こんにちは、ゆうじんです。
最近、歳をとったためか、ゴリゴリのFPSやアクションゲームはちょっと疲れるので、落ち着いて遊べるシミュレーションゲームをやることが多くなってきた気がします。。。
「Democracy3」というシミュレーションゲームをSTEAMのセール時に買ってそのまま積んでいたので、久しぶりに起動して遊んでみました。
Democracy3(デモクラシー3)とは
Democracy 3は議会制民主主義をテーマにしたゲームです。Positech Games社が開発し、2013年にリリースされました。マルチOS対応で、Windows、Mac、Linuxでも遊ぶことができます。
プレイヤーは国家の総理大臣あるいは大統領となって、税率や規制の変更、政策の実施などを行うことで、国家を上手く運営していかなくてはなりません。そして、様々な社会問題を解決して支持率をあげ、次の選挙での勝利を目指します。再選すればゲーム続行、落選すればゲームオーバーとなります。
ゲームの中でも現実と同じように、政策を実行すると、人によってプラスになる人とマイナスになる人が出てきます。その利害関係を考えて、政策を実行していきます。
例えば、企業活動を活発化させるために、法人税を下げると資本家に支持されますが、税収が一時的に減りますし、富の再配分を支持する社会主義支持者の不支持が広がります。
また、年金などの社会保障が国の財政を逼迫している場合、年金を引き下げると、リタイヤした高齢層にはマイナスになりますが、財政は助かります。
この利害関係のコントロールも、文章で書くと難しいように感じますが、政策を実行する時に、プラスとマイナスになることが一見してわかるため、そんなに難しくはありません。
下の画面でいうと、諜報機関を強化するという政策ですが、どの程度強化するかをスライドバーで動かすと、マイナスとなることが赤色に、プラスとなることが緑色にグラフで表示され、直感的にわかります。この場合では、組織犯罪は減り、愛国者の支持を受けますが、自由主義者には支持されません。
国の問題を上手く解決しないと、不支持が広がって選挙で負けてゲームオーバーになったり、政権転覆や暗殺の対象になったりします。。。
ゲームでは、実際にある国(UK、フランス、ドイツ、US、カナダ、オーストラリア)からプレイする国を選んで遊びます。歳入・歳出、人口、経済などそれぞれの国ごとに異なり、クリアまでのプロセスが異なります。
ちなみに、STEAMのワークショップにも対応していて、いろんなMODを導入することができます。MODで選択できる国を増やしたり、政策を増やしたりなどができます。
残念ながら、日本語化されていないのですが、じっくり腰を据えて遊べるゲームなので、わからない単語は調べながら遊べます。政治関連のゲームでテーマがわかりやすいので、文脈の幅がないので、それほど困ることはないような気がします。
私の感想は
遊んでみた率直な感想ですが、地味ですが面白いです。
政策や判断によって、有機的につながっているいろんな事象が変わっていく様が面白いです。UIも工夫されていて、政策がどの層・分野にプラスで、どの層・分野にマイナスかがよくわかるのも好印象でした。
最近の国政を見ていると、誰もが多分一度は思う「私だったら」を叶えることができます。現実では難しいですが、極端な政策を試してみることもできます。例えば、軍事独裁政権、経済優先国家、理想的な福祉国家などにもすることもできます(ただし、あんまり急激に極端なことをすると軋轢が大きくて政権運営に失敗したり、最悪な場合は、テロリストに暗殺されてしまうので、計画的な実行が必要です)。
STEAMのワークショップに対応していて、簡単にMODを導入できるのもうれしいですね。やっぱり日本でプレイしたいので、私は、日本MODを入れてプレイしました。
現実と同じですが、日本では低いGDPをどう刺激して上向かせるか、高齢化によって重くなった社会保障費をどう削減していくかなど、課題は山積みです。
ちなみに、私の日本での初回プレイでは、経済を上向かせるため、経済優先にして段階的に社会保障費を削りました。経済が回復してきたので、資本家に厳しめの政策を打ったら、やりすぎて反発をくらい、資本家に政権転覆の陰謀が広がりました。国家運営って厳しいですね。。。
また、運営次第で、いろんな実績がアンロックされるのも面白かったです。例えば、犯罪を撲滅すると「犯罪のない理想卿」という実績がついたりします。意図的に狙ったわけではないですが、ご褒美みたいな感じでアンロックされて面白かったです。
正直、画面は非常に地味なのですが、いぶし銀のような渋い面白さがあります。ぱっと見とっつきにくいかもしれませんが、遊ぶと面白いです。
ぜひ、気になった方は一度チェックしてみてください。
では。