こんにちは、ゆうじんです。
お待たせしましたピラーズ・オブ・エタニティ攻略記その9です。
“暗き鍵”の女神官に見せられたヴィジョンに従って、自分を調停者にした男を探すアベル一行。前回、暗き鍵の密使がいるという“災禍と狂気の館”が、ブラッケンバリー地区のサニタリウムということを突き止めます。
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●主人公アベル:人間、ファイターの傭兵。童顔を隠すため髭面。知らない間に他人の魂の記憶を見ることができる“調停者”となり、苦悩する。 |
●エディール:人間、ファイター。兄がヴェイドウェン側について死んだ背景を知るために、アベル一行に同行。見た目はちょいワル親父。 | |
●サガニ:ボレアル・ドワーフの女性レンジャー。長老の生まれ変わりを探す使命を受けて5年も旅を続ける。こう見えて人妻で子持ち。 | |
●カナ:アーマウア、チャンター。見た目と違って、実は学者。カエド・ヌアの地下にあるという“徳義の書”を探すため、アベルの仲間となる。 | |
●デュランス:人間、プリースト。アベルを調停者と見抜いた狂気的なマグラン神官。しかして、その実体は爆弾ゴッドハンマーの製作者の一人。 | |
●アロス:エルフのウィザード。覚醒した女性の魂アイゼルマイルが体に同居することに悩む。治療を受けるため、魂を扱う専門家を探している。 |
今回は、サニタリウムに向かい、“暗き鍵”の密使を探し出して何を企んでいるのか調べてみましょう。
では、はじまり〜、はじまり〜。
※本攻略記はネタバレありのプレイ日記ですので、未プレイの方はご注意ください。また、文中のキャラクターの発言・行動は、ゲーム内での会話や行動をそのまま使っている以外に、筆者が脳内補完している部分がありますので、ご容赦ください。
いざ、サニタリウムへ!
衛兵から教わった通り、ブラッケンバリー地区にあるサニタリウムに向かいます。
サニタリウムの前に着くと、精神病患者を治療するだけではなく、魂の研究もしているというだけあって、その入口近くにはアニマンサーたちがいます。
魂を研究するアニマンシーは、人間が触れてはいけない分野と思う人たちもいる(その代表的な人たちが“暗き鍵”)ため、襲撃から守るためなのか、窓は厳重に守られています。
ちなみに、アニマンサーたちと話をすると「ここがダイアウッドにおけるアニマンシーの中心地だ」と自信満々です。魂を学術的に研究している専門家であれば、アロスが悩んでいる問題も解決できるかも知れません。早速、サニタリウムの中に入りましょう。
看守長エタルモーア
サニタリウムの中に入ると、そこかしこでアニマンサーたちが議論しています。アニマンサーの一人に話を聞くと「サニタリウムの看守長は石像だ、凄い」と言います。
( ・д・)なんのこっちゃ?石頭なのか?と思いますが、よくわかりません。とにかく、サニタリウムの場所を教えてくれた衛兵にも「サニタリウムを調べたいなら看守長と話せ」と言っていましたので、その看守長を探します。
看守長を探していると、一階のフロアに手入れの行き届いた立派な男性の石像がフロア全体を眺めているように配置されています。アベルはその石像から発せられるオーラのような熱を感じます。近づくとどうやら石像には魂が封じ込められているようです。文字通り、石像の看守長です。アベルたちの姿を認めると、看守長は話しかけてきます。
看守長エタルモーア「調停者がここに来たのは久しぶりのことだ。あなたの持つ力があればどれだけ研究が進むことか。さて、どのような用でサニタリウムに参られたのか。」
「その前に、どうしてそのような姿をしているのか伺いたいのだが…」
ま、まっとうな疑問ですね。
看守長エタルモーア「なぜ石像の中にという意味かね?私は老いていた。人生を学問の研究に捧げ、その全てが死によって失われるのを恐れたのだ。だから、自分の魂を石像に留めたのだよ。」
なるほど、アニマンサーの技術のおかげで魂を石像に封じたんですね。研究の成果もあるようです。。。
「本題に入ろう。このサニタリウムに“暗き鍵”の密使が入り込んでいるかも知れないのだ。」
アベルがここに来た目的を伝えると、看守長は唸り声をあげます。
看守長エタルモーア「なんてことだ。密使が誰かわかっているのかね。そうでないなら、ここや地下の執務室にいるアニマンサーたちに話を聞いて、怪しい人物を見つけたらすぐに報告してくれないか。」
看守長にサニタリウムを捜索する了解が得られたので、館内の怪しい人物を探してみましょう。
あ、それとアロスの悩みを解決できる専門家がいるかも聞いてみましょうか。
「ここに覚醒について相談ができる専門家はいるか。」
看守長エタルモーア「レヴアから研究に来たアニマンサーが地下の階にいる。ベラセージという者だが、覚醒について研究していたはずだ。」
♪わぁヽ(*≧∇≦*)ノいっ♪ よかったね、アロスくん。怪しいやつを探しつつ、行きましょう。
専門家ベラセージ女史?
