Baldur’s Gate 2 EE(バルダーズ・ゲート2EE)ToB攻略記(その6)

こんにちは、ゆうじんです。

お待たせしましたバルダーズゲート2EEのスロウン・オブ・バール(以下、ToB)攻略記その6です。

前回、バールの子・最強の5人衆のうち、ドラゴン族のアバジガルを倒したガラコたち。

●主人公ガラコ:人間。邪神バールの子の一人。バールの子・最強の5人衆を倒しながら、自分自身はどうあるべきかを悩む脳筋好青年。すでにその力は神も無視できないくらいに高まっている。
ミンスク:人間。脳筋レンジャー直球な性格だが、ハムスターのペット「ブー」を愛する優しい一面がある。直情的すぎて言っていることがわからない時も多いが、基本的にいい人。
ジャヘイラ:ハーフエルフ。夫カリードを旅との途中で失ったハーパーのドルイド未亡人。振り返れば第1作からガラコと旅を続けている頼りになる姉さん。
イモエン:人間、女。ガラコとともに育った幼馴染。しかし実は、ガラコと同じくバールの子。つまり異母妹。どこまでもガラコを支え続けるけなげな娘。その明るさに救われる。
エアリー:有翼エルフのメイジ/クレリック。奴隷生活で翼を切断されるも、汚れのない無垢な女の子。以前は奴隷生活がフラッシュバックしていたが今は精神的に安定している模様。
ナリア:人間。デアルニス家現当主のシーフ/メイジ。世間知らずのお嬢様だったが、領地がモンスターに襲われ、父も殺される。苦難を経験し、落ち着きと思慮深さを学んだレディ。

そして、実は5人衆の最後の1人が、味方だと思っていた修道院のリーダー・バルサザールだということがわかりました。

多くいたバールの子が死んで、残りはバルサザールとガラコとなったことで、バールの復活も近づいているようです。もしくは、新たな殺戮の王として誰が君臨するかが注目を浴び出します。運命がどのような結末を望んでいるか、誰にもわかりません。

今回は、バールの子・5人衆の最後の1人で、全ての糸を引いていると思われるバルサザールを倒して、平和を取り戻しましょう。

では、はじまり〜、はじまり〜。

※なお、文中のキャラクターの発言・行動は、ゲーム内での会話や行動をそのまま使っている以外に、筆者が脳内補完して追加している部分がありますので、ご容赦ください。

※キャラ画像はブリリアントサービスさんの「星宝転生ジュエルセイバー フリーコンテンツ」を利用させていただいています。

バルサザールの真実

バルサザールの僧院に潜入したガラコたち、とうとうバルサザールがいると思われる部屋の前まで来ました。準備を整え、部屋に入ると、想像通り、バルサザールいて話しかけてきます。

バルサザール

「お前がここにたどり着くとは、傭兵を集めたのは無駄だったようだ。」

ガラコ

「バルサザール! 貴様、アバジガルやセンダイと手を組んでいたな!」

しかし、バルサザールは驚きの返事をかえしてきます。

バルサザール

「お前にはそう見えたかもしれないが、私はメリッサンに5人衆に誘われて以来、奴らを倒すことだけを考えてきたんだ。」

んん?? びっくりすることが2つあります。一つは「メリッサンが5人衆に誘った」「バルサザールは5人衆を殺すことを目指していた」です。どういうこと?と思っていると、バルサザールが続けて説明してきます。

バルサザール

「メリッサンは、私がバールの血を引いていることに気づいたのだ。センダイやアバジガル、そしてお前に気づいたのと同じようにな。すべての糸を引いていたのはメリッサンだ。彼女は、力と名誉を約束して私を誘ったが、私は従ったのは別の理由だ。5人衆の他のやつらを見つけて倒すためには、仲間に加わるのが一番だったんだよ。」

( ゚д゚)ポカーン、バルサザールは、後ろで糸を引いていたのはメリッサンだといい、自分は彼らを倒すつもりだったと言います。なかなか信じがたい話です。

ガラコ

「実に手の込んだ嘘だな!信じるものか」

バルサザール

「お前が信じようが信じまいがどちらでもいい。結局、メリッサンと私はそれぞれ望みをほぼ叶えることができた。他の奴らは死んだ。彼女とは仲違いしたままだがな。」

バルサザールが、他のバールの子を殺す理由は? バールを復活させ、唯一の右腕となる気でしょうか。ガラコも問います。

ガラコ

「貴様の狙いは、他のバールの子を殺し、俺を倒すことでバールを復活させようということか?」

バルサザール

「そんなことではない、ガラコよ。バールはこの世の邪悪な部分だ、復活させようとは思わん。私はこの世からバールの子を全て全滅させ、汚れた存在を消し去りたいだけだ。」

バルサザールは、バールとその落胤を全て殺し、この世を浄化したいと言います。あんたもバールの子でっせ???

