Pillars of Eternity(ピラーズ・オブ・エタニティ)攻略記(その10)

こんにちは、ゆうじんです。

お待たせしましたピラーズ・オブ・エタニティ攻略記その10です。

“暗き鍵”の女神官に見せられたヴィジョンに従って、自分を調停者にした男を探すアベル一行。前回、暗き鍵の密使がいるというサニタリウムに潜入し調査を行いました。

  ●主人公アベル:人間、ファイターの傭兵。童顔を隠すため髭面。知らない間に他人の魂の記憶を見ることができる“調停者”となり、苦悩する。
エディール:人間、ファイター。兄がヴェイドウェン側について死んだ背景を知るために、アベル一行に同行。見た目はちょいワル親父。
サガニ:ボレアル・ドワーフの女性レンジャー。長老の生まれ変わりを探す使命を受けて5年も旅を続ける。こう見えて人妻で子持ち。
カナ:アーマウア、チャンター。見た目と違って、実は学者。カエド・ヌアの地下にあるという“徳義の書”を探すため、アベルの仲間となる。
デュランス:人間、プリースト。アベルを調停者と見抜いた狂気的なマグラン神官。しかして、その実体は爆弾ゴッドハンマーの製作者の一人。
アロス:エルフのウィザード。覚醒した女性の魂アイゼルマイルが体に同居している。どうやらアロスがピンチになると別人格が現れる様子。

調査を進める途中、魂を研究する専門家にアロスの悩みを相談することができましたが、それも抜本的な解決には至らず、アロスがピンチに陥ったり、悲観的になった時に、別人格のアイゼルマイルが出現するということだけわかりました。

そして、アベルたちがサニタリウムの調査を進めると、最近、病棟の患者たちが興奮しやすくなっているという情報が手に入ります。“暗き鍵”の活動が関係している可能性が高いため、患者の責任者であるカエドマン・アゾ先生に話を聞くことになります。

しかし、カエドマン・アゾ先生は病棟にこもっており、なかなか出て来ないため、アベルたちは病棟に入る許可を看守長にもらいます。今回は、病棟でカエドマン・アゾ先生を探し、話を聞きましょう。

では、はじまり〜、はじまり〜。

※本攻略記はネタバレありのプレイ日記ですので、未プレイの方はご注意ください。また、文中のキャラクターの発言・行動は、ゲーム内での会話や行動をそのまま使っている以外に、筆者が脳内補完している部分がありますので、ご容赦ください。

恐ろしい病棟に潜入!

サニタリウムの病棟に入る許可を得たアベル一行は、地下にいる衛兵に通してもらい、病棟に入ります。

衛兵「看守長から許可が出ている。中では気をつけろ。」

ハイ(^-^)/了解です〜。気を引き締めて、病棟に中に入ります。

病棟の中は、薄暗く、気味が悪い感じです。しかも、患者だけではなく、そこかしこに“理科室にある標本骨格”のような見た目の生き物(フレッシュゴーレム?)が立っています(名前は“生肉のコンストラクト”とのこと)。恐ろしすぎるぅ。ま、とっととカエドマン・アゾ先生を探しましょう。

病棟に入ってすぐの大きな部屋の中央に、腰が曲がり、身体が前に倒れた女性患者が立っています。脂ぎった髪の毛は蔦のように目の上にまで垂れ下がり、アベルたちが近づくと笑いかけます。

患者フレイヨール「誰かを訪問しに来たんだね。」

アベル

「アニマンサーのアゾを知らないか?」

アベルはこの病棟に来た理由、アゾについて聞きます。

患者フレイヨール「ああ、アゾ先生ね。彼のことは好きよ、アニマンサーの多くは患者のことなんてまるで実験のための虫扱いよ。でも、アゾ先生は私たちのことを人として扱ってくれる。彼は人のために頑張っていると思うわ。」

なるほど、患者にここまで言われるなんて、アゾ先生はとてもいい先生のようですね。

患者フレイヨール「アゾ先生は、私が私自身を理解する手助けをしてくれた。そして、他の人にも同じように接していた。だから、彼らがアゾ先生にしたことがとても残念ね。彼は隠しているけど、でもそれで凄く影響を受けたみたい。」

彼らがしたこと!?なんのことでしょうか?