アニマンサーたちに話を聞きながら、下の階に降りて行きます。看守長の言う通り、個室の研究室に女性のアニマンサー、ベラセージがいました。研究の紙束を集中して読みふけっています。アベルたちが部屋に入って来たのも気付かないくらいです。
ベラセージ「ああ、私ったら、研究に没頭していて気付かなかったわ。ところで、何か用かしら?」
「覚醒の専門家を探しているんだ。」
すると、ベラセージは大笑いしながら答えます。
ベラセージ「それは私のことね。でも、研究者が少ないから専門家に数えられているだけだけどね。それに実験対象が少なすぎる。このサニタリウムの患者たちの魂は傷つきすぎていて、実験結果の信頼性が低すぎるの。せっかく、はるばるこんなところまで来たのに、なんの成果も上がらないなんて悲劇だわ。」
どうやらベラセージは実験対象を確保できない悩みがあるようです。
「よかったな、ここに実験の志願者がいる。」
m9(^Д^)アベルはアロスを指差します。
「えっ、私ですか? 彼女のことはよく知らないですし…」
躊躇するアロスですが、ここまできて逃げられませんぞ。アロスはベラセージにソファーに座らされて、銅でできた実験器具を身体中に装着されます。
ベラセージ「さて、それじゃ、この器具を通じてあなたの魂を調べてみるわね。」
実験の準備をみて、学者のカナとちょいワル親父のエディールが勝手に盛り上がります。
「凄い!こんな本格的な実験は見たことがないよ。複雑な機械みたいだ。」
「つまり、俺たちはアイゼルマイルともっと話せるようになるってことか?俺はあのコ結構好きなんだよ。」
( ゚Д゚)ゴルァ、あんたら見境なしかい!! アロスが真剣に悩んでいるんだから、はしゃがないようにね。
「・・・・・」
そりゃ、アロスも無言になるわな。。。
アロスtoアイゼルマイル
ま、そんなこんながありますが、ベラセージがアロスの体の中にいるアイゼルマイルがどう動いているかを探します。実験のために必要な対応を指示してきます。
ベラセージ「これからアロスの体に侵入したその魂を見つけるため、機具の設定を調節しないといけない。設定を調整している間、個人的な質問に答えて頂戴。あなたの覚醒前の出来事を教えて。」
微調整のために個人的な質問に答えろとのこと。心の機微など微妙な精神反応が、探るために重要なのだとか。ほんまかい。でも、言われたまま、対応するしかありません。毒を食らわば皿までです。緊張しているアロスに、両親のことでも話すように伝えると、緊張がほぐれたのか、少しずつ問いに答え始めます。
「母はほとんど家にいませんでした。父は酒瓶を隠すのが得意で、母もそれに気付かないふりをしていました。」
アロスの言葉を聞きながら、ベラセージは何やら顕微鏡を覗き込みながら調整し続けています。
ベラセージ「良いわね、続行よ。今度は覚醒した時のことを教えて頂戴。」
今度はアイゼルマイルが初めて現れた時のことを聞いてきます。
「魔法の修行を初めて5年目の時です。自宅で魔法の衝撃波を打つのに失敗した時です。父は激昂して暴れ出し、私は一撃でキッチンに吹き飛び倒れました。そして腹も蹴ってきました。私はそれから逃げようとしただけなです…」
しかし、アロスの様子が変です。顎が硬直し、瞼の下の目が激しく痙攣しているのがわかります。ベラセージは激しく調整ツマミを回していましたが、急に怒声をあげます。
ベラセージ「危ない!古い記憶のせいで催眠状態にある、救い出さなきゃならないわ。急いで、早くしなきゃ!」
どうやって助ければいいかわかりませんが、アベルはアロスの手を握り「安心しろ、大丈夫だ」と話しかけます。すると、なんとかアロスの目が開かれますが、その印象はアロスのものではありません。
「彼なら私が保護したから大丈夫です。」
アロスの変化にベラセージが興奮します。顕微鏡をのぞきつつ、アベルを一瞥して指示してきます。
ベラセージ「これよ!彼の魂の本質が切り替わったのをこの目で見たわ。なにかが拡散し、凝固する様子を。話し続けて、あなたになら反応しているみたい。」
