こんにちは、ゆうじんです。
お待たせしましたStardew Valley(スターデューバレー)攻略記その35です。今回はスターデューバレー攻略記の一応の完結編となります。ゲームそのものはもっと攻略すべきことがあるのですが、主人公ゆうじんの物語としては、愛妻ペニーちゃんと家庭をもうけることもできたので、一旦の区切りをつけたいと思います。
ゆうじんが谷に移り住んで、あっという間の1年でしたが、季節が巡り、再びスターデューバレー にも春がきました。ペリカンタウンをアートの発信地にしようというゆうじんのアドバイスから、前回は芸術家リアの作品展を町で開催することになりました。リアの作品は町の人々に賞賛され、作品もほとんど売れて、リアは自信をもちます。
●主人公ゆうじん:都会のギスギスした生活に嫌気がさして脱サラ。祖父が遺した“前向き牧場”に移り住む。片想いだったペニーちゃんと結婚した途端、独身女性に好かれだす。最近、子ども部屋を増設。 |
また、冬の閑散期が終わり、再び農作業などで多忙となりますが、牧場主として一人前に成長し、愛妻ペニーちゃん支えられたゆうじんには苦はありません。
日々、幸せを実感するゆうじん、最終回も家族やみんなが幸せになれるよう頑張っていきましょう。
では、はじまり〜、はじまり〜。
泣いて笑って…幸せになろうよ
さて今日もいつもと同じく家畜の世話をします。春となって牧草も青々と生い茂るため、ニワトリと牛たちを屋外に放します。冬の間は寒くて小屋の中に閉じこもっていたからか、外を自由に歩き回れてとてもうれしそうです。
ひとしきり家畜の世話と農作業が終わったので、ゆうじんは町へ出かけることにします。今日は愛妻ペニーちゃんも町に出かけるようです。
ゆうじんが町の広場を移動していると、義母パムが歩いています。ゆうじんは声をかけます。
ゆうじん
「おはよう、パム義母さん。この前はカリコ砂漠まで運んでくれてありがとう。」
すると、パムは元気よくいまの気持ちを語ります。
パム
「バスが復旧してくれて、うれしいったらありゃしないわ!生き返るような気分よ。」
町の財政問題でバスが運休し、バス運転手を首になってた時には考えられない笑顔で、パムは屈託なく笑います。自分の境遇を悲観し、呑んだくれていた義母さんに笑顔が戻り、ゆうじんは本当にうれしいです。あまりにうれしいので、ゆうじんは持っていたラッパスイセンの花を、復帰祝いとしてプレゼントします。
ゆうじん
「これは気持ちだけだけど、義母さんが再びバス運転手に戻れたお祝いだよ。」
すると、パムもラッパスイセンの花を笑顔で受け取ります。
パム
「やるじゃないか、若いの。ありがとよ!」
パムも、町営バスの復旧にゆうじんが尽力していたことをペニーちゃんから聞いていたようで「やるじゃないか、若いの」の言外に深い感謝の気持ちを感じます。
そして、なんとそのやりとりをペニーちゃんが見ていました。ペニーちゃんは牧場から徒歩で移動してきたらしく、ちょうどここで鉢合わせたのです。ペニーちゃんの瞳に涙が浮かんでいます。
いいんだよ、泣いても。。。その涙は悲しい涙じゃなくて、うれしい涙だから。。。気づけば、パム、ペニー、ゆうじんはみんな泣きながら笑っています。
ハニー、できちゃったの!?
