こんにちは、ゆうじんです。
お待たせしましたDex(デックス)攻略記(その13)です。
前回、久しぶりにデッカーの元を訪れたデックスは、恐ろしい情報を教えられます。デッカーによると、レイキャストから「電脳世界の独裁者となるべく、秘密結社コンプレックスがAIケテルを破壊するために、新型AI “GSV-2”を開発している」との連絡が入ったとのこと。
デッカーはこの計画を阻止できるのは、ケテルの“種”としてGSV-2の開発ネットワークに入り込めるデックスしかいないと言います。なぜ自分が…と悩むデックスでしたが、コンプレックスによる独裁社会を認めるわけにもいかず、また、デックス自身の存在の謎を知る手がかりになるかもしれないので協力することを決めます。
●主人公デックス:人生に悩むうら若き女性。史上最高のAIケテルのデータを脳に保存された“種”として、秘密結社コンプレックスに命を狙われる。敵に対抗するため、人体拡張(サイボーグ化)を行った。 |
しかし、天才ハッカー・レイキャストでさえGSV-2の開発拠点がわからないため、結社内部の人物に会って開発拠点の情報を手に入れることとします。デッカーによれば、コンプレックス傘下のサミオ社の私設弁護士ミランダ・プラヴォスキであれば間違いなく情報を持っていると言います。さて、今回は、ハイライズ地区にいるミランダに会ってGSV-2開発拠点の情報を手に入れましょう。
では、はじまり〜、はじまり〜。
※本攻略記はネタバレありのプレイ日記ですので、未プレイの方はご注意ください。また、文中のキャラクターの発言・行動は、ゲーム内での会話や行動をそのまま使っている以外に、誤訳、意訳、筆者が脳内補完している部分がありますので、何卒ご容赦ください。
享楽の店アフロディーテ
ミランダに会うためハイライズ地区を目指すデックスは、ダウンタウンと通り抜け、アウターライト大通りに入ります。
アフターライト大通りは、ネオンが眩しい歓楽街となっています。
大通りをしばらく進むと、一際目立つお店があります。煌々とネオンが輝いており、ガラス張りのショーウィンドウに肌をあらわにした男女がアピールしています。看板を見ると店名は「アフロディーテ」です。
んん、アフロディーテ???どこかで聞いた気が…。そういえば中華レストランのウェイトレス・チュンタオの兄シェンが失踪している一件(攻略記その6参照)で、シェンの彼女リリーが開いているお店だったはずです。店構えがあれなので、ドキドキしながら入ります。店内には肌が露わな男女がたくさんいますが、ソファーに黒髪のひときわ美人な女性がいます。
「いらっしゃいませ、アフロディーテへ、素敵なお方。クレールとお呼びしてもよろしいからしら。そう、あなたの髪は青磁(クレール・ドゥ・リュヌ)のようにお美しい。私はリリー。こちらの支配人でございます。何をご所望でいらっしゃいますか。飲み物、薬、それとも成り行きにお任せがよろしいかしら。」
どうやら、この女性が探していたシェンの彼女リリーのようです。シェンの居場所を問いただす前に少し情報を強いれてみましょう。
「ここはどんなクラブなのかしら?」
「なんて可愛らしいお方。辺りをご覧になられれば一目瞭然でございましょう。我がアフロディーテはお望みのままお楽しみいただける場所でございます。リラックスなさって、内なる声のままにお楽しみください。宜しければ、我が店の綺羅星とお楽しみいただけるよう、個室をお取りしましょうか。」
そりゃやっぱり、そういうお店ですね。。。それなら聞くことはないのでシェンについて聞いてみます。
「いえ、結構よ。それより、あなたがリリーね。あなたのことを聞いてきたの。シェンを探しているのよ。」
単刀直入に切り出したつもりですが、リリーは想像の斜め上の回答をしてきます。
「あら、生身の男性がお好みなのね?通なことですこと。ですが、通なお客様も多く、シェンは今、接客中ですわ。もしお金と忍耐がおありなら、次の機会にはお遊びいただけると思います。」
おいおい、シェンはリリーの彼女のはずですが、どうやらシェンはここで働いているようです。うーん、胡散臭い。ただの彼氏と彼女の関係ではないですね、こりゃ。事情がありそうですが、とっととシェンを連れて帰りましょう。
「私はシェンを家族の元へ連れて帰るために来たの。いいかしら?」
「そう、チュンタオがあなたを寄越したのね。なんて愛らしい。でも、彼には残って欲しいわね。それにこれはシェンが望んだことなの。恋は盲目よ、お嬢さん。さあ、そんなことは忘れて評判の“お薬”をお楽しみになってはいかがかしら。」
この対応ぶり、、、リリーという女性は一筋縄ではいかない人物ですね。それにしても、シェンが選んだとはどういう意味でしょうか。これ以上は埒が明かないので、直接、シェンに聞いてみないといけないようです。。。
捜索の結果…驚きの事実が判明!
