Baldur’s Gate EE(バルダーズ・ゲートEE)攻略記(その10)

こんにちは、ゆうじんです。

お待たせしました。バルダーズゲートEEの攻略記その10です。

とうとう、リプレイも10回目と二桁まで来ました。ゆっくりですが、少しずつガラコ一行も成長し、ストーリーも進行しています。長丁場となりますが、ぜひ、気長に応援してください。

さて、前回、ガラコ君一行はサブシナリオで経験値稼ぎをするため、漁村に向かいました。漁村では、いくつかのトラブルを解決し、アンクヘッグという巨大な虫の殻を集めて大金を手に入れました。

●主人公ガラコ:人間、ファイターの脳筋好青年。心当たりはないけど、行く先々で命を狙われ続ける。不幸を引き寄せる男。主人公の特権で、魔法の武器・防具を身につけている。まるで一撃必殺の強化人間。
イモエン嬢:人間、シーフ。妹的幼馴染。多分、メインヒロイン。言葉通りの押しかけ女房。ガラコにおねだりして、念願のシャドウアーマーを手に入れた。着実に欲しいものを手にする女。
カリード:ハーフエルフ、ファイター。臆病だが、名誉を重んじる人。比較的良識派で、パーティの精神的支柱。ジャヘイラさんの旦那さん。名声が高まると毎度、褒めてくれる人。パーティのタンク役。
ジャヘイラ:ハーフエルフ、ドルイド姉さん。麗しい見た目と違い、棒(クォータースタッフ)を持てば人が変わったように敵を打ちのめす。カリードの奥様。若い頃のヒッピー生活のおかげで、各地の伝承に詳しい。
アジャンティス:人間、熱血パラディン。ちまたで増える野盗の狼藉ぶりに公憤を覚え、いざ冒険者の道へ。猪突猛進の危ないお方。手をかざすと回復する特殊能力レイ・オン・ハンドを使って撫でまくり。
ニーラちゃん:ハーフエルフ、ワイルドメイジ。能力は高いが、たまに予期しない結果を生んでしまうドジっ子魔法使い。典型的なツンデレパーティの宝石袋、スクロール袋、ポーション袋を一手に持って、しっかり家計管理。意外に良い妻になりそう。

ところで、前回のプレイ中、パーティの姫様ニーラちゃんが、ワイルドマジックの特徴である予想不可能なトラブル(=ワイルドサージ)をコントロールする術を身に付けたいと言い出しました。

今回はその希望の応えることにして、ニーラちゃんのいう通り、老ワイルドメイジのアドイに、ワイルドマジックのコントロール法を教えてもらいに行きましょう。

どんな展開が待ち受けているのでしょうか。

では、はじまり〜、はじまり〜。

※なお、文中のキャラクターの発言・行動は、ゲーム内での会話や行動をそのまま使っている以外に、筆者が脳内補完して追加している部分がありますので、ご容赦ください。

アドイの住まいへ

アドイの居場所は、ニーラちゃんから聞いています。早速マップに表示された場所へノンアポで向かいます。

アドイの住まいのマップを道に沿って歩いていると、砦のようなものを作っているゴブリンたちに遭遇します。

ゴブリン「バーグリビエック様に人間が迫ってきていると、ログドク王に伝えろ!」

なんのこと???

いきなりの展開に訳がわからないガラコたち。ゴブリンはまだ襲って来ません。一応、共通語で話をしているので、こちらからも声をかけてみます。

ゴブリンとの会話で、バーグリビエックとはどうやら彼らの神様らしく、ログドク王がその神様を部外者から守っているということがわかります。他の種族に神様をとられないように、洞窟にいるようです。

脳筋好青年のガラコ君、あまり伝承知識が高くないので、疑うことなく納得。「ゴブリンの生態はそんなもんなのね。彼らも神様を信じるのかぁ。ふーん。」

しかし、神様が洞窟にいるというのはよくわかりません。神様って実在するの?それとも何か信仰の対象となる像とか??

今回の目的はアドイを探すことですが、彼の住まいの近くなので、ゴブリンが敵対的でないなら、彼らの王ログドクにアドイのことを聞くのも悪くありません。ログドク王の元へ連れて行ってもらうようにお願いすると、あっさり案内してくれます。

ゴブリン「案内してやるから、面倒を起こしたりするなよ!」

見張り役のあんたが簡単に案内して、あとで怒られない?