アベル

「アゾに何があったんだ?」

すると、フレイヨールは囁くような低い声で話し始めます。

患者フレイヨール「あまり話したくはないんだけどね。彼の治療法は、魂の代わりに代用品として、霊体そのものからエネルギーを吸収する機械を使っていたの。それで、アゾ先生はクッパーレーンで研究を公開しようとしていた。でも、その次の日から彼はオフィスにこもりだし、患者も診なくなった。何があったかわからないよ。」

研究結果を公表しようとした矢先に、急に人を遠ざけてこもりだしたようですが、理由はよくわかりません。“暗き鍵”はそういう研究結果を葬りたい組織なので、ひょっとすると、アゾ先生に接触して何かあったのかもしれません。先読みや深読みはいけませんので、とにかく直接、アゾ先生に会って確かめましょう。

アベル

「アゾの居場所に心当たりはあるか?」

患者フレイヨール「研究室は見たかい?彼の執務室とは壁続きなのよ。最近、ほとんどの時間を研究室で過ごしているよ。それと、北病棟の患者が、アゾ先生の新しい治療に参加するために研究室に連れていかれているよ。特にグラムは何度も連れて行かれてい3たね。すごく抵抗していたけど。

なるほど、アゾは研究室にいるようです。それと、看守長によれば、今はアゾには実験の許可がないはずなのに、嫌がる患者にも無理やり新しい治療を行なっているとのこと。うーん、解せません。これも本人に直接問いただしましょう。

カエドマン・アゾの研究室

教わった通り、カエドマン・アゾの研究室に行くと、そこには実験装置が並べられており、会いたかったアゾ先生本人がいます。

カエドマン・アゾ「これは一体、どういうことだ。病棟には勝手に入れんはずだが。」

アベル

「看守長エタルモーアに許可をもらった。それよりエタルモーアによれば、お前は現在、実験する権限がなかったと思うが。」

カエドマン・アゾ「そうだが、エタルモーアは石像に魂を封じて以来、まともな判断ができていないのだ。彼のいうことに従っていては、我々は無知なまま進歩もない。」

んん、アゾ先生、患者からの高評価の割に、確信犯で研究を強引に進めていたようです。。。

アベル

「進歩が必要かもしれないが、他の者を犠牲にすることのない方法もあるのではないか?」

あの患者からの評価と、目の前にいるアゾ先生の話ぶりは同一人物とは思えません。アベルは自分自身で判断すべく、質問をしてみます。

カエドマン・アゾ「どうせ無駄な生命だ。だが、アニマンシーを進歩させることはできる。我々は魂の秘密を理解するまであと一歩というところまで来ているのだ。我々が使命を果たせば、この手で実現できるのだ。誰がヴェイドウェンの遺物を解決する?教会か?アニマンサーに決まっている。それ以外のものはあてにならん。」

アベルの独断と偏見になりますが、この倫理観の欠如はマッドサイエンティスト確定ですね。では、もう少し痛いところを突いてみましょう。

アベル

「あなたは嫌がる患者に実験を強要してたらしいじゃないか。患者から聞いたぞ。」

カエドマン・アゾ「そんなに言うなら、直接、北病棟の患者に確認すればいい。あそこは訳あって隔離されている患者ばかりだ。話をしても意味があるとは思えんがな。」

アゾは、アベルの質問に激したのか「そこまで言うなら北病棟を調べても良い」と北病棟への鍵を渡してくれます。

アゾの実験と“暗き鍵”が関係しているかどうかもわかりませんが、操作できる範囲が広がったのはありがたいです。隔離病棟である北病棟へ行ってみましょう。

北の隔離病棟へ

北の病棟へ向かうと、さすがに隔離病棟だけあって、厳重に鍵がかけられています。アゾに渡された鍵を使って扉を開きます。

サガニ

「なんだか緊張するな。」

(((( ;゚Д゚)))ブルブル 確かにちょっとドキドキしますね。気を引き締めて中に入ります。

北病棟では患者はそれぞれの個室に入れられています。重症な患者たちのようで、ブツブツと独り言を言ったりしています。

それでは患者たちの様子を扉越しに一人ずつ見ていきましょう。

グラムの見たものは…

それぞれの部屋を調べると、カエドマン・アゾに実験されていたグラムを扉越しに発見します。アベルたちが扉に近づくと、グラムは独房の隅へ逃げ、奇妙な叫び声をあげます。とても怯えているようです。

