Baldur’s Gate 2 EE(バルダーズ・ゲート2EE)SoA攻略記(その25)【完】

こんにちは、ゆうじんです。

お待たせしましたバルダーズゲート2EEの攻略記その25です。今回は、シャドウ・オブ・アムン編の完結編になります。長かったような、短かったような複雑な心境です。

さて、前回、ガラコ達は、生命の樹のエネルギーを使って、神になろうとしていたイレニカスを退治しました。

●主人公ガラコ:人間。邪神バールの子の一人。イレニカスに魂の一部を奪われてしまう。バールの獣性の化身スレイヤーに変身可能。デアルニス・キープの新領主でもある。
ミンスク:人間。新たにエアリーをウィッチにむかえた脳筋レンジャー直球な性格だが、ハムスターのペット「ブー」を愛する優しい一面も。きんに君&あばれる君。
ジャヘイラ:ハーフエルフ。夫カリードをイレニカスに殺されたハーパーズのドルイド未亡人。夫の死を懸命に耐える反動で、泣き言を言い続けるエアリーと大喧嘩をしてしまう。
イモエン:人間、女。ガラコとともに育った幼馴染。しかし実は、ガラコと同じくバールの子。つまり異母妹。ボーディから魂を取り戻し、回復。ガラコを支え続けるけなげな娘。
エアリー:有翼エルフのメイジ/クレリック。奴隷生活で翼を切断されるも、汚れのない無垢な女の子。奴隷生活がたまにフラッシュバックし、感情の起伏が極めて激しい時がある。
ナリア:人間。デアルニス家現当主のシーフ/メイジ。世間知らずのお嬢様だったが、領地がモンスターに襲われ、父も殺される。苦難を経験し、大人に成長しつつある。

これでガラコの魂も戻り、解決解決と思いますが、魂は全く戻って来ません。それどころか、イレニカスは死しても魂を離さず、地獄に落ちたため、それに引っ張られ、なんとガラコたちも地獄に落ちてしまいます。

今回は、地獄でイレニカスを見つけ、ガラコの魂をきっちり取り戻すようにしましょう。

では、はじまり〜、はじまり〜。

※なお、文中のキャラクターの発言・行動は、ゲーム内での会話や行動をそのまま使っている以外に、筆者が脳内補完して追加している部分がありますので、ご容赦ください。

※キャラ画像はブリリアントサービスさんの「星宝転生ジュエルセイバー フリーコンテンツ」を利用させていただいています。

TOO YOUNG TO DIE!

ガラコたちは地獄に落ちましたが、気がつくと大きな扉の前に倒れていました。扉には5つの目ん玉がついており、その視線はガラコたちの姿を追いかけます。

この扉を通り抜けるためには、目ん玉の視線を避ける方法を見つけないといけないようです。

いずれにせよ、ここは今は通れないようなので、他の場所を探索します。

強欲の試練

周囲を探索していると、悪魔を見つけます。その悪魔は強欲の化身のようです。

強欲「バールの子よ。お前は、お前の魂を盗んだウィザードと繋がっている。まだ、互いに生きているわけでもなく、死んでいるわけでもない。決着をつけるには、バールの涙を集めて、お前の魂を探すのだ。その時、道は開かれるはずだ。」

どうやら、バールの涙というものを集めなければいけないようです。

強欲「バールの涙の一つはこの近くにある。しかし、それを持っているのは強力な奴だ。しかし、わしがそいつを倒すのにふさわしい剣をやろう。“ブラックレイザー”と言われる最強の剣だ。」

そして、言葉通り、強欲の悪魔はブラックレイザーをガラコにタダでくれます。

強欲の悪魔は、ガラコたちに剣を渡すと転移して消え去ります。単に剣をくれる悪魔など聞いたことがありません。裏があるかもしれないので、慎重に行きましょう。

しばらく進むと、悪魔が言っていた通り、バールの涙を守るジンがいました。

ブラックレイザーを渡して涙をもらうか、ブラックレイザーで殺して奪い取るかの選択を迫られます。ブラックレイザーさえ渡せば、互いに戦うことなく、涙を渡してくれるとのことです。