妻を殺されたレンジャー

とにかく、ゴブリンは意外に友好的で王の元へ案内してくれます。ついてこいというので、案内役のゴブリンの後をついて歩いて行きます。

案内役のゴブリンは、サービス精神旺盛で歩きながら色々話してくれます。ゴブリン「東に行くぞ、北には行かない。北の方なんか住めるか!

なぜか、ゴブリンは北のほうを嫌がります。先天的トラブルメーカー・ガラコのアンテナがビビビッと反応します。ひょっとすると、ワイルドメイジのアドイは北に住んでいるのでは?

ゴブリンがすたすた歩いて行く東側と、北側に道らしきものがあります。せっかくゴブリンが案内してくれているのを無視して、北側へ勝手に歩いてみます。(こういう風に、自分の考えるがままに動ける懐の深さが、バルダーズゲートの魅力だと思いますね。案内を無視するなんて、普通のRPGではなかなかできません。。。)

北へ続く道をしばらく歩くと、小屋があり、男が取り乱して立っています。

最初は取り乱していて、何を言っているかわかりませんが、話しかけているうちに落ち着いて来たらしく、彼はレンジャーのマグレブと名乗ります。

レンジャー・マグレブ「私の名前はマグレブだ。リルサと私は長年この一帯を監視して来たのだが、ゴブリンたちは、ほんの数ヶ月前に突然現れた。そして、リルサは彼らに話しかけようとしただけなのに殺されたと話してくれます。

そして、ゴブリンが最初に現れたのは、年老いたメイジ・アドイの家の周りだったが、そのメイジを連れてすぐ北東にある洞窟に入って行ったんだ。そのあと、巨大なホブゴブリンが来て彼らの王ログドクになったんだと教えてくれます。

どうやら、ゴブリンが神様と崇めているのは、アドイのことのようです。そして、アドイは洞窟に幽閉されているのではと推測されます。しかし、なぜ急にゴブリンがアドイの家の周りに発生したのかわかりません。アドイを助けて話を聞くことにしましょう。

また、マグレブによるとゴブリンたちは泣き叫ぶ女性リルサを容赦なく殺したようです。やはり、ゴブリンはゴブリン、友好的に見えても共存することは難しいようです。マグレブに彼女の仇を取ることを約束します。

再び、案内ゴブリンと合流

レンジャー・マグレブの話を聞いたあと、はぐれた案内役のゴブリンを追いかけます。

ゴブリンはわざわざ道の途中で、ガラコ君たちを待っていてくれました。案内役のゴブリンは丁寧ですな。

彼の案内の通り、後ろをついて歩くと、洞窟までの道の途中にいるたくさんのゴブリンたちは襲って来ません。

そしてやっと洞窟に到着です。案内役のゴブリンとはここでお別れです。

リルサの遺体を埋葬

しかし、洞窟に入ると、すぐにゴブリンの一団に襲われます。

ゴブリン「あの馬鹿、また侵入者を中に入れやがったやっぱり、あの案内役のゴブリンは普通じゃなかったのね。。。

ゴブリン一団ですが、前回経験値稼ぎをしたガラコ一行の敵ではありません。あっという間に倒します。ムッフッフ。

洞窟の中はいくつかの部屋にわかれているので、気をつけて進みます。どこかにログドク王もアドイもいるはずです。

少し歩くと、レンジャーのレザーアーマーを着た女性の遺体が横たわっています。マグレブから聞いていたリルサです。残忍に殺された彼女の姿を見て、仇を討つことを固く心に誓います。

遺体を調べるとリルサは指輪をはめています。指輪を見ると「永遠の愛をこめて マグレブ」と彫られています。リルサは単なる同僚ではなく、マグレブにとって大切な女性だったようです。

ログドク王やゴブリンと闘いながら、遺体を運ぶのは難しいため、この指輪を形見にマグレブに渡すこととし、彼女の遺体を埋葬します。

ログドク王発見、アドイは?

