こんにちは、ゆうじんです。
お待たせしましたピラーズ・オブ・エタニティ攻略記その21です。
今回は、ピラーズ・オブ・エタニティの攻略記の最終回となります。思いがけず調停者となり、そして魂を巡る陰謀に巻き込まれていったアベルでしたが、ついに魂を奪い返し、前世の因縁に決着をつける時がきました。長い旅でしたが、前世の出来事や各キャラの想いが重層的に描き出す深いストーリーも今回で終わりです。気が引き締まります。
さて、ついに、ウォーディカに力を与えるために赤子の魂を奪ったトアースが向かった“深淵なる太陽”に到着したアベル一行。
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●主人公アベル:人間、ファイターの傭兵。童顔を隠すため髭面。赤子の魂を奪い続ける“暗き鍵”のリーダー、トアースを追い続ける。 |
●エディール:人間、ファイター。兄が死んだ背景を知るためにアベルたち一行に同行するが、結局真実は明かされず。見た目はちょいワル親父。 | |
●サガニ:ボレアル・ドワーフの女性レンジャー。アベルの助力により、長老の生まれ変わりの白鹿を見つけることができた。人妻で子持ち。 | |
●カナ:アーマウア、チャンター。カエド・ヌアの地下にある“徳義の書”を探すため、アベルの仲間となるが、調査を全くできず、ごめんゴ。 | |
●デュランス:人間、プリースト。狂気的なマグラン神官。しかして、その実体は爆弾ゴッドハンマーの製作者の一人。会話が成立せず。。。 | |
●アロス:エルフのウィザード。覚醒した女性の魂アイゼルマイルが体に同居している。“暗き鍵”の元構成員。今は組織を悪と考えている。 |
今回は、トアースと対峙し、集められたホロウボーンの子たちの魂を解放し、正しい輪廻の流れに戻すため、子どもたちの体に戻しましょう。
では、はじまり〜、はじまり〜。
※本攻略記はネタバレありのプレイ日記ですので、未プレイの方はご注意ください。また、文中のキャラクターの発言・行動は、ゲーム内での会話や行動をそのまま使っている以外に、筆者が脳内補完している部分がありますので、ご容赦ください。
“深淵なる太陽”なのに真っ暗!?
監獄バリアル・アイルを抜け、その階下にある“深淵なる太陽”に到着したアベル一行。しかし、“深淵なる太陽”は真っ暗です。
一歩も先が見えない中ですが、アベルが前に向かって少し歩き出すと、突然、アベルの体の中から無数の紫色の光が飛び出します。
そして、飛び出した光は、ダンジョン中に明かりを灯していきます。女神ハイレアに与えられた力、つまり、彼女の信者たちがアベルに協力してくれたようです。
「今の光はハイレアの信者の魂だ。彼女の加護のおかげだな。これで先に進める。」
そして明かりがつくと、巨大なダンジョンの全貌がわかります。どうやらここはまだ“深淵なる太陽”の中心部ではなさそうです。
先へ進むと、アンクウィズの装置で魂を奪われ、炭化した人たちを発見します。すでに生き絶えており、調べると様々なアイテムや装備を見つけることができます。トアースとの対面に向けて、いただいておきましょう。
影なるものを倒して
さらに先へ進むと、「アンクウィズの影」や「シャドウドレイク」といったモンスターたちがおり、行く手を遮っています。
もちろん、それらを排除して進みます。さらに進むと、扉を守るようにモンスターが現れます。
流石に手強い敵でしたが、こちらも全力で攻撃し倒します。この扉の先こそ、トアースがいるに違いありません。敵のいなくなった広間で、一旦、野営し、体力・魔力を全て回復し、装備やアイテムなどを整えます。
「この先にトアースがいるはずだ。これが最後の野営になるかもしれないな。みんな、ここまでありがとう。」
「お前は辛気臭いんだよ。さあ、とっとと片付けて、子供たちを元に戻してやろうぜ。」