ガラコ

「俺がブラックレイザーを渡せば、バールの涙をくれるのだろう。剣を取れ、俺には不要だ。」

ガラコは無用な戦いは避けるべきと、ブラックレイザーと、バールの涙を交換します。

憤怒の試練

探索を続けると、今度は前作の敵だったサレヴォクの幽霊を見つけます。

レイス・サレヴォク「また会ったな、地獄で再会するとはふさわしいではないか。俺もお前の探している涙を持っているが、お前には渡さん。渡して欲しくば、お前の怒りを呼び出して、俺にぶつけてみろ。スレイヤーになるんだ!」

サレヴォクは、ガラコに怒りを出せと迫って来ます。スイレイヤーチェンジをして怒りを見せつけるという回答もあったのでしょうが、ガラコは無用な怒り、度を過ぎた怒りを意味なく出すようなことはありません。

ガラコ

「そんなことはしない!俺は悪になど負けない!」

ガラコはきっぱり答えます。すると、サレヴォクは怒り出し、戦闘になります。サレヴォクはそんなに強敵ではなく、あっさりガラコたちに倒されます。前作のラスボスだったので、拍子抜けです。

おそらくガラコが強くなり過ぎているのでしょう。そして、レイス・サレヴォクの遺体からバールの涙を回収します。

利己心の試練

次に探索を続けると、利己心の悪魔が現れ、ガラコに問うてきます。

利己心「何か一つ行動するたびに、その波紋は全体に広がる。他の者の運命を気にするも、しないもお前次第だ。左側の道を行けば、仲間は犠牲にならないがお前は傷つく。右側の道を行けば、お前は何も傷つかないが、仲間がどうなるかは知らん。」

そりゃ、ガラコは自分さえ良ければという考え方には立てません。性格だから仕方ありません。

自分も仲間も傷つかない第3の道はありませんかと聞きたいのですが、道は2本しかどうしても見つからないようです。仕方ないので、左側の道を進んで自分が傷つくことを選択します。

左側の道を進むと、なんと、HPが2ポイント減少し、デクスタリティも1ポイント減少します。ワオ、能力値が減少するのは、結構痛いです。

そして、悪魔は「自己犠牲の精神だな」とガラコを称え、バールの涙を渡してくれます。

恐怖の試練

引き続き、探索を続けると、今度は恐怖の悪魔が現れます。

恐怖「この先にはバールの涙があるが、そこに行くにはひどい恐怖に襲われるだろう。しかし、ここにニンフの皮膚でできたマントがある。これを羽織れば、恐怖にとらわれることはない。」

そして、悪魔はニンフの皮膚でできたマントを羽織るようにガラコに勧めてきます。

ガラコ

「そんな邪悪に満ちたものを使いたいとは思わん。」

皮をはがれたニンフのことを考えるとさすがに着れません。ガラコは何も着ずに部屋を通り抜けます。

そして、悪の保護を借りずに、自分の力で恐怖心と向き合い、無事にバールの涙を手に入れます。

高慢の試練

悪魔の試練が続きますが、最後に現れたのは高慢の悪魔でした。

高慢「お前は破壊の天才のはずだ、バールの子よ!この先の洞窟にいる化け物を倒して勝利を手にしてこい!」

高慢の悪魔は、詳しい説明はせず、とにかくこの先にいる化け物を倒せと言ってきます。

ガラコ

「お前のいう化け物とは一体どういう化け物なんだ。なぜ死に値するのだ。そんな理由では倒せない。」

ガラコは強力なファイターですが、意味のない殺人鬼ではありません。事情も知らないのに、相手を倒すことなんてできません。

すると、悪魔は「お前は偉大な行いができるにもかかわらず、高慢さがない」と称え、バールの涙を手に入れることができました。

最終決戦!!