洞窟を進むと大きな広場があり、そこにログドク王はいました。

ログドク王「お前をここに入れたのはどこの馬鹿だ?まあいい、お前を殺してから馬鹿どもを始末するまでだ!」と言って、手下のゴブリンとともに襲いかかって来ます。

ログドク王は体は大きいものの、普通のホブゴブと同じような感じです。前衛組が直接攻撃、後衛組は遠距離から弓矢などで攻撃すると、あっさり倒せました。

ログドク王を倒して周辺を探しますが、アドイの姿は見えません。部屋もここで行き止まりのようです。

しかし、部屋を見渡すと、奥に格子状に組まれた木が見えます。近づくと、この奥はどうやら牢屋となっているようです。

牢屋の扉には、鍵がかけられいましたが、イモエン嬢がシーフ能力の鍵あけが成功し、牢屋の中に入っていきます。

老ワイルドメイジを発見!

牢屋の奥にアドイはいました。ふっくらした小太りの男です。

ガラコが「ニーラもワイルドメイジなんだ。あなたが魔法を制御する方法を教えてくれると思っている」と伝えると、アドイは「残念ながら力にはなれないと思う。予想外に起こることも余興として受け入れなさい」と後ろ向きな発言。

なんとか粘って話を聞くと、アドイはこれまで起こったことを話し出します。アドイはワイルドマジックで誤って召喚したゴブリンに神と崇められたが、ホブゴブリンのログドクがゴブリンの王となるためにそれを利用して、アドイを洞窟に幽閉したということがわかります。

数ヶ月前に急にゴブリンがアドイの周辺に発生したのは、こういう事情があったようです。

「リルサがゴブリンに殺されたのも、全部、お前のせいじゃないか!」アドイを熟練のワイルドメイジと思っていましたが、ひょっとするととんでもない勘違いかもしれません。

因縁の対決、再び

アドイと話をしていると、突然、5つの光の輪が出現します。テレポートの時にでてくる輪です。驚く間も無く、彼が現れます。

そう、レッドウィザードのエカンドルです。ワイルドマジックの秘密を解き明かすために、ニーラを解剖しようと追いかけている変態魔法使いです。

ニーラちゃん「ちょっと!また、あんたなの!」

エカンドル「小娘!こいつは誰だ?別のワイルドメイジか?さらに実験台を連れて来てくれたようだな」と言い、早速、戦闘開始です。いつまでも追いかけてくるエカンドルと決着をつけましょう。

戦闘が始まると、アドイはいきなり「ワイルドマジックの力をとくと見よ!」と叫ぶと魔法を唱えます。おっ、戦力になるかもとガラコ一行、期待します。アドイは光に包まれ、、、なんとネズミになってしまいます。やっぱりこの人、あかん人やわ。

エカンドル側は、エカンドル、ウィザード1人、ボディガード2人、オーガバーサーカー1体の5名です。相手も精鋭揃いなので、こちらも一人一人に指示を出します。

エカンドル、ウィザードというマジックユーザーが離れた場所におり、前衛にボディガードとオーガバーサーカーがいます。本当は魔法が怖いので早く魔法使いを叩きたいのですが、少し離れているため、手順を考えて指示を出します。

(与えた指示)
前衛のガラコ、カリード、アジャンティス、ジャヘイラ:オーガバーサーカーを全力で攻撃。
イモエン:近くにいるウィザードを弓矢で攻撃し、呪文詠唱を邪魔する。
ニーラ:スリープの魔法で、エレカンドルを眠らせる。

物理攻撃の前衛組は、オーガバーサーカーに着実にダメージを与えます。オーガバーサーカーは怒り狂って「おれおまえつぶす、ぺしゃんこにつぶす」と向かって来ますが、4名掛りであっさり倒せました。これで、相手側の物理的な戦闘力はずいぶん落ちたはずです。

スリープを唱えていたニーラちゃんも、なんとこんな時に限ってワイルドサージが発生します。「呪文詠唱レベル実質-1」とのこと。まあ、比較的被害の少ないもので良かったです。

しかし、その隙に、エカンドルが魔法を唱えます。まだ、戦力は互角なのでここで痛い魔法がくると危ないです。身構えます。

エカンドル「我が肌は刃を通さぬ!ストーンスキン!」

エカンドルはレベル4の魔法ストーンスキン(石の肌)を唱えました。魔法の石の外皮は、近接武器や飛び道具のような物理攻撃から術者を守ります。

エカンドルは、こちらの物理攻撃を警戒して、守りを固めたようです。攻撃魔法は来ませんでしたが、長引く前に倒す必要があります。

こちらの前衛4人がオーガバーサーカーに集中していた隙に、脇を抜けて来たボディガード2人が、後衛のニーラ、イモエンに襲い掛かります。

後衛2人がなんとか攻撃を避けている間に、前衛のガラコ、カリード、アジャンティス、ジャヘイラが少し下がって、ボディガードを攻撃します。前衛キャラ同士であれば、ボディガードに負けることはありません。ボディガードは瞬殺です。