確かにエディールの言うとおりです。トアースとの決着はゴールではなく、別の始まりです。前向きにいきましょう。
そして、万感の思いで扉を開きます。
“深淵なる太陽”の中心部へ
扉を開くと、そこは“深淵なる太陽”の中心部になります。
奥にある巨大なアンクウィズの装置に向かって、円形に通路が続いています。通路には、たくさんの炭化した人々がおり、魂を装置に奪われていることがわかります。
魂を解放するには、あの装置のところにいかないといけないはずです。先へ進みます。
思い出される前世の記憶…
通路を進むと、所々でトアースの幻影が現れます。前世にトアースとの間でかわされたやり取りが再現されます。
「誓いを立てる覚悟はできたか?神々の言葉を説く覚悟は?」
また、さらに進むと、イオヴァラの幻影も現れます。
「あなたは宣教師ね。かつての私と同じく。そして私と同じく誤ったことを教えられている。」
アベルの頭の中で、前世の記憶が囁く回数が増えており、現実の境が非常に曖昧になってきているようです。歩みを進めるたび、トアースやイオヴァラの声が頭にささやきかけてきます。
調停者マーエワルドが狂気に陥ったのと同じく、アベルが正気を保てる時間が少なくなってきています。トアースを探すため、急いで先に進みます。
アベルが忘れていた記憶…
そして、とうとうアベルたちは“深淵なる太陽”の最奥部にある円形の広場に到着します。
しかし、そこにはトアースの姿は見えません。よかった、トアースの先回りができたようです。そして、広場の先には、アベルが夢で見た機械があります。
トアースのいない間に機械を操作して魂を解放しようと、アベルたちは機械に向かって近づきます。
しかし、機械に近づいた瞬間、またしてもアベルは前世の記憶が蘇り、トアースの幻影を見ます。
「持ち場を離れているぞ、審問官。何をしにここに来た?」
前世のアベルはトアースに問いかけます。「ここは何の場所なんだ?」
「我らは今、ウォーディカの聖地にいる。他の神々にもこのような聖域がある。私はよくここに来ては、彼女の助言をこいに来るのだ。」
前世のアベルはさらに疑問をぶつけます。「イオヴァラの言っていたことは本当なのか?」
「あの女の目的は、我らが民が全てを犠牲にして創り上げた平和と文明の根本を破壊することだ。」
やはりイオヴァラの言っていた通り、魂を集める機械を使って力を与え、神を人為的に創りあげているのは本当のようです。
前世のアベルは「神はいなかったのか!」と絶叫します。
アベルの叫び声とともに、ヴィジョンは消え去ります。
トアース登場!!!
ヴィジョンが消え去り、アベルが意識を取り戻すと、背後から近づいてくる人影があります。これはヴィジョンではなく、実際に存在する人間です。
そうトアースです。トアースは先に立つのがアベルたちと知り、その目が大きく見開かれます。
「どうやってここを見つけた?」
確かにトアースにすれば、宮殿で公爵を暗殺して逃げた後、一度もこの場所につながる情報を残したことはありません。驚くのも無理ないことです。
「私が見つけたのではない。レディー・ウェッブが教えてくれたのだ!」
そう、サイファーのレディー・ウェッブが命がけで情報を残してくれたからです。
「…そうか、レディー・ウェッブか。あれほどの力と才覚があれば、私に従うべきだったのだ。残念だ」
レディー・ウェッブがなぜ命がけでトアースに歯向かったか、わからないトアースに怒りを覚えます。
それぞれの正義
怒りを感じながら、アベルはトアースに問います。
「私はお前が教えて嘘の中に生きてきた。お前には真実を話す義務がある。」
しかし、トアースは一片の迷いもなく即答します。
「私はかつてお前の問いに答えた。お前の魂にその答えを受け入れる力がないことなど、私には関係ない。私は嘘などついていない。お前にも、誰にもな。お前の短い寿命では、理解できぬかもしれんが、だれかが絶対にやらねばならぬ事なのだ。」
