Baldur’s Gate 2 EE(バルダーズ・ゲート2EE)SoA攻略記(その10)

こんにちは、ゆうじんです。

お待たせしましたバルダーズゲート2EEの攻略記その10です。

前回のプレイでは、ナリア令嬢の故郷デアルニス・キープを占拠したトロールたちを撃退し、キープを解放しました。しかし、あと一歩のところでナリアの父デアルニス卿は残念ながら助けることができませんでした。

●主人公ガラコ:人間。邪神バールの子供の一人だが、優しさを無くさない好青年。魔法を許可なく使い、カウルド・ウィザードに捕まった幼馴染イモエンを探している。デアルニス・キープの新領主でもある。
ミンスク:人間。新たにエアリーをウィッチにむかえた脳筋レンジャー直球な性格だが、ハムスターのペット「ブー」を愛する優しい一面も。
ジャヘイラ:ハーフエルフ。夫カリードをイレニカスに殺されたハーパーズのドルイド未亡人。昔の仕事で恨みを買って呪われたが、今は回復。
ヨシモ:人間。独特な口調とイントネーションで、強烈なインパクトを醸し出すエセ忍者。意外にパーティ一番の常識人。
エアリー:有翼エルフのメイジ/クレリック。奴隷生活で翼を切断されるも、汚れのない無垢な女の子。卑怯なまでの設定にやられる人が続出。
ナリア:人間。デアルニス家現当主のシーフ/メイジ。根は良い娘だが、世間知らずのお嬢様。父をモンスターに殺され、人生の厳しさに直面中。

そして、危機に直面したデアルニス家を助け、デアルニス・キープを無事に守るため、ナリアからの頼みで、なんとガラコはデアルニス・キープの新領主となることになりました。

今回は、やっと貯まった組織への口利き料をゲイランに渡して、イモエン救出を進めましょう。

では、はじまり〜、はじまり〜。

※なお、文中のキャラクターの発言・行動は、ゲーム内での会話や行動をそのまま使っている以外に、筆者が脳内補完して追加している部分がありますので、ご容赦ください。

※キャラ画像はブリリアントサービスさんの「星宝転生ジュエルセイバー フリーコンテンツ」を利用させていただいています。

毎度寝不足です…

ゲイランに口利き料を渡しに行く前に、デアルニス・キープでの戦いの傷を癒そうと、まずは宿に泊まります。すると、またガラコは悪夢をみます。前回と同じくイレニカスが出てきて、ガラコに秘められた力を受け入れるよう、説得してきます。

イレニカス

「お前は生まれ備わった内なる力を使おうとせず、人の子として歩んでいる。そのため、お前より遥かに劣る魔物より無力だ。お前にはどんな魔物をも寄せ付けない力があるのだ。お前の血に流れる力を受け入れるのだ。」

イレニカスはガラコを説得するため、人間のままのガラコがモンスターに倒される様子を繰り返し見せてきます。

そして、ガラコが能力を受け入れれば、魔物たちを蹴散らせると説いてきます。これを何回も繰り返されます。

ショ━(。´-ω-`。)━ ボォォォン

毎度ながら寝不足になりますよ。翌朝を迎えたガラコは、何も知らないヨシモに声をかけられます。

ヨシモ

「ガラコ、どうして冒険することになったのか、教えて欲しいネ!冒険では死ぬこともあり得るネ。」

ガラコ

「冒険に出るより、仕方なかったんだ。俺の養父は殺されたんだ。俺はたった1人残され、家と呼べる場所もなくなり、旅に出ることになったんだ。」

ヨシモはこれまでの旅の中で、言葉遣いとは別のレベルで信用に足る人物だと思うので、眠いながら、前作で経験したことを正直に打ち明けます。

ヨシモ

「あんたの養父を殺した男について詳しく教えて欲しいネ」

ガラコ

「名前はサレヴォクだ。彼は我が父の力に取り憑かれていて、私にそれを受け継がせない為に殺そうと考えたんだ。」

ヨシモ

「あんたの父親は一体誰なのネ?」

ガラコ

「話しても信じてもらえないさ。俺の父は今は亡き神バールなんだ。彼は自分の死を予感して、この地に子孫を残した。子供は俺が知っている限り、サレヴォクと俺の2人だけさ。」

