こんにちは、ゆうじんです。
私は万年筆が好きです。仕事でパッパと書いて処理しないといけない時はボールペンを使っていますが、大事な人に手紙を書いたり、落ち着いて考えをまとめたりするような時には万年筆を使っています。
そんな私が大好きな本で大切にしている本があります。
それはこちら、萬年筆研究会WAGNER会員の森氏が出版された「ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!~私が選んだ一本の万年筆」です。
出版年が2007年なので、出版されてから少し時間が経っているのですが、本当に素晴らしい本なので、万年筆がお好きな方はもちろん、万年筆に興味がある方にもぜひオススメしたいです。
ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!
「ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!」は万年筆の単なるカタログや解説書ではありません。萬年筆研究会WAGNERの会員たち約60人が、それぞれお気に入りの万年筆との思い出や思い入れを綴っています。
本の体裁も凝っていて、一人一人の物語について、見開きで文章と写真が掲載されています。内容も興味深いものばかりですし、写真にはその思い出の万年筆が写っており、著者と思い出の万年筆の物語をとてもよく表しています。
読めば読むほど、万年筆が欲しくなってしまう本です(笑)。
出版年が古いこともあり、なかなか書店でも見つかりにくいのですが、見つけられたらぜひ確保いただき、読んでみてください。
万年筆の良いと思う点
私も万年筆を使い始めてから、かなり年数は経つのですが、万年筆に出会えてよかったと思っています。
私が若い頃は万年筆を使うのが当たり前だったので、そんなに抵抗感はなく、万年筆を使い始めましたが、今は性能の良いボールペンも多くあるため、万年筆をわざわざ選んで使い始めるのは、昔より格段にハードルが高くなっていると思います。
万年筆に興味があるけど、まだ使ったことがない方にも、ぜひ万年筆を試していただきたいと思うので、今回は、私が個人的に万年筆の良いと思う点についてもご紹介したいと思います。
書きやすいので手が疲れない
万年筆は正しくペン先を紙上につければインクが、毛細血管現象でペン先をつたって紙に自然とついていきます。
筆圧を低くして力を抜いていても、とても書きやすいです。そのため、書く量が多くても、手が疲れにくいという利点があります。
書き手のくせに合わせて馴染んでくる
高級な万年筆のペン先は、インクの腐食に強いように金でできていますが、先端は紙との摩擦に耐えられるようにイリジウムという非常に硬い金属でできています。
硬いペン先ですが、万年筆を使い込んでいくうちに、書き手のくせに合わせて徐々に擦れることで滑らかになり、より書きやすくなってきます。そうなると手放せない一本になっていきます。
きちんと使えば一生もの
万年筆のペン先は硬いのできちんと使えば、非常に長い期間もちます。文字通り、一生ものです。実際、私も自分の親からペンを譲り受けましたが、その後も長く使っています。
若い頃は別になんとも思っていませんでしたが、年をとってからは、脈々と受け継がれるペンについて、特別な愛着を持てるようになりました。私も自分の使っているペン、受け継いだペンを子供や孫にあげたいなあと思っています(本人が欲しがればですが)。
国産万年筆であれば、パイロットやセーラー、プラチナなどが有名ですが、それぞれ、ペン先が金の本格的な万年筆でも、入門用であれば1万円程度で購入が可能です。更に、ペン先が金でなければ、入門用にもっと安価なものが販売されています。
気になった方は、ぜひ、一度チェックして見てください。
では。