Democracy3(デモクラシー3)攻略記(その1)国家存亡の危機!?素人首相さくら誕生

こんにちは、ゆうじんです。

返校 -Detention-(ヘンコウ・ディテンション)の攻略記を終えて、次に攻略するものを探しています。いくつか候補は上がっているのですが、公式でもMODでも日本語化されていないので、どうしようかと尻込みしているところです。仕方なく、気晴らしに以前に購入したゲームで遊んでいたのですが、ふと、そのゲームの攻略記を書いてもいいかもしれないと思い立ちました。

今回、攻略にチャレンジするゲームは「Democracy3(デモクラシー3)」です。Democracy 3は議会制民主主義をテーマにしたゲームです。Positech Games社が開発し、2013年にリリースされました。プレイヤーは国家の総理大臣あるいは大統領となって、税率や規制の変更、政策の実施などを行うことで、国家を上手く運営していかなくてはなりません。そして、様々な社会問題を解決して支持率をあげ、次の選挙での勝利を目指します。再選すればゲーム続行、落選すればゲームオーバーとなります。

いつもと同じくSTEAMでダウンロード購入しています。有志によって日本語化されていますが、残念ながらMac版の現バージョンは日本語化ができないので、今回はWindows版で日本語化して攻略していきたいと思います。

※本攻略記はネタバレありのプレイ日記ですので、未プレイの方はご注意ください。また、文中のキャラクターの発言・行動は、ゲーム内での会話や行動をそのまま使っている以外に、筆者が脳内補完している部分がありますので、ご容赦ください。

※政府運営をテーマにしたゲームで実際の国名などが使われていますが、あくまでフィクションです。実在の人物や団体などとは全く関係ありません。また、経済政策の効果・影響もあくまでゲームとして設計されたものです。

※ゲームには主人公の顔画像はありませんが、イメージを膨らませるために攻略記ではブリリアントサービスさんの「星宝転生ジュエルセイバー フリーコンテンツ」を利用させていただいています。

タイトル:[ジュエルセイバーFREE]
URL:[http://www.jewel-s.jp/]

攻略記に入る前に…

攻略記に入る前に、プレイ環境に触れておきましょう。今回はWindows版の最新バージョン1.34となっています。

また、現時点で公式から販売されている4つのDLC(Clones And Drones、Electioneering、Extremism、Social Engineering)をすべて導入しています。無印に新しい政策やイベント等を加えてくれるDLCになっています。

さらに、デフォルトではイギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、カナダ、オーストラリアからプレイする国を選択できますが、STEAMのワークショップ経由でMOD「Japan2015( 製作者:msice様)」を導入させていただきます。これで日本をプレイできますが、あくまでフィクションなので攻略記内は『ジャパン国』と呼びたいと思います。また、有志(製作者:積みゲー帝国様)が公開されている日本語化ファイルを使用させていただきます。MOD等の製作者の皆様、本当にありがとうございます。。。

なお、このゲームはプレイヤー自身が国のリーダーとなるため、プレイヤーの分身たるキャラクターは出てきません。しかし、政策の選択ではかなりジレンマを抱えることになると思うので、ここは脳内補完させていただき、プレイヤーの苦悩を代弁をしてくれる分身たちを設定しておきたいと思います。今回、登場してもらうのはこの2人です。

さくらジャパン国の内閣総理大臣。田舎町の町長を経験し、町の発展に寄与(本当は前町長の父の功績が大きいが)。可愛い町長としてメディアに取り上げられ、ひょんな事から政界進出。マスコット的に総理に抜擢された奇跡の素人首相。衆愚政治の極みと言われるも本人は前向き。
ヴィンセントさくらのプライベートバトラー(執事)。幼い頃は、さくらと同じ町で一緒に育った。さくらが困ったり、悩んでいるのを放って置けないため、時にさくらのブレーン役や相談相手になる。

スターデューバレー攻略記 に出てきたキャラクターに経歴が似ているのは偶然です。。。お遊びとして許してください。

素人首相さくら誕生!!

それでは、攻略記スタートしていきましょう。タイトル画面でニューゲームを選択すると、プレイする国を選ぶことになりますが、MODで導入した「Japan2015」を選択します。

国の選択画面には、その国の概況や基礎データが示されています。『ジャパン国』はアジアの島国で世界第3位の経済大国。奇跡的な経済成長を果したものの、巨額の国債発行や急激な高齢化に対する費用がかさみ、長期の経済低迷を経験しているようです。。。当たり前ですが、どこぞの国とそっくりです。

さくら首相

「うげっ、これっていわゆるジャパン国の失われた10年とか20年とか、なんだったら30年になる可能性もあるとか言われているやつでしょ。大変そう。」

ヴィンセント

「お嬢様、そうおっしゃらずに。ジャパン国の復興の道筋を立てることができれば、この国の若者に明るい展望を示すことができます。やりがいのあるお仕事ですよ。」

20世紀以降の先進国で、これほど長期に経済成長が低迷しているのは珍しい現象です。その回復に取り組むことができれば、ヴィンセントの言う通り、やりがいのあることに違いありません。

次に、ゲームを始める前にいくつかの選択肢があるので、その入力をします。まずは任期、再選制限です。ジャパン国の内閣総理大臣の任期の上限は1期4年で、再選に法的な上限はありません。信任を受け続けられればいつまでも総理でいられます。しかし、10年ひと昔というくらいなので、3期12年くらいでなんとかしたいですね。ゲームの数値的な目標としては『3期12年の間、国民に支持されて政府運営し続けること』とします。よりよい国を目指して政策をうち、長期間支持されるように頑張ります。