ヨシモ

「バール?殺戮の神だよネ?デモ、子供は他にいるかもしれないネ?」

ガラコ

「ああ、いるかもしれないな。ま、その数はバールしか知らないだろうが。」

前作のエンディングで示されたのを見る限り、確かにバールの子供は他にもいると示唆されていたと思います。

ヨシモ

「すごく興味深いネ。考えてみるべきことヨ。教えてくれて、アリガトウ。」

ヨシモはガラコの話を信じたようです。いやいや、普通こんな話、すんなり信じないでしょう。何か、ヨシモもバールの子供のことで知っていることがあるのでしょうか。今はわからないので悩むのはやめましょう。

口利き料を支払いに

ゲイランに口利き料を払うため、ガラコたちはこれまでの仕事で貯めた2万ゴールドを持って、アスカトラのスラム地区に戻ります。

しかし、スラム地区に戻ると、いきなり女が声をかけてきます。

ヴァレン「あなたが今から取引しようとしている相手は信用ならないわ。私の女主人と会って話を聞くべきよ。興味があるなら、グライブヤード地区に入り口に夜にきて。ただし、夜になったら地下や建物の中には入らないで。

そういうと、その女性、ヴァレンは去っていきます。信用ならない取引相手というのは、もちろんゲイランのことでしょう。

うーん、どうしましょうか。ガラコが悩んでいると、ゲイランの甥っ子ブラス君が見計らったかのように話しかけてきます。

ブラス「あんたたちとまた会うとは思っていなかったが、ゲイランおじさんに頼まれたんだ。おじさんは、あんたたちが騙されて早まった判断をしないようにすぐ会いたいってさ。今なら取引条件も甘くするぞだって。」

ゲイランには以前仕事を紹介してもらっており、そんなに悪い相手だとは思えません。それに、取引条件を甘くしてくれるのは、裏がある可能性もありますが、金欠気味のガラコ君には魅力的な提案です。

とにかく、ゲイランと話をしてから考えましょう。すぐにゲイランの隠れ家に向かいます。

ゲイラン「クゥー!今なら15000ゴールドで構わん、格安だぞ。これがギリギリの金額だ。どうだい。」

うーん、悩みますが、これまで多少なりともサポートしてくれたゲイランを信じることにしましょう。ガラコたちは即金で15000ゴールドを支払います。

ゲイラン「よし。それならもう言ってもいいだろう。シャドウマスターのアラン・リンヴェイルのところに行きな。この鍵があればシャドウマスターの元へ行ける。シャドウ・シーフのギルドはドック地区の北西にあるオレンジ色のレンガの家だ。その1階で隠し扉を探しな。」

そういうと、ゲイランはガラコたちにシャドウ・シーフの地下室の鍵を渡してくれます。

イモエンを救出する手助けをしてくれる組織って、やっぱりシャドウ・シーフのギルドだったんですね。まあ、カウルド・ウィザードたちに対抗できる組織はそうないので仕方ないでしょう。

ヨシモ

「アラン・リンヴェイルはこの町のシャドウ・シーフの真の実力者ヨ。つまり、フェイルーンでも並外れた権力者ということネ。ここは慎重に行くべきヨ。」

裏稼業に詳しいヨシモが、アランの実力を保証してくれます。アドバイス通り、慎重に行きましょう。

ゲイランに口利き料を支払ったところで3章に突入します。

スペルホールドでの反抗!!

3章に突入すると、いきなりオートでイベントが発生します。どうやら、イモエンやイレニカスが捕らえられた幽閉所スペルホールドのようです。

男A「今度連れてこられた娘、結構可愛いじゃないか。」

男B「ああ、チャームの呪文の練習台にしたいものだな。」

最近入ってきた娘とは、イモエンのことでしょう。男たちは俗な会話をしています。しかし、イモエンがゲーム内で“可愛い”描写されるのはちょっぴりうれしいかも。そこの3人目の男が駆け込んできます。

