こんにちは、ゆうじんです。
お待たせしましたピラーズ・オブ・エタニティ攻略記その3です。
入植者には土地を与えるというお触れを聞いて、キャラバンとともにジルデッド・ヴェイル村に向かう主人公アベル。しかし、キャラバンが原住民に襲撃せれ、魔の嵐バイアウィックにも襲われたため、アベルは生き残った仲間カリスカ・ホーダンの3人で命からがら近くの遺跡に逃げ込みました。
●主人公アベル:人間、ファイターの傭兵。ジルデッド・ヴェイルの領主が入植者に土地を与えるという話を聞いて応募。童顔を隠すため髭面。 |
仲間とともになんとか遺跡を抜けたアベルたちでしたが、遺跡を抜けた先で、男たちが何かの儀式をしているのをみて意識を失います。アベルが意識を取り戻すと、ともに逃げてきた仲間は死んでしまっており、アベルは1人となります。
1人になったアベルですが、今回は当初の目的地だったジルデッド・ヴェイル村に向かいます。
では、はじまり〜、はじまり〜。
※本攻略記はネタバレありのプレイ日記ですので、未プレイの方はご注意ください。また、文中のキャラクターの発言・行動は、ゲーム内での会話や行動をそのまま使っている以外に、筆者が脳内補完している部分がありますので、ご容赦ください。
重い足取り…
再び意識を取り戻したアベルですが、仲間のカリスカ、ホーダンが足元に倒れて亡くなっている事実を受け入れるまで、少し時間がかかりました。
アベル
「助かるためには、ジルデッド・ヴェイル村に一刻も早く向かうしかない。きちんと埋葬できず、すまない…」
そして、アベルは混乱した頭の中、少しでも合理的な判断をして、ここから生き延びるために移動を開始します。
歩き始めたアベルですが、まだ混乱しているのか、不意に幻覚や幻聴をみてしまいます。
そして、また突然に現実に戻るという感じです。明らかにおかしいです。
心も暗く、体調も良くない状態で重い足取りですが、なんとかこの地域(キラント・リズ)から出ることができました。
目指すジルデッド・ヴェイル村はここから南にあり、ヴェイルウッドの森を抜けた先にあります。
とにかく南のヴェイルウッドの森に向かいます。
洞窟で雨宿り…
ヴェイルウッドの森に着くと、アベルの気持ちを表すように雨が降ってきます。気分も滅入ります。
周囲を探索しつつ、南に下るアベルですが、キラント・リズの遺跡攻略からほとんど休憩していなかったため、強い疲労に襲われます。雨も降っていることため、近くで見つけた洞窟で休憩しようと考えます。
しかし、洞窟の中には、凶暴な熊がおりアベルを襲ってきます。クタクタでしたが熊を撃退して周囲を見渡すと、熊の犠牲になった死体がころがっています。
アベルが死体に近づくと、また幻覚なのか、死体の近くに亡霊がたって何か話したそうにしています。アベルが亡霊に触れると、亡くなる最後の瞬間のビジョンをみます。
最後の瞬間のビジョンによると、男はジルデッド・ヴェイルのハンターらしく、彼は友人によってこの洞窟に誘い込まれたらしい。そして、熊が襲ってきた時、友人はこの男を犠牲にして、置き去りにして逃げていきます。犯人である友人の手がかりは、赤いクロークを着ていたことです。
アベル
「幻覚だとは思うが… もし事実なら、お前を殺した友人を見つけ無念をはらしてやろう。」
そして、ここで休息をとり、再びアベルは移動を開始します。
念願のジルデッド・ヴェイル村…
アベルがジルデッド・ヴェイル村につくと、村の入り口の巨大な枯れ木にたくさんの死体が吊るされています。そして、男達が近づいてきてオートイベントが開始します。
アルゲート「新しい入植者だな、ジルデッド・ヴェイルへようこそ。少し居住区に空きができたところだ。」
と、男は枯れ木を一瞥しながら言います。
( ゚Д゚)こんなとこ住みたくねぇ〜と思いますが、アルゲートは入植希望のアベルにいくつか質問してきます。
アルゲート「すまんが、いくつか質問させてもらわねばならん。領主のレアドリック卿が我らが街をヴェイドウェンの遺物から守らんと多大なる努力をされているところだからな。…今までにホロウボーンの子を産んだこと、授かったことはあるか?」
