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Dex(デックス)攻略記(その24)【完】デックスが選択する未来は…

こんにちは、ゆうじんです。

お待たせしましたDex(デックス)攻略記(その24)です。

今回は、Dex(デックス)攻略記の最終回となります。秘密結社コンプレックスとの戦いの末、彼らが製造していたクローンを製造していたことを知り、しかも自分自身もクローンの一人だったことを知ったデックス。デックスはクローンたちを解放し、ついにコンプレックスのリーダー・クロウに呼ばれます。一体、どんなラストが待っているか楽しみです。ぜひ最後までご声援のほどお願いいたします。

さて、前回、クロウに招かれた衛星の中で、最後の試練に臨んだデックス。試練では、これまでともに戦った仲間、リッチモンド、デッカーに成り代わって彼らの人生を追体験しました。

●主人公デックス史上最高のAIケテルのデータを脳に保存された“種”として、秘密結社コンプレックスに追われる。レイキャストと同じく、コンプレックスが創った“クロウ”のクローン。
他の主な登場人物(クリックすると開きます、ネタバレあり)
レイキャスト:突如、デックス宅の通信機器をハックし警告してきた謎多き天才ハッカーその実態は、コンプレックスが創った初期のクローン、0号と呼ばれる存在。
デッカー:ハッカー御用達のバー『フィクサーズ・ホープ』のマスター。秘密結社コンプレックスに詳しく、デックスの逃亡に協力する。デックスが拉致されるのを防ごうとしてアーマギアー兵に襲われる。死亡した模様…(泣)
トニーデッカーの知り合いのハッカー。デッカーによれば、腕は良いらしい。やや太った体型に、キャップをかぶったITギーク。トニーズの店主。『Huge&Natural』の熱烈な愛読者。
ドクター・ニールズ:中華街でクリニックを開業している医者。インプラントによる“拡張”手術では右に出るものがいないすご腕。デックスの拡張を行ってくれる。
ミスター・ホルム:ドクター・ニールズの友人。フィクサーズ・ホープの隣で薬局を開いている。人体拡張した患者の手当をして、過激派トゥルーボディーに脅迫されていた。感情に乏しいのは、妻子を撃ち殺されたため。
ミランダコンプレックスの私設弁護士。GSV-2開発のために、競合他社の研究所を裁判で勝ち取ってきた。しかし、彼女自身も夫を人質にコンプレックスに脅されていた。
リッチモンドレッドウッド・ワッツ研究所のセキュリティシステムの設計者。コンプレックスに陥れられてクビとなり、スクラップヤードに引きこもる。ミランダの夫。
エリザベス・スターリングレッドウッド・ワッツの首席研究員。GSV-2のあるサーバールームへのキーカードを持つ3人のうちの一人。愛称はエリー。助手のロボットに、殺害された同僚イアンの名前をつけている模様。
ミッチェル・ブライアンレッドウッド・ワッツの安全管理局長。研究所を守るアーマーギア連隊を率いる元軍人。精神的に不安定で捕虜を虐待したため、不名誉除隊となった。
クラッシュ:リッチモンドの後任のレッドウッド・ワッツ研究所のITセキュリティ担当。クラッシュはハンドルネーム。本名ウェイド・マーフィー。凄腕の元ハッカーとして多数の暴露に関わり、敵が多い。
ハモンドコンプレックスの海底クローン研究施設の監督者。彼の研究を白日のもとに晒せば、コンプレックスを倒すのも夢ではない。悪徳ハゲ親父。
ネストル:クロウに招かれた衛星でデックスを迎えた男。クロウの相談役であり、補佐役。本人曰く、クロウの右腕。

試練から戻ると、部屋の中央にあった球体が開き、中にはベッドに横たわった女性が現れます。この女性がクロウなのか!?デックスはゆっくりベッドに近づいていきます。

では、はじまり〜、はじまり〜。

※本攻略記はネタバレありのプレイ日記ですので、未プレイの方はご注意ください。また、文中のキャラクターの発言・行動は、ゲーム内での会話や行動をそのまま使っている以外に、誤訳、意訳、筆者が脳内補完している部分がありますので、何卒ご容赦ください。