男C「そこの2人!新入りのあやつが…逃げ出したぞ!!」

男たちがあたふたしているうちに、逃げ出したイレニカスが現れます。

イレニカス

「私を閉じ込めることなどできぬ。私を制することなどできぬわ。身をもって知るが良い、愚か者どもが!」

そういうと、イレニカスと男たちの間で激しい魔法合戦が繰り広げられますが、男たちはイレニカスに歯が立ちません。3人ともやられてしまいます。

その後、イレニカスはイモエンの閉じ込められている独房に近づき、牢の扉を開けます。

イレニカス

「お待たせてしまったな。これから忙しくなるのだよ。」

イモエン

「な、何をするつもりなの?」

イモエンは危険を感じて身構えます。

イレニカス

「心配するな、ガラコにするようなことはしない。」

ここでオートイベントは終わります。何がイモエンに起こるのでしょうか。気になります。

シャドウ・シーフの実力者

とにかく、ガラコたちはイモエン救出の力を借りるため、ドック地区のシャドウ・シーフの実力者アラン・リンヴェイルに会いに行きましょう。

ドック地区に移動し、シャドウ・シーフのギルドの建物に入ります。地区の北西にある建物で、壁はオレンジ色と特徴的です。

中に入り、一階の北東の壁を調べると、隠し扉になっています。隠し扉を鍵を使って開けて、地下に降りて行きます。ここからが、シャドウ・シーフのギルドの本拠地です。

地下に降りると、シャドウ・シーフを訓練する場所や、牢屋や拷問部屋など、裏稼業らしい場所がたくさんあります。正直おっかないです。

あまり深く関わりすぎるのは避けた方が良いでしょう。急いで、アランを探します。アランの部屋への通路は、隠し扉になっていましたが、ガラコたちはそれを見つけてアランに面会します。

アラン・リンヴェイル「よくきたな。会うのを楽しみにしていたところだ。私がアラン・リンヴェイルだ。仕事の取引をしたいんだ。」

ゲイランが一応は話を通してくれているようで、アランはガラコのことを知っています。が、こっちは悠長にしている時間はありませんし、すでにお金も支払っています。

ガラコ

「支払いは済ませている。こちらの頼みを聞いてほしい。」

アラン・リンヴェイル「勘違いさせたなら申し訳ない。君らからもらったものは有効に活用させてもらっている。しかし、その効果が出るのには時間がかかるのだ。それに、いただいたお金に見あうものは渡そう。魔法のアイテムだ。それをやろう。」

お金を騙し取られたかと心配しましたが、一応、マジックアイテムをくれるようです。騙されているわけではなさそうですが、何やら時間がかかるとのこと。

ジャヘイラ

「私たちの一番の関心事を後回しにするのはやめて。私たちには助けを待つ友も、復讐を果たそうとしている友もいるのよ。」

ジャヘイラの言う通り、ガラコたちは一刻も早くイモエン救出、イレニカスへの復讐を果たしたいのです。なんとかならないでしょうか。

アラン・リンヴェイル「イモエンを追いたいのはわかる。しかし、関係者への金のやり取りには時間がかかるんだ。」

ガラコ

「時間がかかるのは困るんだ。何か問題があるのか?」

少しでも早く進めることができないか、アランに聞いてみます。

アラン・リンヴェイル「順調ではあるんだが、お前にいくつか頼みたいことがあるんだ。実は、ギルドの争いによってバタバタしていてね。なかなか先に進めにくいんだよ。」

どうやらイモエンの救出を進めるために、頼みをいくつか聞いてやらないといけなさそうです。口利き料を払ったガラコが、ついでにそれをやる義理はないのですが、イモエン救出が遅れるのは、双方のためになりません。イモエン救出を早く進めるためにも、シャドウ・シーフに恩を売っておくためにも、頼みを聞くことにしましょう。

アラン・リンヴェイル「実は波止場で奇妙なことが起きているんだ。私の荷と手下が次々と消えていく。弱っているんだ。お前なら心強い。波止場で荷の守りを手伝ってくれないか。夜に守衛長のムークという女がいる。彼女に会ってくれ。そして何かあったら俺に報告してくれ。」