質問の意味がわからないので、聞いてみます。
アベル
「一体、なんの話だ?」
アルゲート「もちろん魂を持たずに生まれる赤ん坊のことだ。レアドリック卿は街からまずこの惨劇を追い出すことを最優先事項にされているのだ。」
なるほど、「ホロウボーンの子」とも「ヴェイドウェンの遺物」とも言われているのは、“魂を持たずに生まれる赤子”のことのようです。なんだかすごいことが起こっているようです。。。
アルゲート「レアドリック卿の承認がなければ入植者には永住許可は出せない。しかし、実はレアドリック卿の奥様がお子を宿しており、間も無く出産されるのだ。事情が事情なだけに、出産まで許可は出ないだろう。世継ぎの誕生を告げる鐘がなるまで、南西にある宿で時間を潰すが良かろう。」
話をする限り、このアルゲートという男は入植者を管理するような役人なのでしょう。アルゲートは宿で休めと言いますが、さすがに事情をもう少し確認しておきたいところです。追加で色々聞いてみます。
アベル
「先ほど、“ホロウボーン”や“ヴェイドウェンの遺物”と言ってたが、それは…」
アルゲート「お前たち、辺境の民はまだこの呪いを受けておらぬことを忘れていた。ホロウボーンとはここ15年、ダイアウッドに蔓延する惨劇のことだ。先ほど言ったように、“魂を持たぬ子”という意味だ。その子はかろうじて呼吸はするが…到底生きているとは呼べぬ存在だ。実際のところ、病気なのか、神の罰なのか、正体は誰にもわからぬのだ。だが、この呪いは聖者戦争の終結とともに始まった。ゆえに、我らはこの現象を、あの邪悪な冒涜者の名前をつけて“ヴェイドウェンの遺物”と呼んでいるのだ。レアドリック卿の対応は厳しいが、我々を守ろうとしてくださっているのだ。」
なるほど、多少背景がわかりました。原因不明で、魂を持たない子達が生まれているということですな。で、魂を持たない子を産んだ、もしくはその呪いに関連すると思われた人は、この街から排除されているんですね。なぜ、枯れ木にたくさん死体が吊られているかがわかりました。
アルゲート「では、宿で時間を潰せ。さっさと消え…」
アルゲートがアベルに「消えろ」と言いかけた瞬間、レアドリック卿の奥方の出産を知らせる鐘が鳴り響きます。
村人たちも待ちに待った鐘の音に耳をすませます。鐘の音は3つ。それはレアドリック家の誰かが死んだ時に鳴らされる鐘の数です。
アルゲート「出産で何かあったな。レアドリック卿の世継ぎが死んだか、…それと似た状況、つまりホロウボーンだったかだ。気をつけろ、ここの状況はこれから大きく変わるはずだ。」
個人的にはこんなところに入植するのはお勧めしませんが、一応聞いておきます。
アベル
「新しい入植者への領主のお触れにも影響があるのか?」
アルゲート「今はなんとも言えん。とりあえず今は休むがよい。宿屋か好きなところに行け。そしてあとで来い。伝令がくれば、もう少し詳しく話せるだろう。」
それでは、少しこの村を探索してみます。
口の悪いウィザード
アルゲートに何度も「宿屋で休め」と言われるので、怪しいなあと思いながら、この村の宿屋兼飲み屋のブラックハウンド亭に向かいます。すると、宿屋の前でウィザードらしきエルフを3人の人物が囲んで、口論しています。
アロス
「争うつもりはありません。少し休憩を入れませんか、私が奢りますよ。」
他の人物は「俺たちを懐柔しようたって無駄だ、馬鹿にしやがって」と反発しています。
アロス
「それじゃ、家に帰ってとっとと妹とねんねしな。」
( ゚д゚)ンマッ!!なんてこと言うの!?びっくりするのもつかの間、当然、馬鹿にされた側は「そのよく回る舌を切り取ってやる」といきりたちます。
アロス
「誤解です。私は何も…言っていません。聞き間違いですよ。」
エルフと取り囲んだ男たちは一触即発の状況のようです。基本的に穏健派のアベルはその様子を見て止めに入ります。
アベル
「そんな喧嘩はやめろ!」
しかし、アベルの忠告は聞き入れられず、「お前に指図される言われはねえ」と問答無用に戦闘開始です。
そして、アベルとエルフは男たちを倒します。男たちを倒すとエルフは礼を言ってきます。
アロス