わかっていたことではありますが、トアース自身も自分が信じることを使命と頑なに信じているようです。さらにトアースは、これまでの悠久の歴史の中で、なぜ信仰の歴史に働きかけてきたかを語り出します。
「遥かな昔、お前たちの魂がまだ形もない頃、人々は誤った神々を信じていた。人々を奴隷にするように命令する神が。隣人に戦争を仕掛け、殺した者を貪り食うように語りかける神が。子供たちを生きたまま焼き殺し、その信仰の証に灰をかぶるように告げる神をな。」
トアースは「かつて、(存在しないが)神々には凶悪な神がいた」と語ります。
「だが真の神々を我らが作り上げたことで、状況は一変したのだ。我らが神々の威光の前に、その全ての歪な、野蛮なるものは溶け失せた。慈悲深い輝きに変わったのだ。」
トアースは「だからこそ、偽りの神々を作り上げ、平和をもたらした」と語ります。ですが、アベルには管理された平和が正しいとは思えません。
「偽りの希望の輝きにな。」
しかし、トアースは自分が信じていることを曲げません。
「偽りの希望ではない。決して実現しえぬことへの希望だ。考えろ、あの女イオヴァラが作り出そうとした世界が本当によいか?我らは全員があの女のように高潔である訳ではない。我らが作った神がいなければ、邪悪なるもの、非道なるもの、彼らは皆自分たちのために、その力をふるう。」
トアースはもはやアベルは見ていません。背後にあるアンクウィズの装置が放つ光が、トアースの瞳に反射しています。
「だがそれ以上に、虚しき生となっただろう。永久に答えられぬ全ての謎、無意味なものから構築された全ての目的、もたらされることのない終焉。車輪だけが、無慈悲に回転し、我らが精神を塵になるまですり潰していく。」
トアースは自然に任せた魂の輪廻も無意味なことと感じているようです。しかし、アベルはトアースがあまりに人を信じていないと感じています。
「お前は、人を過小評価している。」
「長い時をかけ、私は人がどれほどのものか十分に理解している。あの異端者たちの希望は、人の力を超えるものなのだ。我らの行い、これだけが唯一の救いなのだ。」
トアースの言葉を聞き、アベルは力強く答えます。
「ならばお前を止めねばならん。」
「その言葉を聞くのは初めてではない。そして、最後でもなかろう。我が使命は滅することなく続くということだ。お前と、そして数千の魂をもって、私はこの世界を苦しみから救おう」
そして、トアースは両手をおろし、目を閉じ、ゆっくりと顔を上に向けます。
「聞け、ウォーディカ、今こそ天佑を示せ。」
トアースは、女神ウォーディカに声をあげて祈ります。
嗚呼、ラストバトル!!
トアースの声が響きわたると、アベルたちは光に打たれ、全員倒れます。
そして、アベルたちの背後、アンクウィズの機械を守るように並んでいた巨大な2体の石像の内から光が吹き出します。
眩い光が収まると、石像は本物のモンスター“ウォーディカの裁き”と“ウォーディカの懲戒”に変化します。ウォーディカの聖地を守る守護者なのでしょう。それぞれ巨大なハンマーと斧を持ち振り回し、風を切る音が信じられない音を立てています。
アベルたちも意識を取り戻し、最後の戦いが始まります。相手はトアース、ウォーディカの裁き、ウォーディカの懲戒の3体です。
流石にラストバトルだけあって、防御力も耐性も高く、強力な敵たちです。しかも、敵たちにトライアングル状に囲まれています。このまま、ボコられては瞬殺です。
そのため、まずは片側に敵を集めるように移動します。これまで長い長い追跡の中で、パーティの連携も上手くなっています。
位置どりを整理してから、これまで温存していた最高級の消耗アイテムたちも使い、アベルたちも最高の攻撃、魔法を使い攻撃していきます。
まずは今回、中心にいたトアースに標的を合わせ集中攻撃します。ひたすら攻撃していると、瀕死になったトアースが光を放ち倒れます。