これ以上の進展はないと踏んで、リリーとの話を打ち切り、シェンに直接会って確認することにします。店内を調べると、リリーのいるフロアと逆の側に、鍵のかかった扉を発見します。デックスの解錠スキルは既に最大値なので、楽勝です。開けて中にこっそり潜入します。
扉の向こうは個室ゾーンになっています。途中、監視カメラやボディーガードたちがいますが、ハッキングとサイボーグ化した拳にものを言わせて、デックスはずんずんと進んでいきます。
個室ゾーンの最上階に、鍵のかかった部屋があります。何か情報があるかも知れません。これまた鍵を開けて中に潜入します。
他の接客用の個室と異なり、部屋には監視カメラや防犯装置が仕掛けられており、パソコンも置かれています。どうやらここはリリーの支配人用のオフィスです。リリーが隠していることがあるかもしれません。念入りに調べます。
まず部屋の奥には、男女2体の像が飾られたスペースがあり、壁には鍵のかかった金庫があります。解錠スキルがマックスのデックスをもってしても鍵を開けることができません。何か特殊な細工がされているみたいです。
とりあえず、周囲を物色すると、像のポーズが変えることができることに気付きます。うーん、この男女のポーズどっかで見た気が…。そうだ、店の入り口にあった看板のポーズそっくりです。
そこで、男女の像のポーズをそれぞれ変えて、看板と同じポーズをとらせると…ビンゴ!金庫の鍵が開きます。金庫の中を調べると「エクサルタ薬」と「抗エクサルタ中和薬」を発見します。そういえば、リリーは「評判のお薬がある」とか言ってましたっけ。何に使うかわかりませんが、全部回収しておきます。
アイテムの説明を読むと、エクサルタ薬は「脳を興奮させ、何も感じなくなる」という強い薬です。
抗エクサルタ中和薬はそのまんま「エクサルタ薬の効能を中和し、体内から排出するのを助ける」という薬です。
わざわざ中和薬が必要なほど強い薬みたいです。こりゃ、きな臭いぜ。。。
リリーの周辺にきな臭さを感じたデックスは、さらにオフィスの中を調べます。デスクの上のリリーのパソコンにきっと何か情報があるに違いありません。デックスは、リリーのパソコンをハッキングすることにします。
ゲーム開始直後は、シューティング形式のハッキングシーンが苦手でしたが、サブクエストをこなしてレベルアップするうちに徐々に慣れてきました。攻めてくるウィルスや防壁を突破し、パソコン奥に隠された情報にアクセスしていきます。
パソコンの最深部でいくつか情報を手に入れますが、その中に一通のEメールを発見します。リリーからフランクへ宛てられたもので標題は「新入社員」となっています。内容は「新人のシェンは、どんどんエクサルタ薬にハマり、必要な喜びの技術を調教されています。あと2、3週間もすれば、出荷準備が整いますわ。意識も戻れないラインを超えるはずです。シェンは私がこれまで相手した中で特別落とすのが簡単でしたわ。追伸、抗エクサルタ中和薬が残り1つしかありませんの。よければ追加で送っていただけないかしら」とのこと。
おいおい、リリーって女はとんでもない奴ですね。エクサルタ薬で薬漬けにして、男性をどこかに出荷して儲けていたとは。。。しかも、シェンは薬で思考力がなくなっており、もう少しで“出荷”されるとのこと。こりゃ、時間もありません。一刻も早く、シェンを助けなくてはいけません。このEメールが何よりの証拠です。これを使って、シェンを説得して助け出しましょう。
目を覚ましたシェン
リリーのオフィスの探索を終えたデックスは、最上階のもう一つの部屋に入ります。
内装からすると接客用の個室ですが、そこに男性が立っています。尋ね人のチラシにあった通りの顔、シェンですが、表情は虚ろです。突如入ってきたデックスに、焦点の合わない目を向けて話しかけてきます。
「すみません…お間違えではありませんか?お客様がお越しになるとは聞いていなかったもので。それより、エクサルタ薬はお試しになられましたか?ぜひやってみるべきですよ。」
こりゃ、あかん。妹のチュンタオからの依頼だと伝えて、連れて帰りましょう。
「チュンタオにあなたをここから連れ戻すように頼まれたの。さあ、行きましょう!」