アベル

「怖がらなくていい、質問があるだけなんだ。」

すると、グラムは叫ぶのをやめ、ぼんやりとアベルを見つめます。こちらの話を理解できているかどうかわかりませんが、混乱は収まったようです。グラムは何かを喋ろうとしますが、言葉がとても不明瞭な発音で聞き取れません。。。

デュランス

「アニマンシーが生んだ結果だ。魂を変形させるなどいかなる拷問よりも残酷なことだ。」

デュランスは不快感をあらわにします。アベルも同様の気持ちですが、このサニタリウムで何が起こっているか真実を知る必要があります。質問を続けましょう。

アベル

「お前はカエドマン・アゾから治療を受けていたと聞いたが?」

すると、グラムは意志のなさそうな視線のままですが、アベルたちのいる扉の方へ寄ってきます。アベルは、グラムの魂の様子を感じることができます。まるで、魂を人工的にえぐられたようです。アベルはさらに意識を集中して、グラムの魂を覗き込みます。

すると、グラムはやはりアゾに無理やり実験をされていたことがわかります。アゾは申し訳なく思ってはいましたが、研究を制限されたため、隠れて実験をしていたのでした。その結果、グラムは魂を内側から傷つけられてしまったようです。

さらに、グラムの記憶を探ると、北病棟の北側にいる少年が奇妙な行動をしていたこともわかりました。

グラムからはそれ以上の情報はわかりません。では、その少年に会いにいきましょう。

憑依された少年!!

隔離病棟の北の突き当たりには、ひときわ大きな独房があります。そして独房の中央で、少年の患者が立っています。その顔には意志が感じられず、ぼーっとしています。

扉越しでも少年の魂をみることができそうです。グリムの時と同じですが、重度の患者なので直接話すよりも、魂をみる方が正しく理解できるでしょう。

アベル

「よし、少年の魂をみてみよう。」

アベルは意識を集中し、少年の魂に近づきます。

アベルは少年の魂がとても歪んでおり、まるで“何か”に寄生されて魂を乗っ取られているような感じを受けます。

そして、アベルはこの少年に取り付いている“何か”が、自分を調停者にした男ということに気づきます。男は、弱った魂をもつ者に取り付き、相手をコントロールできるようです。そして、その力を使って、カエドマン・アゾの患者に取り付き、実験を失敗させ、アゾに実験をさせないようにしたこともわかります。おそらく、魂に関する研究が進むのを邪魔したのでしょう。

アベルが少年の魂をみていると、不意に、現実の世界に引き戻されます。少年がアベルを見つめていますが、その視線は少年のものではありません。例の男の視線です。

少年に取り憑いた男「調停者よ」

アベルは驚きますが、意を決してこちらの願いを伝えます。

アベル

「お前が私を調停者にした者か?頼む、元に戻してくれ!」

少年に取り憑いた男「お前を知っているぞ。お前は答えを欲している。私ならお前を解放できる!」

そういうと、少年の体から紫色の光が飛び出してきます。

その光は病棟の中を駆け巡り、病棟の中にいる標本骨格のような生き物(フレッシュゴーレム?)や、患者に次々と取り憑いていきます。

( ゚д゚)ンマッ、嫌な予感がするよん。その予感は的中し、紫の光に取り憑かれた者たちが大挙して襲いかかってきます。先ほどの紫の光は、憑依できる男の仕業だったようです。患者にもフレッシュゴーレムにも罪はないのですが、仕方なく応戦します。