明かされる謎

デックスが近づくと、ベッドの女性が話しかけます。この女性がコンプレックスのリーダー・クロウです。

クロウ

「近くに来なさい。我が子よ。目を見せておくれ。」

デックス

「私はあなたの“子供”なんかじゃないわ。」

クロウのクローンとして創られたデックスですが、彼女に“我が子”と言われるのは受け入れられません。

クロウ

「確かにそうだな。お前は理想的だ。私の欠点を正し、弱さを強さに変えた者。私以上の存在。お前の前にも見込みのあった者たちがいたが、彼らは失敗した。しかし、お前は違った。我が子よ… お前はここまで来た。」

デックス

「これは現実なの?私の記憶は実際あったことなの?」

デックスは、自らの過去の記憶が植え付けられたものであり、今、自分自身が直面していることも事実なのか受け入れられず、混乱します。

デックス

「質問に答えて!私の記憶は本物なの?」

クロウ

「それが、お前がここに来た理由だね、我が子よ。愛おしい、完璧なる子。事実が何であれ、それを受け止めねばならない。ケテルプログラムは知っているね… それは人類の知性や意識を拡張できる可能性があるが、まだ必要なものが欠けている。そう、それは我々が“意志”と呼ぶもの。あなたをここまで導いてきたもの。ケテルにはそれが必要なの。だが、私にはケテルと融合できない。人類にはね。そのため私のクローンをケテルと融合させることにした。」

クロウによると、AIケテルは人類の知性や意識を次のステージに引き上げる力があるものの、現状では“意志”が欠けているため、自身のクローンを融合させて“意志”を持たせようとしていたようです。しかも、これまでデックスのように試練を受けたクローンたちがいたようですが、その試練に乗り越えたのはデックスが初めてとのこと。

さらに、クロウは驚きの言葉を発します。

クロウ

「そろそろ去る時間がきた。私には変えられなかったが、後継者に託したい。私の遺志を継ぐ者を見つけるため、テストさせてもらったが、お前はそれにパスしたのだ、我が子よ。お前こそが適任だ。」

デックス

「もし私が受け継ぐと言えば、どうなるの?」

クロウ

「そうすれば、お前は…完全なる存在になれる。だが、まだ、お前には超えるべきステップが残されている。オリジナルのGSVプログラムに打ち勝つことだ。GSVプログラムはケテルと一体化し、その活動を制約している。ケテルをGSVから自由にすれば、お前はケテルと融合できるはずだ。」

なんとクロウはデックスに、自らの後継者としてケテルと融合し、完璧な存在になれと言います。

クロウ

「そのためには、サイバースペースの深淵にアクセスせねばならない。そこにはケテルとGSVの両方のコアドメインがあるはず。先に進んで、私の作品を完成させておくれ。お前に会えて本当によかった。さらばだ、我が子よ。」

そう言うと、弱っていたクロウはがっくりとうなだれ、息絶えてしまいます。

突きつけられる選択…

クロウが息絶えると、デックスにレイキャストから通信が入ります。

レイキャスト

「彼女は息を引き取った。さあ、デックス。時が来た。終わりにさせよう。コンプレックスを屈服させ、真実を晒すんだ。」

レイキャストはコンプレックスを潰せと言いますが、デックスはクロウの言っている意味がまだ十分に飲み込めていません。

デックス

「少し落ち着いて、考えないと行けないわ。」

レイキャスト

「落ち着いて?今は行動の時だ、デックス。コンプレックスがこれほど脆弱になった好機はない。サイバースペースに入って、GSVとケテルの両方を破壊し、全てを終わらせるんだ。彼女がどんな人物で、何をやってきたかを忘れてはいけない。」

デックス

「私はどんな選択肢が取れるか、落ち着いて考えたいだけよ。」

レイキャスト

「人類にはまだクロウが言っていた進化の備えができていない。技術的にも、社会的にも、精神的にも。不確かなことが多すぎる。自然による進化に時間がかかるのは理由があるからだ。デックス、まだ戻れる。クロウの言う進化は、人類にはまだ不要だ。君が道理をわかってくれることを願うだけだ。デックス、私を信じてくれ。」