ガラコ

「だが、お前もバールの子じゃないか!他の者を殺して、お前自身はどうするつもりなんだ!!」

バルサザール

「私が最後の1人になり、他にバールの子がいなくなれば、自滅の儀式を行うつもりだ。バールの悪は私を最後に滅びるのだ。だが、そのためには、まずお前を倒さなくはならない。」

バルサザールの本当の狙いは、自分自身を含めて、バールの存在を消すことだったようです。なんと、利他的な目的でしょう。でも、ガラコは殺される気はありません。悪意などなく、常に平和を求めて旅してきただけです。

ガラコ

「俺はバールのような悪ではない。俺たちは善と正義の勢力だ!」

ガラコはこれまで、心で感じるままに善の道を歩んできたと思います。しかし、バルサザールは迷いなく断言します。

バルサザール

「確かに、人はお前の名を讃え、歌うまでになっている、ガラコよ。お前は間違いなく美徳の道を歩んでいる。だが、お前が存在するという悪に比べれば、ものの数ではない。お前の存在そのものが絶対的な悪なのだ。これまでどれだけの者を殺してきた? 何百、いや何千か? どれだけの町を破壊に巻き込んできた?

「存在が悪」とは強烈な言葉ですが、ガラコも望んでそういう風にしてきたわけではありません。むしろ、置かれた環境の中で、人を助け、救い、善を行ってきたつもりです。

ガラコ

「でも、それは俺のせいじゃない。そうせざるを得なかった、そうならざるを得なかっただけだ!」

バルサザール

「私だってそうだ、ガラコよ。我々、バールの子が行く先には、必ず死や破壊が付きまとう。それが定めなのだ。それは我々の生ではない。この呪われた血のせいなのだ。これ以上、話しても無駄だ、ガラコ。私はやらねばならん。バールの子よ、死んでもらうぞ!」

そういうと、バルサザールは手下のモンクたちと共に攻撃してきます。5人衆最後の敵なので気合を入れて、最強の魔法と攻撃で叩きます。

モンクたちは「ヒョォー、チャァー!」とかなりコントちっくな雄叫びをあげて攻撃してくるので、不覚にも笑ってしまいましたが、このモンクたちも手練れで強敵です。

バルサザールも熟練のモンクで、北斗神拳も真っ青な秘技・奥義を惜しげもなく使ってきます。冒頭、「影の構え!」で姿を消し、攻撃を仕掛けてきます。

そして、頃合いをみて、「太陽の構え!」で四方八方に炎の波動を発して燃やしてきます。オソロシス。

手下のモンクたちは肉弾戦で攻撃を続けてきます。さすがバルサザールの直属の部下なので「ボウズ、いいパンチ持ってんじゃねえか」と言いたくなるくらい痛いです(ま、ボウズ違いですが)。そして彼らも、ガラコたちと同じように、ポーションをがぶ飲みしながら攻撃を続けてきます。マジTUEEEEです(泣)。

人間相手にまさかここまで苦戦するとは思いませんでしたが、時間をかけて敵パーティの体力を削り、最後はミンスクの渾身の一撃、唐竹割りが決まり、バルサザールは倒れます。

そして画面は暗転します。

円は満ちた

バルサザールが倒れた瞬間、ガラコはまた神の使いソラーによって、次元の繭“ポケットプレーン”に転移させられます。

ソラー

「神の子よ、最強の子供たち・5人衆は滅びました。バールの精のほとんどは、あるべきところへ戻ったのです…。あなたの旅は終わりに近づいています。」

5人衆のヤガ=シュラ、イラセラ、センダイ、アバジガル、そしてバルサザール。この5人は確かにガラコが倒しました。でも、これで終わりと言っていいのでしょうか? バルサザールが言っていたメリッサンが気になります。彼女の本性は?敵なのか、味方なのか?わかりません。