これで終わったか!と思いますが、瀕死のトアースは座り込んだままとなり、守護者たちは攻撃を続けてきます。
どうしてよいかわからなくなった一瞬の隙をついて、敵の巨大なハンマーが振り下ろされます。
ハンマーの餌食となり、死にそうになったのを回復します。ここは落ち着いて、まずは守護者2体との決着をつけることにします。
そして、ついに守護者“ウォーディカの懲戒”を倒します。倒された守護者は爆発して消え去ります。
次に、残された“ウォーディカの裁き”に攻撃を集中します。アベルの攻撃がヒットし、“ウォーディカの裁き”は倒れます。お、チャンス到来。倒れたところを全員で集中砲火を浴びせます。
そして、その後も攻撃を続けた結果、“ウォーディカの裁き”を倒します。先ほどと同じく、爆発して消え去ります。
そして、理由はわかりませんが、2体の守護者が倒れ、今度は座っていたトアースが再び動き出します。
アベルたちは最後残されたトアースに攻撃を集中します。しかし、トアースも超強力な魔法を使います。パーティの中心に、業火の炎が現れ、味方は壊滅的なダメージを喰らいます。
死にそうになりますが、最後の戦いで誰も欠けさせるわけにはいきません。アベルたちは一旦回復し、再度攻撃します。
そしてついに最後の時がきます。トアースをアベルが横なぐりに一閃します。
トアースは血を吹き出し、紫色の光を発して倒れます。
アベルの足元にトアースの遺体が横たわっている。目は虚ろで顔は蒼白です。そして、紫色に光るトアースの魂が、その傍らに留まっています。
トアースの魂を還そう
壮絶で長い戦いが終わり、アベルたちは肩から息をしています。しばらくして、やっと戦いが終わったことを実感します。
「彼は多くの者の命を奪いました。我らが知る以上に多くの者を… 。世界から嘘を隠すために。こんな人が罪を贖えると?」
倒れ込んでいたアロスはそう言い、アベルを見上げます。
アベルは問いには答えず、深く息を吸い込むと、調停者の力を使い、トアースの魂を探ります。
魂を探ると、確かにアロスの言う通り、トアースは装置を使って、老若男女から魂を奪い、炭化させてきています。
今や無防備となったトアースの魂をアベルはどうするか決めることができます。選択肢をみると「輪廻へと還す」「魂を引き裂く」「幽閉する」「全ての記憶を破壊する」から選べるようです。しかし、アベルの答えは決まっています。
「覚えておけ、トアース。お前がやったことは全て虚しきことだったのだ。その記憶がお前の懺悔となろう。トアースを輪廻へと還そう。」
アベルはトアースの魂に意識を集中し、転生につながる道へと誘導します。
そして、トアースの魂はアドラの鉱脈にのって流されていきます。トアースが転生後、どんな人生を歩むかわかりませんが、アベルはあるがままに委ねます。
そして、魂たちの解放
トアースの魂を輪廻に流すと、沈黙を破ってエディールが語りかけてきます。
「トアースとの決着がついたな、よかった、本当に。それで、ここををどうするかもう決めたか?頼んだぞ。」
そう言うと、エディールはアベルに軽くウィンクをします。
最後までおちゃめなおじさんです、本当に。重くなりがちな雰囲気を変えてくれるムードメイカーでした。ありがとう、エディール。アベルは、エディールに笑顔で答えます。
「ああ、もう決めているさ。」
トアースを追う過程で見てきた魂を奪われた赤子たちを救うため、そして、女神ハイレアとの約束も果たすため、アベルは装置を使って囚われた魂を解放するつもりです。
アベルたちは、奥に据えられている巨大な装置に近づいていきます。装置に近くにつれ、他の仲間たちもそれぞれ声をかけてきます。
「魂を解放し、壊れた家族たちを癒すことができるとしたら、我々の旅はそれだけでも価値があると思うわ。ここまで連れてきてくれて、ありがとう。」