「力を貸していただき感謝いたします。私はアロス・コルフィザー、お見知りおきを。修行の身のウィザードです。」
アベル
「なぜあの3人ともめていたんだ?」
行きがかり上、一応、揉め事の原因を確認しておきましょう。
アロス
「この辺の人間はアードイル人との戦争をまだ覚えていて、それがトラブルの原因ですよ。」
アベル
「いやお前が“妹とねんねしな”って言ったからじゃないか。言い方に気をつけたほうがいいぞ。」
別にどうでもいいですが、このエルフは上品なようで、たまに言葉遣いが悪くなる時があるようなので注意しておきます。
アロス
「ああ、あれですか。あれは彼らの聞き間違いです。私のアクセントの問題もありましたが…」
お、なかなかな強心臓な人物のようです。自分には非はないと言い張りますか。超嘘じゃん。
アベル
「いや、私にも同じように聞こえたぞ。」
丸わかりの嘘なので、釘を刺しておきます。一瞬、アロスはまた何か言いかけますが、口をきつく噛んで、また穏やかな表情になって話します。
アロス
「次からはもっとはっきり発音するようにします、すみません。」
わかればよろしい。それにしても、結構、不思議な人物ではあります。しばらく話をすると、どうやらこのアロスも同じく入植希望の人物とのこと。そして、さらに話をすると、彼から仲間にならないかと誘ってきます。
アロス
「ところで、一緒に旅はいかがですか?気分転換にもなるし、旅の仲間は多いに越したことはありませんよ。」
アベルもここに来るまでに仲間を全て無くして、一人きりの身の上です。仲間は少しでも多い方が安心です。多少、口は悪そうですが、話せばわかるような感じでもあるので、仲間になるのを認めます。
アロス
「素晴らしい、それでは行きましょう!」
アロスはウッドエルフのレベル2のウィザードです。後衛の仲間ができ、心強いですね。
ブラックハウンド亭の由来
では、早速、ブラックハウンド亭に入ります。ブラックハウンド亭では、泊まるための部屋を手配したり、傭兵を雇ったりなどができますが、女将と話をすると、この店の名の由来を教えてくれます。
女将パスカ「私はこの店を継いだけど、元はここの客さ。前の主人は、何があったか知らないけど、行方不明になったのさ。後に残ったのはあの犬だけだよ。それがこの宿の名前の由来よ。まだ二階に座って主人を待っているよ、本当に可哀想な子だよ…」
忠犬ハチ公のような話ですな。ちょっとその犬の顔を見に行きましょう。
言われた通り、二階に上がるとフロアの端っこに黒犬がちょこんと座っています。アベルが近づくと顔をあげて、低く唸り、微かに尾っぽを振ります。
アベル
「賢そうな犬だ、こっちへ来い」
アベルがブラックハウンドを呼ぶと、犬の耳がピンと張り、嬉しそうに吠えて、飛び込んできます。そして、ブラックハウンドはアベルのインベントリにアイテムとして追加されます。
このゲームでは、ペットという概念があり、ペットを設定することができます。このブラックハウンドをペットに設定してみるとこのようにパーティの後ろをついてきてくれます。
。゚+.(・∀・)゚+.゚カワイイ!! 特に、これと言ってメリットはなさそうなのですが、可愛いのでそのままにしておきましょう。
幻覚は止まらず…
この村に着いて宿でも休みますが、辺な幻覚や幻聴をみるのは続いています。村人に話をすると、画面に紫色のフィルターがかかり、「魂のエッセンスに封じ込めらた拍動する歴史を感じた。過去からの声があなたを呼ぶ」と表現され、それぞれの人物で異なったビジョンを見せられます。
何やら、誰かの人生の一場面を切り取って見せられているような感じですが、詳しくはわかりません。
予断は禁物です。もう少しストーリーが進めば自然とわかって来るでしょう。
赤いクロークの男
時間があるので、村を探索します。するとある家の中で、二人の男女が慌てて荷造りをしているところを見つけます。その男が着ている赤いクロークには見覚えがあります。
アベル
「そのクローク、見覚えがある。お前が洞窟であの男を殺したのだな。」
しかし、女性イングロードは「何か彼を非難しようっていうの?もし、パーリィの事故のことなら、あれは獣の仕業でしょ」と言い、男ノントンも「一体なんのことだ」とシラを切ります。