ガラコ

「わかった、手伝おう。後で約束を守ってくれよ。」

アランの頼みを引き受けたガラコですが、裏稼業のヨシモが冷静に、注意を促します。

ヨシモ

「こんな事してて役にたつのか望み薄ネ。それにシャドウ・シーフに加わるのは…間違いヨ。厄介ごとになるネ。」

ガラコ

「かもね。でも、イモエンを助ける手助けをしてもらえるなら、彼らの賭けてみようと思うんだ。何か気になることがあるのか?」

ヨシモ

「我々は多分、関わってはいけない事に関わろうとしているんじゃないかネ?でも、気にしないでヨ。考え事をしているだけネ。お前の思う通りにするヨ。」

ヨシモ、君の心配はもっともです。十分注意していきます。

波止場にて…

アランに聞いた通り、夜の波止場に向かいます。波止場には、荷物の見張り役のムークがいます。

ムーク「あんたがガラコだろ。アランが寄越すって言ってたよ。助っ人はありがたいぜ、そこそこ名の知れた冒険者らしいじゃないか。」

ムークに何か奇妙な事がなかったかと聞くと、怪しい男が何度も船荷の様子を見にきていたと言います。

ムーク「次にその怪しい男を見つけたら、船荷を見ておいてちょうだい。私が手がかりを探しにくいよ。」

ガラコたちはムークの提案を受けます。しばらくすると、その怪しい男が現れます。ムークは計画通り、男の様子を見るために声をかけます。

ムーク「あら、こんばんわ!散歩するにはもってこいの夜ね!」

しかし、男はムークに向けて名を呼びかけます。

ラッサル「ムーク… お前を探していたぞ!」

ムーク「私の名前を知っている!?あんたは一体誰?何が目的なの!来て、ガラコ、こいつは!!」

ムークの叫び声とともに、男はディスインテグレイト(分解)の呪文を唱えます。男が放った緑色の光線に当たったムークは、塵に分解され、一瞬で殺されてしまいます。

そしていきなり男はガラコたちに襲いかかり、戦闘開始です。男は尋常ではないスピードの身のこなしです。あっという間に、ガラコの懐に入って来て攻撃をして来ます。

なかなか強い相手ですが、多勢に無勢。こうなることもあろうかと準備を整えていた一行の攻撃が次々と当たります。

ラッサル「身の程知らずめ!この借りはいずれ返すぞ!」

そう言うと、男はガラコたちの目の前で霧に変わり、呪いの言葉を吐きながら逃げようとします。

霧に向けて、ガラコたちは切りつけたり、射掛けるなど攻撃をしますが、全く効きません。霧はそのまま消え去り、逃げられてしまいます。

アランに報告だ!

一連の出来事をアランに報告に戻ります。

ガラコ

「ムークは殺された!単なる失踪ではない、お前の話よりも危険だったぞ。」

アラン・リンヴェイル「恐れていた事が起きた。我々と抗争している組織があるんだが、奴らは俺たちの行動をなぜか見抜いている。おそらく、こちらに裏切り者がいるんだ。もう相手方に寝返る者を出させないぞ。」

どうやらムークが荷番で、船荷が波止場にあることも、情報が筒抜けだったようです。アランは裏切り者をこれ以上発生させないため、対応を取りたいとのこと。

アラン・リンヴェイル「我々の仲間のジャイロスとカエハンが敵に寝返ろうとしているらしいんだ。奴らはブリッジ地区のファイブ・フランゴ亭の酒場の2階で相手側の人間と落ち合うことになっているらしいんだ。そこに行って、お前たちも寝返るふりをしてほしい。敵の本拠地の場所を突き止めたいんだ。本拠地の場所がわかったら教えてくれ。」

ヨシモ

「ほら、厄介な事になりそうネ、ガラコ。」

m(_ _)m 申し訳ないです。

確かにヨシモの言う通り、どんどん深みに入っていく気がします。しかし、毒を食らわば皿までです。最後まで行くしかありません。アランが自ギルドの内部のゴタゴタから解放されれば、イモエン救出に本腰をいれられるはずです。

さあ、今回はここまで。

次回は、アランの言う通り、ブリッジ地区に行き、敵対する組織の本拠地を探りに行きましょう。

では。