あまりの展開に驚きますが、なんとかアベルたちは襲ってきた患者たちを全員倒します。

とりあえず、アゾの元へ

かわいそうに少年も倒れたまま起き上がらず、襲ってきた患者たちとも話せません。とりあえず、アゾの元へ戻りましょう。

しかし、病棟にいた患者たちが全て憑依されてしまったようで、アゾの元へ戻る途中も戦いを余儀無くされます。

これまた退けながら進みます。

そして、カエドマン・アゾの研究室に戻ると、アゾは憑依はされておらず無事です。アゾもこの事態に驚いています。

カエドマン・アゾ「おい、お前たちは一体何をしたんだ?」

アベル

「俺たちは何もしていない。それより、お前はやはり患者の意志に反して、魂を切り刻む実験を繰り返しているな。この目で見たぞ。」

患者グラムに無理矢理していた非道な実験について指摘すると、アゾは蒼白になります。

カエドマン・アゾ「誰もここまで遺物に近づけた者はない。もう少し資金と期間があれば、遺物の問題を解決することができる。あの虚ろな赤子たちをまともな人間に変えることができるのだぞ。頼む、看守長エタルモーアにうまく言ってくれないか。」

アゾはアベルに真実を暴露しないように懇願してきます。しかし、患者の意志を無視した強制的な実験は認められません。

アベル

「全てを暴露させてもらう。」

すると、アゾは開き直ります。

カエドマン・アゾ「ならば邪魔させてなるものか!」

そういうと、アゾはアベルたちに襲いかかってきます。アニマンサーとしてどれほどの力があるのかと身構えますが、1対6でもあり、意外に大したことはありません。前衛の打撃に倒れたところを集中攻撃してあっという間に決着がつきます。そして、アゾの遺体を探すと、患者の記録や研究日誌などが手に入りました。

看守長に報告だ!!

魂に憑依した男のせいで、地下では患者やフレッシュゴーレム?が暴れる地獄絵図となります。そのため、地下の研究室にいた他のアニマンサーたちも逃げていきます。

アベル

「下で何が起きているか、看守長に報告せねば」

この状況を看守長エタルモーアに報告に行きましょう。1階に戻ると、下での騒ぎを察知した看守長が慌てています。

看守長エタルモーア「下で一体何があったのだ?説明しなさい。」

アベル

「アゾの患者は何者かに憑依されていたんだ。」

アベルは地下で起こったことを看守長に伝えます。

看守長エタルモーア「感謝するぞ、お前がさらに無実の者の命が奪われる前に解決してくれて助かったぞ。また醜い騒ぎを起こすところだった。だが、アゾほど才能のあるものは少ない。彼を亡くしたのはアニマンシーの進歩にとって大きな損失だ。」

エタルモーアは感謝してくれますが、アゾと対決して倒さざるを得なかったことを聞くと落胆します。

んーん、振り返れば、結局、“暗き鍵”のあの男は、アゾの研究を潰し、目的を達成されてしまいました。これ以上、サニタリウムにいても仕方ないので、アベルたちはサニタリウムを後にします。また、別の手段で、あの男を追うことにしましょう。

レディー・ウェッブからの呼び出し

アベルたちがサニタリウムを出ると、男が近づいてきて声をかけてきます。

ダンリッド・ロウの使者「失礼、アベル殿にメッセージをお届けに参りました。ハドレット砦にてレディー・ウェッブが早急にお会いしたいと。」

( ゚д゚)レディー・ウェッブって誰? アベルはその名に聞き覚えがありませんが、エディールはどうやら知っているようです。

エディール

「レディー・ウェッブはなんでもお見通しという噂は、本当だったようだな。」

アベル

「レディー・ウェッブってのは誰だ?教えてくれ。」

アベルの質問に使者が答えます。

ダンリッド・ロウの使者「レディー・ウェッブはダンリッド・ロウの統主でございます。ただ、長い間、誰とも会ってはおられませんが。」

使者によると、ダンリッド・ロウというのはハドレッド砦を拠点にするサイファーの一団だそうです。その統主のレディー・ウェッブは高齢で部屋から一歩も出ずとも、配下のサイファーたちを通じて、周辺の情報をすべて把握しているそうな。

また厄介な組織に目をつけられた気がしますが、そのような組織の長からの呼び出しをほっておくのも得策ではないですし、サイファーたちを通じて“暗き鍵”の男の情報が得られるかもしれません。早速向かうようにしましょう。

今回はここまで。

では。