アベル
「やめろ。臆病者と嘘つきに付き合う気はない。正直に言え。」
アベルの意志のステータスが高く、直球で男に詰め寄る選択肢が表示されているので、それを選択します。すると、男はアベルの迫力に折れて、正直に話しだします。
ノントン「いいだろう。白状する。俺がやったんだ。洞窟から二度と出れないようにな。もう一度、やってやる。」
そう言って、ノントンは剣の柄に手を伸ばそうとします。しかし、その瞬間、今度はイングロードが話しだします。
イングロード「あなたが洞窟で何を見たか知らないけど、でもあなたが考えていることは違うわ。パーリィ… 私の夫は… 熊と同じくらい凶暴だったのよ、どれだけ暴力を振るわれたか…。 でも、そんな時、ノントンはもっと優しく親切にしてくれた。私たちはもう一度、別の場所で人生をやり直したいの。お金ならあげるわ、だから、どうか私たちをほっておいて。」
女性の話を総合すると、洞窟でやられていた男パーリィはDV夫だったようです。それを親友のノントンが見かねて殺したというところでしょう。パーリィがどれほどのことをこの女性にしてきたかを知らないアベルには判断のしようがありません。しかし、罪は罪で、ノントンは確実に悪く、許せる気にもなりません。
悩んだ末、アベルは金は受け取らず、この二人にはとっとと失せろと言います。
アベル
「お前たちの金などいらん。とっとと消え失せろ。」
イングロードとノントンの二人は感謝して去っていきます。
アベルたちは、クエストの報酬や経験値をもらいますが、何が正しかったのか、正直わかりません。この辺り、悶々としますが、なりきりRPGの醍醐味でもありますね。
カリスカの妹
さらに、村の探索を続けると、一軒家の中で妊婦がいるのを見つけます。
女性は腹のなかの子に歌っているのか、静かに歌を口ずさみながら、暖炉の前に立っています。アベルたちの姿を見ると、声をかけてきます。
アーフラ「キャラバンのご一行の方?もしや、オデマの隊の方ではないですか?」
アベル
「オデマのことを知っているのか? 残念だがオデマは死んだ。言いにくいが、キャラバン隊は襲撃を受けた。私が唯一の生き残りだ。」
すると、女性は口を覆って、その目からは涙が溢れ出します。
アーフラ「わかっていました… あの道は危険すぎると姉さんにはいつも言ってたんです。でも、カリスカはどんな危険でもしのげると言って聞かなかったの。でも姉さんが死んだなんで信じられない。」
オデマのことを知っていたので、オデマの関係者かと思いましたが違いました。このアーフラがあのカリスカの妹です。カリスカが「村に妹がいるが、最近悩んでいるようで心配なので様子を見に行く」と言っていたのを忘れていました。
カリスカとは短い間でしたが、心を通わせた仲間だったので、その妹が悩んでいるのであれば、亡き姉に変わって助けてやろうと思います。
アベル
「カリスカはお前が助けを求めていると言っていた。俺は君の姉さんに世話になったんだ。助けが必要なら、俺がなんとかしよう。」
アベルが協力を申し出ると、アーフラはしばらく躊躇していましたが、なぜ助けが必要だったかを語りだします。
アーフラ「わ… 私は子供が心配だったのです。この村で生まれる子は長い間、ホロウボーン、魂を持たない子なのです。噂ではランガという老助産師がホロウボーンの呪いから守る術を知っていると聞きました。彼女は南にあるアンスロッグ・コンパスにいるようです。でも、そこまでこの身重の体で旅ができないので、代わりに彼女から治療の薬を処方してきてもらえませんか。」
母親として生まれて来る赤子が無事であってほしいと願うのは、誰でも当たり前のことでしょう。アベルは老助産師ランガから、ホロンボーン対策の薬をもらって来ることを約束します。
アーフラは「私たち二人を助けてくれて、本当にありがとうございます」と大きくなったお腹をさすりながら感謝してくれます。
さて、今回はここまで。
まだこの村で時間を潰していいようなので、次は早速、アーフラの頼みをきいて、南に向かいましょう。
では。