次にさくら首相の所属政党を決めますが、田舎町出身なので「緑の党」所属とします。名前以外に選んだ理由は全くありません。対立政党は「自由民主党」です。政党名が実際の団体に似ていますがもちろんフィクションです。それ以外の設定はMODのデフォルトのまま(ハリケーン・地震あり、立憲君主制、政治的無関心70%等)とします。

まずはジャパン国の課題を調べよう

任期等を設定して、ゲームを始めると、いきなり『当選おめでとうございます』というメッセージが現れます。テキストが表示される地味目の演出ですが、さくらが首相に選ばれたということです。メッセージの下側には、ジャパン国の主な状況がグラフで示されています。GDPが低迷しており、失業者と犯罪が増えているということでしょう。

課題が多いジャパン国なので、さくらは何から手をつけようか悩みます。

さくら首相

「ジャパン国に問題が山積みなのはなんとなくわかるけど、気持ちだけ焦ってしまって、一体何から手をつければよいのやら。。。ヴィンセント、どうしよう。」

ヴィンセント

「お嬢様、『彼を知り己を知れば百戦殆からず』です。まずはジャパン国にどのような課題があるのかを、もう少し具体的に把握するのが肝要かと。」

確かにヴィンセントの言う通りです。まずは問題の特定が優先ですね。問題がわかれば、その対応はある程度絞れるでしょう。さくらよ、落ち着いて対応するのじゃ。

財政面はボロボロ…

まずは政府の財政をみてみます。画面の左上に政府の「収入」と「支出」の表示があります。四半期でみて、収入は3,839.69十億円、支出は6,344.38十億円と圧倒的に支出超過です(このゲームの1ターンは3ヶ月)。

より詳しく支出と収入を見ると、債務/GDP比率を見ると驚異の245.35%です。そのため、国債の金利は12.21%で信用格付けがCとなっています。

さくら首相

「財政はひどい状況ね。GDPに対して国の債務残高が多すぎるから、信用格付けも低いわ。これじゃ、利子を払うだけでいっぱいいっぱいよ。

財政状況のあまりの悪さに、前向きが信条のさくら首相もビビります。こりゃ、マジでクリアできないかも。。。問題の規模も大きいので、財政改善は優先順位高く対応しないといけませんね。

財政面以外の問題は

財政以外の問題もチェックしておきます。メイン画面では、真ん中に「国民の状況」が示され、それを取り囲むように7分野に別れた「政策・統計指標に関する情報」が示されています。それぞれの詳細を別で見ることができますが、全体像を一画面でつかむことができます。

慣れれば分かりやすいのですが、最初はとっつきにくいかもしれません。頭を抱えるさくら首相を見て、ヴィンセントが画面の補足をしてくれます。

ヴィンセント

「お嬢様、私がご説明いたしましょう。まず、中央の『国民の状況』についてですが、ここには国民が属するグループごと(例えば、社会主義者、資本主義者、中流階級など)の政権への満足度がわかります。ただし、国民は一つのグループにだけ所属しているわけではなく、実施された政策や時間の経過によってグループの人数も変化していきますので、注意が必要です。下側には、さくら様の所属政党の人気も記載されておりますが、今は見ないほうがよろしいかと。」

さくら首相はあまりピンときてないようですが、さくら首相の所属政党「緑の党」はどえらい不人です。このままでは次期選挙で首相の座は転落間違いなしです。。。

ヴィンセント

「次に、周囲に広がる7分野に表示されているたくさんの丸の意味をご説明します。それぞれ分野に関連する『統計』が青丸、『政策』が白丸、『問題』が赤丸、『優位点』が緑丸で表示されています。つまり、この丸はその分野の政策を考えるときの要素といえるでしょう。それぞれの丸にポインターを合わせると、要素同士の関係が示されます。

社会状況や経済は密接に関連しているため、要素間の関係はかなり複雑ですが、この画面により視覚的にわかりやすく表示されます。要素間で何がどれくらいプラスやマイナスの影響を与えるかを見極めながら、政策を考える必要があります。

とりあえず、現時点で問題(赤丸)となっているところをチェックすると、経済面では「企業の国外流出」「競争力のない経済」「熟練不足」「汚染」、福祉面では「ホームレス」、法と秩序面では「組織犯罪」「ストリートギャング」「アルコールの乱用」「インターネット犯罪」「ゲットー」、公的サービス面では「喘息の流行」が問題となっているようです。

この結果を見て、さくら首相は考えます。

さくら首相

「ざっと見ただけだから、もっと統計等をみて詳しく考えないといけないけど、経済情勢が悪いため、犯罪やホームレスなどの社会問題が起こっているように見えるわね。

現実の日本ではここまで犯罪が問題になっていませんが、ジャパン国では経済情勢が悪くていろんな問題が起こっているようですね。まだ、ざっくりとジャパン国に課題を見ただけですが、まずは「財政再建を図りながら、経済力を強化していく」ことが必要ではないかと思います。次回は、さらに詳細に問題を分析して、具体的な対応を検討していきましょう。

この難局を乗り越えるのは、奇跡の素人首相さくらちゃんには荷が重いかもしれませんが、、、ヴィンセント君よ、フォローを頼みますぞ。

では。