「え、ちょっと待って。勝手なことを言うのはやめてくれよ。僕はどこにも行かないよ。僕の彼女…僕の仕事…僕の喜び。チュンタオには、僕はここに残るって伝えてよ。中華レストランの厨房生活とはおさらばさ。」
シェンはチュンタオの名前を出しても気持ちは変わりません。エクサルタ薬の効果が強いのか、リリーの魅力がすごいのかわかりませんが、シェン自身が騙されていると納得してもらわないと、ここから出てくれないでしょう。。。シェンを説得できる材料といえば、そうリリーのパソコンで手に入れたEメールがあります。
「あなたは騙されているわ。このEメールをみて、シェン!」
流石に思考力が低下していたシェンも目の前に証拠のEメールを突きつけられ、顔色が変わります。
「これは…リリーが送ったもの?…なんだって?この“フランク”って誰なんだ。僕を出荷する!?どこへ?なぜ…なせリリーは僕にこんなことを…?僕、ここから逃げなくちゃ…家に帰るよ。リリーにごめんって伝えて… いや、何も言わなくていい…」
そう言うと、シェンは部屋から出て家に向かいます。でも、彼ってパンツ一丁だったような気が、、、ま、無事問題は解決したようなので気にしないでおきましょう。
円満解決と思いきや…
シェンもいなくなったので、アフロディーテに残る必要はありません。とっととずらかりましょう。
シェンに会うまでに、ボディガードも警報装置も全て無効にしているので、誰にも気付かれず脱出に成功します。このまま店を出ても問題ありませんが、悪女リリーに厳しい天罰を下したい気持ちにかられ、再び、リリーの元へ向かいます。すると、リリーは最初に会った時の余裕はどこかに消え去り、慌てふためいています。
「シェンが行っちゃったわ!用心棒も死んでるっ!このアマ、アンタが誰だか知らないけど、もし今回の件に関係してたなら、酷い目にあわせて償わせてやる!」
ありゃ、ありゃ、余裕たっぷりのマダムの仮面が剥ぎ取られ、リリーの本性が見える気がします。シェンを出荷する目論見が外れて、彼女の立場も危うくなるでしょう。場合によっては、天誅を下すつもりでしたが、このまま自滅するかもしれないので、放っておきましょう。
ことの顛末を報告するため、中華レストランにいるチュンタオの元へ向かいます。
「ああ!もうお礼を言えないかと思ったわ!兄さんが帰ってきてくれたの!あなたが帰るように説得してくれたって言ってたわ。少ないけど受け取って。約束の報酬よ。本当にありがとう。」
そう言うと、チュンタオはなけなしの500クレジットを渡してくるので、ありがたく頂戴しておきます。しかし、戻ったはずのシェンがいないので、少し話題を振ってみましょう。
「報酬、ありがとう。そんなに感謝してもらうことはないわ。でも、シェンの具合はどう?」
シェンの様子を聞くと、チュンタオの表情が曇ります。
「兄さんは…大丈夫よ。ありがとう。嘘…ごめんなさい。私、嘘を言ったわ。シェンはすごく病んでるの。あの女のせいで!兄さんは薬を飲んだって言ってるわ。一日中、うわ言のように『エクサルタ薬をよこせ!頼む、エクサルタ!!』って言っているの。食事もとらないし…何をしても無駄なの…」
チュンタオによると、シェンはエクサルタ薬の中毒症状で苦しんでいるようです。円満解決かと思ったら違いました。。。そう言えば、リリーのオフィスで抗エクサルタ中和薬を手に入れています。どれくらい効くかわかりませんが、健気なチュンタオの悲しむ顔は見たくありません。中和薬を渡してあげましょう。
「中和薬を見つけたの。エクサルタ薬の作用を抑えると思うわ。」
「あああ、なんてこと…。どうかこれをお受け取りください。本当に助かります。ありがとうございます。」
チュンタオは感謝の言葉を繰り返し、さらに200クレジット渡してきます。金はいらんよと思いますが、断る間も無く、無理やり渡されてしまいます。。。何度もお辞儀を繰り返すチュンタオと、シェンの兄妹が幸せであることを願います。
さて、今回はここまで。
行方不明だったシェンを救出できてよかったですが、ハイライズ地区に行くまでにサブクエストでついつい時間を使ってしまいました。次回こそは、目的地のハイライズ地区でミランダと会うよう頑張りましょう。
では。