バールの涙を5つ集めたガラコ一行は、アビスの扉の前に戻ります。そして、涙を使い、それぞれの目玉を塞ぎます。

目玉が閉じるごとに、これまでのガラコが地獄で選択した結果に応じて、パラメーターが変わります。

そして、扉が開くと、とうとう奥からイレニカスが現れます。

イレニカス

「さて、ついに決着をつける時がきたな。どちらももう逃げ隠れせずに。」

ガラコは逃げたことありませんが、そこはぐっと飲み込み黙ります。いずれにせよ、地獄以上の逃げ先はもうないでしょう。ここが最後の決戦になるのは間違いありません。

イレニカス

「お前を殺すのが楽しみだ。ガラコよ、ここで死ねばその存在が消えるのだ。」

ガラコ

「俺は自分の魂の深さを見てきたし、お前なんて恐れはしない。」

地獄での悪魔の選択をする中で、自分自身とも向き合う事となりました。自分自身を知ったガラコに恐れることはありません。

イレニカス

「さあ、始めよう。我々は互いにひかれてここに来た。しかし、どちらかがここで朽ち果てれば、残った方は復活できるかもしれない。」

ガラコ

「死のうが生きようが関係ない。俺は自分を取り戻す。俺の魂をお前に渡したりはしない!」

そしてガラコの仲間たちもそれぞれの思いをぶつけます。

ナリア

「ガラコは私たちの友達よ。彼を死なせはしないわ。」

エアリー

「私たちは友を助けにここに来た。お前に友はいるか。」

ジャヘイラ

「あなたは多くを奪った。今こそとどめを刺す時よ!」

ミンスク

「お前との戦いも飽きて来た。悪魔め、俺の剣を受けろ!」

イモエン

「これが最後の決戦よ、死ぬか勝つかしかないわ!」

イモエンの言葉を最後に、イレニカスは、仲間として強力な悪魔を召喚し、バロール2体、グラブレズ2体が現れます。そして、イレニカス自身がバールの力を使い、スレイヤーに変身して戦闘開始です。

前衛が攻撃し、魔法が飛び交い、回復し、攻撃し、サポートし、これまでの戦いで成長した全てをぶつけます。

魂の返却!

長い戦いでしたが、ついに最後の時が訪れます。スレイヤー化したイレニカスの背後をガラコがとり、渾身の一撃をくらわせます。

すると、スレイヤーの変身が解け、イレニカスの姿に戻ります。

そして、イレニカスは「くそくらえ、ガラコ!お前になぞ、負けぬ!」と捨て台詞を吐きます。

イレニカスは最後の力も使い果たし、魔法が使えません。「どうしたんだ?私の魔法が… ああ… 駄目だ…」

そして、次の瞬間、イレニカスとガラコの二人の体から、光の柱が立ち上ります。イレニカスに盗まれていたガラコの魂の一部が、ガラコの元へ戻ります。

イレニカスは「やめろ!やめてくれ!」と叫びますが、魂が元の場所へ戻るの防ぐ手立てはありません。ついに、イレニカスは消滅してしまいます。イレニカスとの決着がつきました。

そして画面が暗転し、ガラコたちは気を失います。

復活そして、大円団

ガラコたちが目を覚ますと、そこはサルダネッセラーのリリフェン寺院のようです。

エレシーム女王

「ああ… ついに意識を取り戻したのですね。もうあなたの魂を引き戻すのは不可能ではないかと思い始めていたところでした。」

ガラコ

「俺たちはどれくらいの間…?」

エレシーム女王

「死んでいたのは…2、3日です。本当に戻ってこれてよかった。あなたはサルダネッセラーのためによくやってくれました。生命の樹と私を救い、イレニカスの脅威を終わらせてくれたのです。あなたがいなければ、恐ろしいことになっていたでしょう。

エレシーム女王は心からガラコたちに感謝します。

エレシーム女王

「あなたの労に報い、感謝するため、ささやかな式典を行うことにしました。あなたはエルフの英雄です… すでに伝説にさえなりつつあります…。しかし、今はゆっくり休みなさい。あなたたちには何より休息が必要です。」