そうしている間に、エカンドルはさらに魔法を詠唱します。

エカンドル「ミラーイメージ!鏡よ、我が分身を作りだせ!」

エカンドルはレベル2の防御系の魔法ミラーイメージ(鏡像)を唱えます。この呪文は、術者の周りに術者と寸分違わない分身を出現させ、攻撃を当たりにくくさせます。腕の良いエカンドルは、5体もの分身を作り上げました。

あと残すのは、ウィザードと、魔法で防御を固めたエカンドルの2人です。2人のウィザード相手に、全員で一気に間合いをつめて、物理攻撃で押し切ります。

ウィザードはあっという間に体力を削られて死亡。残されたのは、魔法で防御を固めたエカンドルですが、如何せん、多勢に無勢、時間とともに、魔法の効果が薄れ、また、分身も一つづつ消されていき、とうとう倒されてしまいます。

戦闘が終わると、見計らったようにネズミの姿からアドイが元の姿に戻ります。

アドイのベルト

エカンドルを倒し、やっとアドイと落ち着いて話せるようになります。

ニーラちゃんが、アドイにワイルドマジックの制御法を改めて聞きますが、やはりそんなものはなく、あるがままに受け入れるしかないようです。

ただ、アドイは「役に立つだろう」とベルトをニーラちゃんにくれます。アドイのベルトは、術者がワイルドサージで変身してしまうのを防いでくれるようです。街中などで急に人間以外に変身するのを避けるための道具だそうです。

正直、あまり役立つようには思いませんが、ま、ないよりはまし程度でニーラちゃんに装備してもらいます。

せっかく、期待していた結果にならなかったため、ニーラちゃんが落ち込まないか心配です。

アドイからベルトを受け取ったニーラちゃんは、「まあ、うれしいこと、せっかくここまで来たのに手に入ったのはベルトだけ。しかも全然似合わないし!と不満を口にしますが、軽口を叩けるのであれば大丈夫でしょう。

アドイはガラコにも贈り物を渡そうとしてくれますが、魔法で贈り物を出そうとして、ワイルドサージを起こし、どこかに消え去ってしまいます。アドイさん、つくづく、あかん人やわ。

ま、消え去った先でも、アドイはマイペースにあるがまま過ごしていくのではと思います。

帰り道にゴブリン成敗!

ゴブリン達の王ログドクを倒しても、手下のゴブリン達は消えません。洞窟から出ると、案内役のゴブリンや、周辺にもたくさんゴブリンがいます。

特段、これらのゴブリンは敵対してこないので、襲って来ません。無視してやり過ごすことができます。

しかし、洞窟内でリルサの痛ましい姿を見ており、やはり仇を討っておくべきと判断。敵対しないゴブリンなので、若干悩みますが、まずは案内役のゴブリンを攻撃し、倒します。

すると、他のゴブリン達は敵対し、襲ってくるようになりました。結構な数がいますが、普通のゴブリンなので、一匹ずつ成敗していきます。

帰りの道すがら、すべてのゴブリンを成敗し、リルサのことを報告しに、マグレブの元へ向かいます。

マグレブに、リルサの亡骸を埋葬し、形見として指輪を持って来たことを伝えます。彼は感謝してくれます。

レンジャー・マグレブ「礼を言うよ、ファイター。リルサと私はこの一帯を監視しえきたんだ。これで彼女も安らかに眠れるだろう。私はこれからも役割を担い続けるよ」と、彼女の魂と共に、この地でレンジャーを続けることを約束してくれます。

悲しい結末ですが、マグレブが前を向いて歩き出していることに少しだけ希望を感じます。かたい握手を交わし、ガラコ達はアドイの住まいを後にしました。

今回は、老ワイルドメイジのアドイの元を訪ね、予期しないトラブル・ワイルドサージの回避法を教わりに行きましたが、結果として、徒労に終わりました。

ワイルドマジックとは、おおらかな気持ちで付き合うしかなさそうです。ニーラちゃん、Let It Be(あるがまま)で前向きにやって行きましょう。

今回はここまで。

では。