アベルも、アイゼルマイルに完全に切り替わったのを初めて見たので、驚きつつ話し続けます。
「なぜそこにいる?」
「骨が折れ、怒りの声が響きました。危険が近づいてきた時、暖かくて甘い声が腹に届いたのです。」
片手で記録を取りながら、ベラセージは顕微鏡の調節ネジを回しています。
ベラセージ「完全に別の魂の本質のフレアが確認できたわ。さあ、彼ら二人と話をしましょう。」
では、アイゼルマイルに話しかけてみましょう。
「アイゼルマイル、アロスに君がなぜ覚醒したか聞いてくれないか。」
「ハ、彼こそ私を望んだんですよ。まるで甲羅に隠れる亀のようにね。」
すると、今度はアロスが苛立ちながら話します。
「あなたに引き渡したつもりはありません。」
顕微鏡を覗き込みながら、研究者としてベラセージも盛り上がります。
ベラセージ「いいわ、マジでいいわ!今まさに二つの独立した魂の本質のパターンが観測できているわ。彼が弱くなると、彼女が出てくる。まるで覚醒した魂が、誰もいない空白を埋めるかのように。」
( ゚Д゚)∂゛いやいや、盛り上がるのもいいですが、大事なのは治療することですからね。そこ忘れないように。そして、しばらく観測を続けていると、やっと十分なデータが取れたようです。
実験結果発表
ベラセージ「やっと満足いくデータが取れたわ。変化の瞬間にアイゼルマイルの魂の本質がどう動くか追跡できたわ。それによると、彼女の本質は被験体の左胸郭下部に集中しているわ。つまり、脾臓のあたりよ。黒胆汁によって惹起されていることを考えれば、被験体の悲観的な性格が関係しているのは間違いないわ。」
うーん、要するにアイゼルマイルの魂はアロスの脾臓あたりにいて、アロスが悲観的になると出現するってことですか?
「もう十分でしょう。しかし、この実験が私の役に立つのですか?」
アロスのいう通りです。アロスにとって意味のある情報を伝えてあげましょう。
「アイゼルマイルは、君が悲観的になる時、つまり危険な状態に陥ったりした時に、前に出てくるらしいということはわかった。助けるためか、邪魔をするためかはわからないが。」
「私に言わせれば、明確に邪魔されているとしか言いようがありません。しかし、色々考えることはできました。助けようと協力してくれたことは感謝しますよ、アベル。」
アロスはアベルには感謝しますが、ベラセージの方は見ようともしません。この程度の情報はこれまでの経験でアロス自身わかっているのかもしれませんね。。。
ベラセージ「こちらは価値のあるデータが取れたわ。ありがとう、アロス。」
実験が終わり、アベル一行が部屋を出て、ベラセージも作業に戻ろうとした瞬間、アロスは素早い動きで実験結果のメモをクロークの中にしまい込みます。そして、唇に指をあて、懇願するような目つきでこちらを見てきます。
「お願いです。個人的な情報を公開して欲しくないのです。特にこんな茶番劇の後ではね。」
アロスの気持ちもわかります。情報の公開は、患者の気持ち次第でいいでしょう。こちらも見て見ぬ振りをしておきます。
それにしても、アイゼルマイルがアロスにとって利にも害にもなりそうな感じということはわかりましたが、解決にはつながりませんでした。申し訳ないです。。。
救済の黒歴史ウィート
アロスの治療が失敗に終わり、次は、本筋の目的だった“暗き鍵”の密使探しに戻ります。地下の執務室をそれぞれ探索すると、別のアニマンサー、モードレッドを見つけます。
モードレッド「何かご用かな。僕の専門分野はウィートの治療についてだが。」
「すまない、アニマンシーについては素人なんだ。そのウィートの治療っていうのは一体なんのことなんだ。」
研究の邪魔をされたことに若干イラっとしながらも、モードレッドは丁寧に答えてくれます。
モードレッド「ウィートというのは、赤子の頃に獣の魂を移植されたホロウボーンのことです。ヴェイドウェンの遺物を治療するために行われた初期のアニマンシーの取り組みでしたが、成功しませんでした。成長するにしたがって、子供達には異常な凶暴性がわかった。しかし、まだ治療が必要な犠牲者たちなのです。」