翌朝、ゆうじんがベッドから起きてくると、ペニーちゃんがいつも通りキッチンにいます。なんとなく、うれしそうに見えます。昨日のパムの一件があったからでしょうか。
ゆうじん
「おはよう、朝からいい笑顔だね。何かいいことでもあったの?」
すると、ペニーちゃんは顔を赤くして答えます。
ペニー
「ハニー、できちゃったの。すごいことだと思わない?」
一瞬なんのことかわからず固まるゆうじん。しかし、その言葉の意味を理解し、大喜びします。
ゆうじん
「やったー、ペニーちゃん、ありがとう。」
そして、ゆうじんは彼女を強く抱きしめます。
立て続けに、幸せが押し寄せるゆうじん&ペニー夫妻。疾風怒濤と言っていいくらい、幸せの波がきています。
エピローグ・さくら咲く
ペニーちゃんの妊娠が発覚してから、ゆうじんはペニーちゃんにできるだけ安静にするように言います。しかし、ペニーちゃんは笑って「わかっているわよ」と言いながら、ジャスとヴィンセントの家庭教師としていつも通りの生活を送ります。そして、桜が満開に咲き、舞い散る時期がやってきます。満開に咲く桜は生命力に満ち溢れています。
満開の桜を見て、ペニーはついこの前まで、厳しい境遇にあったのを忘れてしまいそうになる自分に気づき、少し怖くなります。
ペニー
「こんなに幸せでいいのかしら、、、こういう生活をもてることに私はすごく感謝してるわ。ありがとう。」
何気ない日々の中に、幸せを感じ、そしてそれを大事なものと思うペニーをゆうじんは尊いと思います。ペニーちゃんと一緒になり、本当によかったと心から思います。
そして、出産の時が近づきます。ペニーちゃんのお腹は見てわかるほど大きくなっています。
ペニー
「春は私のお気に入りの季節なの。新鮮な風が私を希望で満たしてくれるの、あなたみたいに。この季節に赤ちゃんを産むことができて私は幸せよ。」
ゆうじんはペニーちゃんの肩を引き寄せ、抱きしめます。ペニーちゃんとお腹にいる赤ちゃんの2人を愛おしく包みたいと思います。
そして、その夜、ペニーちゃんは女の子を産みます。
「この子、なんて名前がいいかな?」
ゆうじんとペニーちゃんは希望で心を満たしてくれるこの春という季節に感謝して、女の子に「さくら」と名付けます。親バカかもしれませんが、この子がたくさんの希望に包まれて欲しいと心から願います。
出産した朝、ペニーちゃんはゆうじんにこう語ります。
ペニー
「これからは、さくらが家族の一員になるんだね。すっごく恵まれてるよ。」
ペニーちゃんとゆうじんはベビーベットで眠るさくらを見つめながら、自分たちもこのように望まれて生まれてきたんだと実感します。
すやすやと眠るさくらを見つめながら、ゆうじんは思います。
人生はメリーゴーランドのようです。いいときもあれば、悪いときもあります。自分は都会に疲れてスターデューバレーに移り住み、また、ペニーは母1人子1人で辛い生活を送ってきていました。
この子の人生にも、幸せなことだけではなく、辛いことや悲しいことがきっとあるでしょう。でも、その困難から逃げずにまずはがむしゃらに立ち向かえばいいと思います。
そして、もしその困難との戦いにくじけ、さくらの心がその輝きまで失ってしまいそうな時があれば、この“前向き牧場”に戻ってくればいいと思います。
その時は、自分がおじいちゃんにしてもらったように、この牧場を譲りたいと思っています。そう、この前向き牧場とスターデューバレーはいつでも、いつまでも変わらず、優しく包み込んでくれるから。。。
(了)
謝辞&あとがき
これで、1年ちょっとに及んだゆうじんの牧場生活は一旦終了となります。駄文にもかかわらず、最後まで読んでいただいた皆様、本当にありがとうございました。
ペリカンタウンの復興はまだ途上で、ゲームとしてはもっとやるべきことがあるのですが、主人公ゆうじんとしては、十分、スターデューバレーでの生活を満喫できたと思っています。ペニーちゃんとの結婚に至る過程や、家族となってからのこと、住人たちとのイベントも唯一無二の物語を経験できたと思います。それにしても、このゲームはビット絵ながらも、住人の性格や、住人同士の人間関係が細かに考えられているため、非常に情感あふれたゲームになっていました。さすが、大ヒットした傑作です。
今回、ゆうじんはペニーちゃんと結婚しましたが、他の女性と結婚していたら、また全然違ったストーリーになっていたと思います。なので、この攻略記を読んで多少ネタバレしても、プレイヤーごとに違った物語として楽しめると思います(ちょっと言い過ぎ?)。少なくとも、今回の攻略記ではあまり触れ切れなかった廃鉱や砂漠の冒険、釣りなどなど、遊びの幅はひろいです。未プレイの方は、ぜひ一度遊んでみてください。ほんとオススメです。
それにしても住人の性格づけや人間関係がしっかりしてるから、つい色々想像してしまいます。さくらが育って高校生くらいになり、ヴィンセントと付き合いだして、ジャスとバトルを繰り広げたりって、飛躍しすぎか。。。
最後、脱線しましたが、本当に皆さんありがとうございました。
スターデューバレーよ、フォーエバー!!
では。