こんにちは、ゆうじんです。
今日は、Excelで作業するときに、小さなことですがすごく便利になる技についてご紹介したいと思います。
以前、VLOOKUP関数や、INDEX関数とMATCH関数の組み合わせによるデータの自動抽出についてご紹介しました。
特に、VLOOKUP関数は劇的に作業効率が上がるので、事務職や企画職のような方は仕事で使う機会も多いと思います。VLOOKUP関数は、検索したいセルと同じ内容について、別のデータベース(表)から、指定した列だけ右のものについて、データを返してくる関数でしたね。
例えば、下の例では、上側にある黄色の網掛けのデータベース(表)から、社員番号を打ち込めば氏名と所属を自動で表示させるといったことが可能となります。
例)VLOOKUP関数
今日はこのVLOOKUP関数ととても相性の良い便利な小技についてご紹介したいと思います。
それは、行と列を入れ替えるという技です。
Excelでの行と列の入れ替えについて
VLOOKUP関数では、あるセルと同じものの右側の列にあるセルについてデータを返してきます。
しかし、検索したいデータベースの行と列が逆になっていて検索することができないという場合があります。
例えば、下のケースのように、A列目に店名があり、1行目に1〜6月までのデータがあるデータベースがあるとします。このデータベースがある場合に、VLOOKUP関数で月度をキーに検索をかけたいとしても、行と列が逆になっているため、検索することができません。
この場合、行と列を入れ替えれば、 VLOOKUP関数が使えるのですが、行と列の入れ替え方を知らないと非常に効率が悪くなります。手作業で入れ替えると時間もかかりますし、人為的なミスも発生する可能性が高いのですが、実はあっというまに入れ替えることが可能です。
行と列の入れ替えの手順について
まずは行と列を入れ替えたい範囲を全て選択して、その部分をコピーします。
次に、行と列を入れ替えたものを新たに貼り付けたいセルで右クリックし、「形式を選択してペースト」を選びます。
そうすると形式を選択する画面が出ますので、そこで「行列を入れ替える」という部分にチェックを入れて貼り付けます。
そうすると、下の図のように、行と列が入れ替わって貼り付けることができます。
このように、行と列の入れ替えは実はとっても簡単です。しかし、知らないと結構、地味に手間がかかるため、覚えておくと便利だと思います。
ぜひ一度試して使ってみてください。
では。