なんと、ホロウボーンの治療のために、初期にかなりエグい治療をしていたんですね。アニマンシーが反感を買っている面がわかる気がします。
「獣の魂を子供に移植するなんて、狂気の沙汰としか思えないが…」
モードレッドは獣の魂を移植する治療法がどのように経て広まったかを教えてくれます。
モードレッド「我々アニマンサーは、ヴェイドウェンの遺物の危機になんとかできないかと努力していたんだ。子供たちの世代をこの呪いに飲み込ませるわけにはいかなかった。あの治療法は賛否があったが、最初はうまくいっているように見えた。人々は『救済』だと喝采をおくったのだ。いかなる刺激にも無反応だった赤子が周囲に反応できるようになったからね。それは、赤子にとっても、その家族にとっても一縷の希望だったのだ。」
確かに、家族にとっては必死に探した希望だったのでしょう。悲劇です。。。
モードレッド「人々は今『狂気の救済』と呼んでいる。そして、まだ我々アニマンサーを憎む人も多い。だが、私たちは皆を遺物の影響から救いたかったんだ。人々は助けを求め、私たちも最善を尽くした。赦されるとは思わないが。」
なるほど、このモードレッドは高い使命感を持って、その子供達の治療法をなんとか探そうとしているようです。一応、普通の聞き込みも行っておきましょう。
「そうか、大事な研究なんだな。ところで、最近、このサニタリウムで変なことや不自然なことは起こっていないか。」
モードレッド「ここはサニタリウムだ。不自然が自然なところなのだが… そう言われれば、最近患者が興奮しやすいような気がするな。でも、それはカエドマン・アゾの責任だよ。」
お、新しい情報!では、患者を管理している責任者カエドマン・アゾさんに話を聞いてみましょう。
多忙なカエドマン・アゾ先生
カエドマン・アゾ先生は責任者だけあって、地下の個室の執務室に部屋を持っていました。しかし、部屋には助手しかおらず、アゾ本人はいません。
助手「カエドマン・アゾ先生は、患者の対応で忙しいですから、病棟から出てくるまで会えないと思います。」
「わかった。では、病棟にはどうやって入ればいいのか。」
待っていてもダメなら、こっちから行きましょう。
助手「病棟に入る権限を持っているのは、アゾ先生だけです。看守長のエタルモーアも持っていますが、今は石像になっていますから。」
なるほど、では看守長エタルモーアに病棟に入る権限の許可を取りに行きましょう。
ちなみに、カエドマン・アゾ先生の部屋をでた真ん前に病棟の入り口があります。助手の話の通り、病棟への入り口は固く閉ざされ、鍵がかけられています。
看守長、許可を下せぇ!
地下から上がって、看守長エタルモーアに話をします。
看守長エタルモーア「何かわかったかね。」
「カエドマン・アゾと話をしたいのだが、病棟にこもって出てこないようだ。この施設でアゾは何か実験でもしているのか?」
病棟にこもってたまま、出てこないなら何か理由があるのかもしれません。看守長に聞いてみます。
看守長エタルモーア「実験?いや、カエドマン・アゾは患者の福祉を担当している。彼には患者を使って実験する権限はない。彼は、病棟のオフィスにいるのだろう。彼に直接、質問したいようだから、君には特別に病棟への通行許可を与えよう。」
うーん、福祉担当が病棟にこもったまま出てこないって、変な気がしますね。ま、通行許可をもらったので、直接本人に、患者の変化とともに聞いてみましょう。
看守長エタルモーア「ただ、病棟ではくれぐれも慎重に振る舞ってくれ、危険なこともある。それに、患者を無駄に刺激するのもやめてほしい。彼らはすでに十分苦しんでいるのだ。」
(´・ω・`) 了解です。釘を刺さなくても、病院では静かにしますから。
さて、今回はここまで。
次回は、サニタリウムの病棟に入って、患者の変化ぶりなどをカエドマン・アゾ先生に話を聞き、“暗き鍵”の密使を見つけましょう。
では。