レイキャストは、クロウが求めている進化は人類に不要なものだと言います。デックスは「急進的な進化を拒絶し、コンプレックスを破壊する」か、「ケテルと融合し進化するか」かの大きな決断を求められます。

どの選択が絶対的に正しく、どの選択が完全に間違いということはないので、自分の思うままに選びたいと思います。レイキャストの言う通り、人類が次のステージに進化するにしても、AIケテルと融合して急進的に進化するのはリスクが高い気がします。ケテルとの融合はしない方向で進めたいと思います。

最終決戦!オリジナルGSVとの死闘

デックスは、クロウのベッドの脇にあるコンピューターをハックします。この中にオリジナルGSVがいるとのこと。

コンピューターの中に入ると、オリジナルのGSVがいますが、強力なレーザーによるロックオン攻撃をしてくる上に、硬い防御力で苦戦します。GSVの周囲には幾重にも防御線があり、自由に動けないため、非常に難しい戦いを強いられます。

これまで培った力を総動員して、時間をかけてチマチマと敵の体力を削り、ついにデックスはGSVの破壊に成功します。デックスは、GSVを破壊すると現れたアクセスポイントを通じて、サイバースペースに入ります。

サイバースペースの最奥地で、デックスは2つの選択を見つけます。1つは「コンプレックスを打ち負かす(Defeat The Complex)」、もう1つは「ケテルと融合し、単一なるものに至る(Reach Singularity)」です。

今回のプレイでは、急進的な進化にはリスクがあると思うため、「コンプレックスを打ち負かす」を選択します。

選択を終えると、画面が切り替わり、エンディングが始まります。

エンディング:コンプレックスを打ち負かせ

画面にはニュースが流れ、捕らえられるハモンドの姿が映ります。

ニュースのナレーション「記録によるとハモンド氏の率いる研究施設が、数百体もの人工生命体を創り出していたことが判明しました。それらの多くは軍事利用されており、コンプレックスの9名の重役たちも逮捕されました。」

トニーがそのニュースをパソコン越しに見ています。

ニュースのナレーション「コンプレックスの上層部は、非合法な人体実験とテロ計画について連邦政府から嫌疑をかけられています。また、調べによると、多数の人工生命体たちが社会に解き放たれていることが判明しています。彼らの行方や正体は不明のままです。」

ニュースが流れるように、コンプレックスの悪事はついに暴かれます。また、解放されたクローンたちの行方は不明と報道されます。そして、また画面が変わり、同じニュースが流れる野外の大型ディスプレイが映されます。

大型ディスプレイの下には、デックスがおり、フードを深くかぶった人物たちを何人か率いています。おそらく、フードを被っているのは解放されたクローンの一部と思われます。

そして、画面が暗転していき、スタッフロールが流れ始めます。これでゲームは終了です。

お詫び&謝辞&あとがき

このゲームはいろんなプラットフォームで販売されており、日本語化されているバージョンもありますが、今回はMac版を攻略したため、英語での攻略となりました。攻略記のストーリーがわかりにくかったとしたら、私の誤訳、意訳のせいです。何卒ご容赦ください。

このゲームはマルチエンディングになっており、ストーリー後半に現れる選択「クローンを助けるかどうか」と、最後の戦いでの選択で結末が変わるようです。今回はプログラムと融合することによる急進的な進化を避けた結末となりましたが、サイバーパンク 的にAIと融合する選択を選んでも面白かったかもしれません。

途中の進行では、あまりストーリー自体が変わるような選択は起こらなかったと思いますが、イベントを自由に攻略していくスタイルは面白かったと思います。数はそれほど多くなかったですが、イベントによっては攻略方法や結末が複数ありました。とても楽しかったです。

また、攻殻機動隊のような義体(インプラント)による強化、AR(拡張現実)やハッキングは面白かったです。特にインプラントは強化できる数に制約があるため、どの種類を選択するかには頭を悩ませました。ゴリ押しで攻略できたのは、インプラントの自動体力回復のおかげでした。ぬるゲーマーの私には助かりました。

攻略にかかる時間は20時間ほどで長すぎずちょうど良く、雰囲気も良いと思うので、サイバーパンク 好きにはオススメだと思います。気になった方はぜひ一度チャレンジください。

それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。では、また。

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