「友よ、お前と旅ができて誇りに思う。ダイアウッドはまだ謎に満ちている。お前はまだ旅を続けるだろう。何かわかったら、また俺に話を聞かせてくれ。」
「驚異的ですね。数百万の人々に影響を与える決断を下す場に立ち会えるなんて。あなたがどんな決断をしても、出会えたことを後悔なんてしないですよ。」
「よくやったぞ、調停者よ。お主は本当に素晴らしいぞ。この試練が終われば、新たな神の試練が与えられよう。我は無慈悲な裁きを待つのみだが…」
仲間たちはそれぞれの言葉で、共感と感謝の言葉を述べます。そして、アベルは巨大なアンクウィズの装置の前に立ちます。
そして、アベルは装置を起動します。古い歯車のような石の円盤が回転し、組み合わさり、鋭い音を立てます。次の瞬間、魂がアドラの鉱脈の中に流れ始めます。その流れを変えるチャンスは一度きりしかありません。
「これが、俺の答えだぁ!」
アベルは魂を元々あるべき肉体へと戻すこととします。
魂の流れは新しいものに変わり、元の体に戻っていきます。そして、画面は真っ白になっていきます。
エンディング
そして、エンディングが流れ出します。エンディングは止め絵となっていますが、旅の過程を反映するマルチエンディングとなっているようです。私の場合は次のようになりました。
アベルは古代の装置を使って、囚われた魂たちを解放した。
アベルたちは、トアースが深淵の太陽へ侵入するのに使った通路を発見し、そこから地上に戻ります。
解放された魂は持ち主の元へと戻ります。ホロウボーンの子の親も赤子の泣き声で目を覚まし、感謝の声をあげます。
だが、すでに戻るべき体がこの世にない子供達もいた。その親は新たな悲しみを背負った。
しかし、ホロウボーンが発生しなくなったため、新しい子を授かろうとする勇気を持てるようにはなった。そして、その勇気に応えるかのように、しばらくの間、多くの母親は双子を身ごもったという。親たちはハイレアの加護を感じたため、その年はハイレアの福音と呼ばれるようになる。
レアドリック卿は王座で倒されたものの、彼の執念はあまりに強く、死の騎士として蘇ることとなる。そのため、ジルデット・ヴェイルは人の住まぬ不毛の地となった。(攻略記では報告していませんでしたが、経験値稼ぎに終盤でレアドリック卿に退治していました。でも、あまり良い結末にできませんでしたね f^_^;))
公爵暗殺後、ディファイアンス・ベイは、政治的混乱の渦に巻き込まれます。略奪者や盗賊で溢れ、治安も悪化します。
しかし、戒律の騎士団の手により、速やかに秩序が取り戻されます。
アニマンシーの誤用により、手痛い目にあった騎士団は、速やかに内部での研究を廃止し、政治的な関わりからも退き、本来、騎士団が重きをおいていた鍛治技術を追求していった。そして、それは、結果として、市民の尊敬を集めることとなった。
ヘリテージ・ヒル地区にあった古代の装置は一旦停止したが、暗き鍵の残党が再び起動してしまった。死者は蘇り、生者を襲い出したため、地区は再び放棄された。
公爵の暗殺による暴動で、ディファイアンス・ベイのほとんどのアニマンサーは殺された。生き残った少数のアニマンサーは、細々とその実践を続けることとなる。
ダイフォードの村からはカエンの教団は排除された。(これも攻略記では報告しませんでしたが、経験値稼ぎのサブクエストとして攻略していました)
カエド・ヌア城を再建しようという試みはあったが、城主の優先事項が別にあったのか、改築の計画はどんどん延期され、やがて全てが完全に廃止された。(結構、城の改築はしてましたけどねえ、全部改築しないとダメなのかもしれませんね(泣))
それぞれの地区についての言及が終わると、仲間たちのその後についても言及されていきます。
まず、エディールは大都市から離れた生活に安らぎを覚えたため、ダイフォードの村に落ち着きます。旅によって神ではなく人が人を助けるんだと確信したエディールは村長となり、村の発展に尽力したらしいです。気の良いオッチャンらしい展開ですね。
