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懐かしいフィルムカメラ PENTAX-SPとPEN-EES2

こんにちは、ゆうじんです。

風景や人物を撮影するとき、今はデジタルカメラが主流です。そもそもカメラといえば、ほとんどがデジタルカメラなので、わざわざデジカメという言い方をするまでもないくらいです。

また、そもそもカメラを別に持ち歩くという必要も少なくなってきました。スマホに搭載のカメラの性能が飛躍的に向上し、日常で少し写真を撮る程度ならスマホのカメラで十分となっています。スマホでは写真を撮ったあとも便利で、そのまま友達や家族にデータを送ったり、保存したりすることができます。

私がまだ若い頃は、カメラといえばフィルムカメラのことでした。フィルムの残り枚数を気にしながら撮影したものです。そして、撮った後も現像にまわして、現像から上がってきた写真を見てやっと仕上がりを確認できました。今のデジカメやスマホでは、撮ったらすぐに仕上がりがディスプレイに表示され、パッと確認することが当たり前です。本当に便利と思います。

インスタントカメラが再び流行!?

しかし、最近、フィルムカメラ、特にフィルムのインスタントカメラが若者の間で人気になっているようです。特に、若い女性たちの間で、あの「写ルンです」が流行しています。

枚数が限られていることとか、アナログゆえの写り具合などが、逆に新鮮に感じるそうです。確かに、今のデジカメやスマホは画素数が高くて綺麗に写りすぎて、フィルターをかけたりして、雰囲気を変えている人もいます。デジタルネイティブな世代には、アナログな感じが新しく感じるのかもしれません。

久しぶりにフィルムカメラを出してみた

そんなことを考えていると、ふと自宅の倉庫にほったらかしにしているフィルムカメラを思い出し、久しぶりに掃除でもしようかなっと思いました。昔使っていたカメラ、使わなくなっても捨てられないんですよね。。。

せっかくなので、違う雰囲気のもので2台ほど引っ張り出してきてみました。どれも私が昔使っていたものです。

それがこちらです。

ASAHI PENTAX SP

アサヒのPENTAX−SPは世界初で初めてTTL測光を採用した35ミリ一眼レフです。一眼レフなのに手頃な価格で販売された大衆機の王道です。1970年代前半くらいまでに販売されていたと思いますが、随分長く供給された人気の製品でした。

私にとって初めての一眼レフということもあり、思い出深いです。私は写真を撮るのはうまくありませんが、ずっしりした持ち心地で、ファインダー越しに狙い定めて撃つような感じ、シャッターをきった時のカシャンという音もドキドキしたものです。

こちらはファインダーの中を撮ったものです。右のほうが露出計だったと思います。電池を入れて確認しましたが、まだ生きていました、ほっ。

カラでシャッターをきってみましたが、懐かしいカシャンという音がしました。ほったらかしにしていたのですが、今でも動いてくれるみたいです。

OLYMPUS PEN-EES2

PENは当時、テクニックの無い方(私のような?)でも簡単に撮れるように開発されたカメラです。また、経済性も考えられていて、1枚のフイルムに写真が2枚写せるハーフサイズカメラです。

こちらは写真を撮る枚数が増えて、家族をもっと気軽に写せるように購入したものです。

これの思い出ですが、やっぱり「赤ベロ」ですね。シャッターボタンを押しても、光量不足の場合はボタンがロックされて撮影できない機構が組み込まれています。ロックがかかった時には、ファインダー内に赤いマーク(これを通称、赤ベロと言います)が出ます。この機構のおかげで、何も考えなくても大きなミスはしないというものでした。私は結構、これに助けられました。

ファインダーの中を撮影して見ましたが、こちらがその赤ベロです。赤ベロと言いたくなるのがわかるでしょ。

今から見ると、見た目もレトロな感じで可愛いです。確か、デジカメのPENも発売されたと思いますが、やはり人気がある機種ですね。

自分で修理しながら使ってました

どれも、長く使っていて、修理しながら使っていました。大きな修理はあまり必要なかったですが、長く使う中で小さいメンテナンスの補修が必要でした。特に覚えているのが、モルトプレーンの交換です。

フィルムの入れ替えのために、裏蓋は開けられるようになっています。フィルムが中に入っている時に、この裏蓋の隙間から外光がはいって感光しないように、内部遮光材として隙間を埋めるのが、モルトプレーン(黒いスポンジのようなもの)です。

このモルトプレーンは、経年劣化で加水分解を起こしてボロボロになります。長く使っていると勝手に劣化してくるので、頃合いを見て交換して使っていました。最終的には、モルトプレーンの交換もめんどくさいので、私は太い毛糸をモルトプレーンの代わりに入れて遮光材にしていました(ズボラですね)。久しぶりに蓋を開けて見たら、やっぱり黒い毛糸で隙間を埋めてありました。

あと、PENTAXの方は、露出計の電池の液漏れとかありましたね。電池を入れっぱなしにしてしまう私が悪かったのですが、ある日出したら漏れていてびっくりしました。

改めて、これらのカメラを見てみると、レトロな感じやフォルムもなかなかいいものですね。メンテナンスしていないのでレンズにカビが生えたりしているのではと恐ろしいのですが、機構そのものは機械式なのでメンテさえすれば、根本的に使えなくなるということはないと思います。久しぶりにメンテキットでも出して、綺麗にして何か写してみようかなっと思います。

倉庫を漁っていたら、当時使っていたレンズも一緒に出てきました。これは望遠用ですね。遠くから子供を撮ったりしてましたが、これがまた私の腕が悪いので、ブレるブレる。毎度、現像して泣きそうでした。

カメラとしては本当は撮影に使ってもらうのが本望なのだと思いますが、機械的な感じや、かわいいフォルムは、インテリアにしてもオシャレではないでしょうか。

中古のフィルムカメラは、カメラ専門店でもまだ結構売られているようです。状態にもよると思いますが、そんなに高くはないと思います。本格的なフィルムカメラを使いたいのであれば、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

では。

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