こんにちは、ゆうじんです。
お待たせしました返校 -Detention-(ヘンコウ・ディテンション)攻略記(その15)です。
前回、レイが城隍神に祈りを捧げると、目の前にラジオが現れます。レイがラジオが受信する番組を変えると、原理はわかりませんが、異なる場所・時間に転移することができます。ラジオの周波数を変えてレイは自分の家に戻りますが、両親の仲の悪さを目の当たりにして、改めて悲しみを感じます。
ラジオを操作して歩み続けるレイは、扉のたくさんある通路を通り抜け、天井から注射器がたくさんぶら下がっている場所に辿り着きます。今回はさらに先へ進み、この奇妙な世界に迷い込んだ理由を知るとともに、この世界から脱出しましょう。
では、はじまり〜、はじまり〜。
※本攻略記はネタバレありのプレイ日記ですので、未プレイの方はご注意ください。また、文中のキャラクターの発言・行動は、ゲーム内での会話や行動をそのまま使っている以外に、筆者が脳内補完している部分がありますので、ご容赦ください。
浮気調査のチラシ?
たくさんの扉を通り抜けた先は、天井から注射器がぶら下がる通路です。なぜこんなものが吊り下げられているのかわかりませんが、怪我やダメージがあるかもしれないので、慎重に先へ進みます。
幸い注射器によるダメージはなく、レイは通路の先に扉を見つけます。扉の手前の床に紙くずが落ちています。
手に取ってみると、それは『私立探偵の広告』です。チラシにはイラストとともに「夫の浮気?夜遅くまで帰ってこない?身辺調査は我々にお任せを」と書かれています。
浮気調査のチラシらしいですが、なぜこんなものが落ちているのかわかりません。。。
冷めた寝室
広告のチラシを拾った後、レイは扉を開けて中に入ります。
すると、そこは両親の寝室です。重力がおかしいのか、ベッドは壁に立てかかっており、両親が横になっているのがわかります。父は仰向けに、母は父に背を向けて丸まっています。二人を見て、レイは呟きます。
レイ「昔は夜寝る前いつも、壁越しに両親の楽しそうな会話が聞こえていた…昔はそれくらい仲がよかった。やがて父さんは泥酔して帰宅するようになった。母さんはいつも、部屋の隅で涙を隠すように身を屈めていた。」
今の様子からは考えられませんが、昔は両親の仲はよかったようです。それがいつからか二人の関係が冷えてしまったとのこと。レイが両親の昔のことばかり言うのは、きっと両親に仲良くしてほしいという表れでもあるのでしょう。レイは両親のベッドを通り過ぎ、寝室にある別の扉から外にでます。
時の止まった時計たち
寝室の隣は、またまた奇妙な部屋になっています。部屋には壁に3つの時計が掛けられているだけです。レイは時計に近づいてみます。
3つの時計のうち、中央の時計には針がなく、左右の時計は止まっています。ただ、手で針は動かすことができそうです。
しかし手がかりが思いつかないので、他に調べられる場所がないか探してみることにします。
どの先生の部屋だろう?
注射器がたくさんぶら下がっている扉まで戻り、先に進むと別の扉があります。早速、中に入ります。
扉の先は、机や椅子が置かれており綺麗な部屋です。
机の上をみると、課題の紙が積み上がっており、先生の机だということがわかります。ただ、どの先生の机かはわかりません。先生と呼ばれているところから考えると、イン先生、校長先生、チャン先生のうちの誰かでしょう。
先ほどの時計のパズルを解く手がかりがあるのではと期待しますが、部屋を調べても特になにもありません。とりあえず、一旦、部屋を出ることにします。
手がかりは既に示されていた!