次はアロスです。アロスはかつて暗き鍵の一員だった時の主人トアースの誤りをどう正すべきか考えます。調停者アベルとの旅で知恵と勇気を身につけたアロスは、暗き鍵の残党を狩るため、長く孤独な一歩を踏み出します。おぉ、あの線の細そうなアロスが暗き鍵を狩るハンターになるとは驚きです。でも、暗き鍵との関係で一番悩み、元一員だった反動で、誰より暗き鍵に厳しくなっていたので、あり得る展開ですね。
そして、カナです。皆での旅が終わった後、カナは故郷ラウタイへ戻ります。激しい情熱が消え、落ち着いたカナは、若き学徒たちを教える学術院の伝承師として余生を過ごしたとのこと。今回はメインクエスト優先で、カナが目指していた無限回廊の探索は全く行いませんでした。それが彼の学術的な情熱が消えた原因かもしれません。ごめんなさい。
そしてデュランスです。アベルとの旅が、女神マグランとの和解につながると考えていたデュランス。再びマグランとの会話を試みますが、女神はこたえません。その沈黙を自らへの罰と感じた彼は、自ら作った焚き火の中に身を投じ、自死を図ります。非常にショックな展開です。元々エキセントリックな人物でしたが、デュランスの想いを分かちあってやれなかったのだと反省しています。ごめんなさい(二人目)。
今度はサガニです。サガニも故郷マシュクに帰ります。何より、彼女が喜んだのは、夫と子供達との再会でした。彼女は狩りに出ることをやめ、子供達の成長を見守るようになった。そして、彼女が死ぬ時も、たくさんの子や孫、ひ孫たちに囲まれ、愛と涙に送られながら亡くなった。家族の大切さを実感したサガニらしい幸せな結末で本当によかったです。
そして、最後は主人公アベル自身の結末です。トアースとの決着の後、アベルは前世のヴィジョンを見ることはなくなりました。アベルはやっと静かに眠ることができるようになります。
そして、アベルに残された最後の問題は、この旅の答えをどう判断するかです。
しかし、現時点でアベルにできることはありません。いずれ時が全てを明らかにするはずです。アベルは再び、長い旅の一歩を踏み出します。
そして、スタッフロールが流れ出します。
本作に携わったスタッフの方や、開発を援助した支援者の方の名前などが流れていきます。これでゲームは終了です。
謝辞&あとがき
これで、長いアベルの追跡劇、魂の解放にまつわる物語は一旦終了となります。駄文にもかかわらず、最後まで読んでいただいた皆様、本当にありがとうございました。
主人公アベルの結末については、攻略当初はもう少し何か教えて欲しい感じが個人的にはしていましたが、しばらく時間をおいて考えると、奥深いストーリーゆえに想像の余地が残されているのも悪くないと感じるようになりました。また、続編のPillars of Eternity2(ピラーズ・オブ・エタニティ2)が開発中なので、真の解決は先にあるかもしれません。いずれにせよ、トアースとの間の決着はついたので、一旦の区切りとしてよかったと思っています。
私の理解が足りたいため、非常に深いストーリーをお伝えしきれていないのではと反省しています。これは一重に私の力不足です。関心を持たれた方はよければ自分でプレイしてもらい、体験してもらえばありがたいです。
いずれにせよ、輪廻や魂、そして、キャラクターそれぞれのバックボーンが絡み合う、重厚なストーリーは大人の鑑賞に耐えるものだと思います。私も理解が足りない分、また時間をあけて再プレイしないといけないなあと思っています。
味方のNPCキャラクターの個性がしっかりしていて、今プレイでは主人公アベルは比較的良い子になり、あまり飛び跳ねたロールプレイをしていなかったので、次は悪人プレイなど少し遊んでみます(笑)
繰り返しになりますが、本当に皆さんありがとうございました。
では。