こんにちは、ゆうじんです。
最近ご無沙汰だったKORG Gadget for Macで、新しい曲作りを始めようと起動させたところ、大容量のアップデートがかかり、終了後には、なんと!新しいガジェットが追加されていました。
新しい曲作りの前に、新ガジェットで遊んでみましたので、ファーストインプレッションとしてご紹介をしたいと思います。
KORG Gadget for Mac バージョン 1.1.0
その前に、今回行われたアップデートのポイントをご紹介しておきます。
・新ガジェット「Milpitas」が追加されました。 ・各ガジェットのプレビューサウンドが確認可能になりました。 ・トラック切替表示の動作が改善されました。 ・「Darwin」のMIDIチャンネルがOmniで受信可能になりました。 ・使い勝手や安定性の向上のため、細部のチューニングを実施。
また、バージョンアップと同時に、無料のライト版 「KORG Gadget Le for Mac」もリリースされました。
無料のライト版が出たことで、よりこの素晴らしいソフトをたくさんの人が体験して、多くの方が音楽づくりを気軽に楽しむようになれば良いなあと思います。
待望の新ガジェット「Milpitas」!
では、お待ちかねの新ガジェット「Milpitas」の紹介です。
「Milpitas」の特徴は
1990年に発売されたウェーブ・シーケンス・シンセサイザーの「WAVESTATION」をガジェットにしたものが「Milpitas」です(シンセの「M1」がガジェット「Darwin」となっているのと同じ関係ですね)。
「Milpitas」の特徴的な機能は以下のようなポイントです。
まず、複数の波形をエディットすることでサウンドを作り出せるシステムを搭載しています。
エフェクトのルーティングやミックスなどもこのようにコントロールできます。
また、時間的な音色の変化をパッとみて把握でき、変化をエディットできるグラフィカルなインターフェイスとなっています。
このように、ウェーブ・シーケンスを自由自在に設定して演奏することができます。
また、プリセットの音源も豊富です。WAVESTATIONのシリーズ全モデルを含めた膨大なプリセット音源や波形が内蔵されており、変幻自在な音作りが可能です(下はそのごく一部です)。
ちなみに、音作りをランダムに行ってくれるランダム・シーケンス機能が搭載されています。「random」ボタンを押すと、ランダムに音を作ってくれます。
私も未熟者ながら、できるだけ意識して音作りの幅を広げるように心がけていますが、やはり自分の好きな音に引っ張られてしまいます。個性といえば個性なのかもしれませんが、ランダムに自分では普段作らないような音が出てくると、気づきとして面白いですね。
あと、紹介が漏れていましたが、上記画面の左側に表示されているようにオシレーター・バランスをジョイスティックで操作できるミックスモーフィング機能もあります。
波形をエディットすることでたくさんの音作りができる面白いシンセサイザーだと思います。私もこれからもっといじり倒して遊びたいと思います。
では。