その後も、時計の謎が解けずに、手がかりを探そうと同じ場所を行ったり来たりします。
なかなか手がかりを見つけることができませんでしたが、悲しみで満たされた『中身のあるコップ』を手に入れた場所まで戻って気づきます。レイの写真の両脇に両親の写真が並んでいるのと、時計が3つ並んでいるのは同じレイアウトです。
そして、この部屋の照明を落とすと両親の写真に現れる赤い線は時計の針のように見えます。
両親の写真は向きが傾いているので、それを上下正しくすると赤い線がどうなるか、、、左の父親は6時45分、右の母親は1時になるはずです。多分。。。早速、時計のある部屋へ戻って、針をその時刻に合わせてみます。すると、真ん中の時計の盤面が真っ赤に染まります。
他に何か起こるのではとドキドキして待ちますが、特に何も起こりません。モヤモヤしながら部屋を出て、両親の寝室に戻るとレイは驚きます。
父親に女性の影…
両親の寝室に入ると、先ほどの暗い雰囲気から一変しています。部屋はいかがわしい赤色に染まり、女性ものの下着が散乱しています。父親はいますが、母親の姿はありません。
その様子を見てレイは何かを思い出します。
レイ「ある日、父さんがぐでんぐでんに酔っ払って帰宅し、玄関前で倒れてしまった…地面に倒れている父さんの姿に耐えられず、私は玄関の外まで出て手を貸した…そのとき、煙草の匂いに混じって、別の香りを感じた…女の人の化粧品の香りだった…」
そうです。父親が酔って帰ってきた夜、レイは女性の香りを感じたのでした。敏感な年頃の女の子にとってはショックだったと思います。寝室には他に何もないので、部屋から出ましょう。
破綻してしまった家庭…
他に行くところがないレイですが、父親のあんな姿を見たくもないので、とりあえず他の場所へ行くことにしましょう。当て所なくうろつき、ふと家族の写真が飾られた部屋へ戻ります。すると、ゆがんでいた写真が動き出します。
そして、部屋は真っ赤になります。これが何を意味しているのか不明ですが、少なくとも家族の関係にとってプラスの意味ではないでしょう。家庭が崩壊したとでも言いたいのでしょうか。
そして、部屋の奥の鍵のかかっていた扉が不気味な光を放っています。この扉には「然るべき時に然るべき者と会え」という言葉が書かれていました。然るべき時がきたということでしょうか。レイは扉を開けて外に出ます。
彷徨い歩いた先にいるのは…
扉の外へ出ると、水辺に出ます。草はピンク色と色彩がおかしく、まるで現実感がありません。レイは先へ歩いていきます。
すると、一艘の船の上、光り輝く人影が現れます。
一体何かと思って見ていると、人物と周囲の景色が徐々に変化していきます。
変化が終わると、レイは学校の一室で男性の前に立っています。この男性が一体誰なのかわかりませんが、これまでのストーリーで示唆された男性という意味では、校長?チャン先生?ぐらいしか思いつきません。一体誰なんだと思っていると、男性が口を開きます。
紙飛行機が結んだ出会い
男性はレイを心配した雰囲気で語りかけてきます。
男性「きみの紙飛行機を受け取ったよ。ご両親のことで、きみがつらい日々を過ごしてると考えると心配でたまらなかった。でも、そんな心配はどうやら杞憂だったようだ。きみには才能がある。それに、誰よりも真っ直ぐで、まるで白いスイセンのようだ。」
男性はレイの家庭環境のことを知っており、彼女の文才も認めているようです。ということは、先生なのは間違い無いでしょう。
男性「普通と違う生き方には困難が伴うこともある。でも、僕ならきみの気持ちが理解できると思うんだ。」
男性は、自分ならレイの気持ちを理解できると言います。さらに男性は続けます。
男性「僕が海外にいた頃の話を聞きたいと言っていたね。今話せるのは、僕の過去はなかなか複雑だということだけ。ここ十年でこの国では多くの恐ろしいことがあった…信じられないだろうけど…かつてこの国は今ほど圧政的で、冷たいところではなかった…」
男性は帰国子女のようで今の国の状況には批判的で、かつて国がもっと自由だった頃のことを知っているようです。
男性「今度の週末に、一緒に大通りへ行かないか。検閲を通る教科書には載っていない、知るべきことは数多くある。」
オイオイ…いかがわしいというのは言い過ぎですが、男性教師が女子生徒と一対一で出かけるというのは誤解を招く行為です。現在でさえそうなのだから、当時は尚更でしょう。。。そして、男性はそう言い残すとその姿は消え去ります。
男性の姿が消え去ると、机の上に何かが置かれています。
レイが手に取ると、それは『紙飛行機』です。アイテムの説明をみると「悩みを乗せて投げると、導いてもらえる」とのこと。男性が言っていた紙飛行機はこのことでしょうか。
部屋には誰もいなくなり、他に何もないようなので、近くの扉から出ます。
新たなラジオ局が開設!
男性との邂逅が終わると、レイは再び自宅のダイニングに戻ることができます。ダイニングには両親の姿は相変わらずありませんが、机の上に紙が置いてあります。
手に取るとそれは『ラジオ局』というメモです。メモには「新局開設:103.0」とあります。
これまでラジオが受信する周波数を変えることで、レイは違う時間、違う場所に移動することができました。新たなラジオの周波数を受信できるようになったのであれば、また新たな場所に行くことができるはずです。
さて、今回はここまで。
レイは壊れた家庭から逃げた先で、レイのことを心配してくれる男性に会いました。男性が誰なのかまだわかりませんが、先へ進めばきっと誰だかわかるはずです。次回は、手に入れたラジオ局の周波数を使って、新たな場所へ進みましょう。
では。