰っているみたいです。

ナリア

「一緒に行かない?数週間スラムを回ったことがあるし、鍵を開けるのは得意よ。自分の領地から抜け出すために3つも鍵をこじ開けているから。誰にも気付かれずに、貧しい人々に施しを与えるにはそうするしかなかったの。貧しい人たちにもプライドはあるし、私も彼らといるところを見られるといけないから。」

かなり上から目線の物言いですね。しかし、本人は悪気がある訳ではないようです。単なる世間知らずなお嬢様なのでしょう。

それにしても、事件を解決するにあたって、情報が少なすぎます。こりゃ、彼女に一緒に来てもらうしかないですな。幸い、現在の5名パーティなので、もう1名枠があります。

ガラコ

「よし、俺たちの仲間になって一緒に来るといい。あんたなら役に立ってくれそうだ。」

ナリア

「嬉しい!私の領地の場所を、地図に印をつけておくわ。」

ガラコ

「ただ、僕の本当の目的は友人を助けることなんだ。それはわかっておいて欲しい。」

ナリア

「あなたの友人に助けが必要なら、もちろん私も喜んで手伝うわ。でも、その前に、私の家族を助けて欲しいの。私が望むのはそれだけよ!」

そう言うと、ナリアはパーティの仲間になります。ナリアはレベル9のシーフ/メイジです。

本人が鍵開けは上手と言っていたシーフレベルは4と思いの外低いですね。しかし、メイジが増えたので、少なくとも戦力アップにはなっているでしょう。共に頑張っていきましょう。

今回はここまで。

それにしても、今作もイベントが恐ろしいほど発生しますし、パーティ内部でのキャラクター同士の会話が増えています。パーティの構成メンバーによって、内部の会話は随分雰囲気が違ったりするんじゃないかと思います。自分だけの物語を体験している実感がより強くなっているのではないでしょうか。

次回は、引き続き、コパーコロネットで情報収集し、ナリアの故郷を助けに向かいましょう。

では。