エレシーム女王は回復すれば、式典を行うといい、ガラコたちを休ませます。振り返れば、キャンドルキープを出たての頃は、狼にすら殺されかけていたガラコたちが、すでに伝説の英雄、半神に近い力まで成長しています。

次の場面、ガラコたちは体力を回復し、式典が行われています。場所は同じリリフェン寺院ですが、たくさんのエルフたちが集合しています。どうやら街で生き残った全てのエルフが集められたようです。

そこで、重々しくエレシーム女王が宣言します。

エレシーム女王

「サルダネッセラーへの襲撃を生き延びたあなた達は、女王の私のことをよく知っています。私とならぶこの英雄の本当の活躍を知るものは多くありません。この英雄は、街と生命の樹を救うために最も活躍してくれました。そして、その無欲の行動により、命を失いかけ、それ以上の物も。これだけの偉業に見合う報酬などありません。そこで我々からの永遠の感謝の印を、セルダリンのアミュレットを贈らせてください。」

ガラコ達は感謝の印として、セルダリンのアミュレットを贈られます。

エレシーム女王

「ジョネルスは追放者イレニカスとなり、残虐な行いをしました。彼が生前得られなかった安息が死後に得られるよう、私には祈ることしかできません。私たちはジョネルスからエルフの永遠の生命を奪い、追放しました。それはイレニカスを生み出しただけでした。私たちにも責任があったと感じています。これにはついてはじっくり考えなくてはなりません。」

ジョネルスの死についても、エレシーム女王は言及し、追放したことにも責任があったと振り返ります。

エレシーム女王

「あなたは旅を再開したくてたまらないのでしょう。無事を祈ります。そしていつか、あなたが望む時に、この地に戻ってくる日を私たちが待ち望んでいることを覚えていてください。」

女王はそう締めくくります。ガラコ達は、サルダネッセラーのエルフ全員から讃えられます。大円団です。

そして、ガラコ達も「いつか、またここへ戻ってこよう」と心に誓います。

SoAエンディング

画面が切り替わり、動画がスタートします。どうやら死んだイレニカスのようです。

倒れていたイレニカスが目覚めます。

そこは地獄の崖のふちのようです。

イレニカスは信じらないといった面持ちでつぶやきます。

イレニカス「まさか、これが結末だというのか…?」

怒り狂って魔法を唱えようとしますが、魔法が使えなくなっているようです。驚くイレニカス。

そして気づくと、イレニカスは魔物達に取り囲まれています。

焦るイレニカス。

次の瞬間、イレニカスをめがけて、魔物達が次から次へと襲いかかってきます。イレニカスも最初の数匹はなんとかかわします。

しかし、圧倒的な物量の敵に押され、ついには崖から奈落の底へ魔物もろとも転落します。

そしてまた、画面が暗転し、別の場所をうつします。ローブをきた男達が集まっています。

ローブの男「ゴライオンの残した“種火”は強大になりすぎた。もっと早くに手を打つべきだったのだ!」

種火とはおそらくガラコのことでしょう。

ローブの男「案ずるな。奴の行く末は定められている。」

ローブの男「なぜ、そう言い切れる?」

ローブの男「バールの子は呪われているのだ。その運命からは逃れることはできぬ…」

そして、男達の座っているテーブルの紋章が示され、画面が暗くなっていきます。紋章はバールの紋章のようです。

一体、この男達は誰なのでしょうか。謎を残したまま、シャドウ・オブ・アムンは終了です。

長い冒険でしたが、魂を無事に取り返したガラコ、イモエン。バールの子としての悲劇はおそらくこれからも続くのでしょうが、とにかく、よく頑張ったおめでとうと言いたいです。

物語は、バルダーズ・ゲートの完結編スロウン・オブ・バールに続くのですが、イレニカスの襲撃からサルダネッセラーを救った今は休息の時です。

駄文にもかかわらず、最後までお読みいただいた皆さん、ありがとうございました。

では。また。