こんにちは、ゆうじんです。
本棚の整理もほぼ終わったのですが、やっぱり懐かしくなり、つい読みながらやると、とても時間がかかりました。。。
さてさて、作業途中につい読みはじめてしまったため、かなりの作業中断を余儀なくさせられた本を一つを紹介したいと思います。超絶有名な漫画なのですが、せっかくなのでご紹介します。
それは、大友克洋氏の漫画「AKIRA」です。
大友克洋とは
大友克洋(おおとも かつひろ)氏は1954年生まれの漫画家です。
緻密な描き込みや、複雑なパースを持つカット割りが特徴で、代表作に「AKIRA」「童夢」「ショートピース」などがあります。
また、「AKIRA」を原作としたアニメ映画は国内外で絶賛され、ジャパニメーションの先駆けとなった記念碑的存在です。
他にもよく言われることですが、大友氏の作品の中では、日本人のキャラクターをそのままの姿(目は細く、鼻は低く、胴長短足など)で描いて成立させてるのも当時としてはとても珍しかったです。
大友氏の作品は、以降の漫画に多大な影響を及ぼしており、「大友以前、大友以後」と呼ばれるくらいです。
例えば、「童夢」にでてきましたが、超能力で壁が球形に圧迫されて割れるシーンなどは、今でもアクションものの定番として、よく見かけますね。
AKIRA
そんな大友氏の代表作「AKIRA」は、超能力による戦いによって、近未来の巨大都市が崩壊していく姿を描いたSF作品です。
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(あらすじ) 1988年7月、関東地区に新型爆弾が使用され、第三次世界大戦が勃発した。そして31年—東京湾上に構築されたメガロポリス=ネオ東京は、翌年にオリンピック開催を控え、かつての繁栄を取り戻しつつあった。 2019年のある夜、ネオ東京郊外の閉鎖された高速道路に侵入するバイクの一団があった。金田をリ一ダーとする職業訓練高校の生徒達だ。 一団は路上で掌に26と描かれた奇妙な小男と遭遇、先頭をバイクで走っていた島鉄雄は転倒、負傷する。小男はシワだらけの子供のようだった。小男に詰め寄り、鉄雄を助けようとする金田達の目の前に突如軍用ヘリが下降してくる。軍は、小男と倒れた鉄雄をへリに収容し、飛び去るが、、、。 ネオ東京を舞台に繰り広げられる本格SFアクションコミックの金字塔!
AKIRAは、週刊ヤングマガジンに1982年から1990年まで連載され、単行本は大判サイズ全6巻で講談社からでています。緻密に描き込まれた漫画なので、大判サイズで読むと迫力もあります。
私の感想
当時、AKIRAを読む前にいくつか大友氏の作品を読んでいたのですが、「童夢」くらいだったと思いますが、それまでは結構引きの絵を多用していたのが、随分とアップのコマを入れてきたなあ、雰囲気が変わったなあと思ったのを覚えています。
AKIRAも同様に、引きもアップも使っており、今読むと、引きでの緻密な絵も、アップの絵も両方カッコよいですね。特に、都市が崩壊する様子は、書き込みがすごくて圧巻です。
また、これだけの話を、よく大判とはいえ、6巻できちんと完結させたと思います。スピード感ある展開です。
AKIRAは有名すぎて、いろんな方が感想や分析をされているので、今更付け加えることもないのですが、以降の漫画に大きな影響を与えた作品で、今読んでも面白さは変わらないと思います。未読の方はぜひ一度読んでみてください。
では。