ガラコ

「だが、5人衆は滅びていない! メリッサンが残っている!!」

ソラー

「あなたがメリッサンとして知っている者は、5人衆の一員ではありません。彼女はバールの子ではないのです。しかし、あなたの旅の終わりに何が待っているかを理解せねばなりません… あなたがメリッサンとして知っている者が真実を語るでしょう。」

もっと早く真実を伝えて欲しかったところですが、事ここに至って、やっとガラコも真実を知る備えができたと認められたのでしょう。ソラーはメリッサンの霊を呼び寄せます。ただし、メリッサンは死んではいないので、厳密には彼女の魂の一部が召喚されたようです。

メリッサン

「来たわ。用があるなら早く言いなさい。」

んん? これまで知っている人助けに熱心な善人のメリッサンではなく、明らかに不機嫌そうな顔つきです。

ソラー

「霊よ、あなたは私の許しでここに召喚されているのです。我々の質問に答えなさい。」

どうやら召喚者には逆らえないようです。ソラーに一喝されましたが、メリッサンも負けてはいません。

メリッサン

「私は死んでなどいない。お前は生ける女神をわざわざ召喚したのよ… 後でお前には高い代償を払わせてやるわ。」

ソラー

「人間よ、お前はまだ女神ではない。予言はまだ成就されてはいないのだ。さあ、真実を語りなさい。」

女同士の恐ろしいバトルです。ガラコは一言も口を挟めませんでしたが、メリッサンは真実を語り始めます。

神をもだました女

メリッサン

「私の名は、アメリッサン・ザ・ブラックハーテッド。殺戮の王、バール寺院に仕える僧正にして、最も偉大なるデスストーカー。バールの御名において儀式を司った者なのだ!」

(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル 想像の斜め上をいく真実です。メリッサンと思っていた女性は、バールの寺院のトップだったわけですね。名前もどぎついです。暗黒心アメリッサン。

メリッサン

「私は殺戮の王が地上を闊歩したタイム・オブ・トラブルの時代に、彼の化身をかくまったのだ。バールは最も忠実なしもべの私を信用し、助力を求められたのだ。」

メリッサンがそう叫んだ瞬間、なんと度はバールの化身が現れます。バールもどうやら伝えたいことがあり、我慢できず現れたようです。

バール「最も信頼できるデスストーカーだからこそ、私の復活の秘密を委ねたのだ。」

メリッサン

「そう。バールが復活するには、バールの子たちから集めた精を入手して、亡き殺戮の王に戻す儀式を行う必要があったの。そして、それを託されたのが私だ。」

バールは自分が復活する為に、子供たちを作り、そしてバールの精が育って来た頃に、また自分に戻す計画を立てていたようです。それを任されたのが、メリッサンでした。

メリッサン

「バールが亡くなってから、私はその力を管理するようになり、利用できるようになったのだ。彼の子が1人ずつ死ぬにつれ、その力が源へ戻るたび、私の力は増していった。」

バール「だから我に背いたのか、邪悪なるアメリッサンよ。時が近づいても、儀式を行わないではないか!」

バールは信頼して復活の儀式を託した司祭に裏切られたというわけですね。うーん、我が父ながら詰めが甘いですねえ。

メリッサン

「そうよ、悪い? 塵のままでいるがいい、愚かな主よ!」

メリッサンの怒声が響き渡った瞬間、バールの化身は燃えて消えてしまいます。

今となっては、バールよりもメリッサンのほうが、より力を持っているということが象徴的にわかります。

メリッサン

「バールの子の5人衆を結成させたのも私だ… 力だけの馬鹿どもにバールの右腕となれることを約束して、争わせた。私はバールの子の保護者を装って、サラドゥーシュに子供達を連れてきて、5人衆に皆殺しにさせたのよ。」

メリッサンの悪事はわかりました。止めないといけません。

ガラコ

「だが、お前はそこに俺が現れるとは予想できなかった。」

メリッサン

「いえ、想定の範囲内よ。イラセラがあなたに負けるのはわかっていたわ。ただ、思ったより、早くサラドゥーシュに着いたのは誤算だったわね。私がレディ・オブ・マーダーになる為には、ヤガ=シュラをはじめ5人衆を始末しないといけなかったけど、あなたが代わりにやってくれて助かったわ。」

むう、ガラコ自身、メリッサンの手のひらで踊らされていたようです。しかも、メリッサンは、バールに代わってレディ・オブ・マーダー、つまり殺戮の女王になるのが狙いのようです。

ガラコ

「メリッサン、俺はお前を止めてみせる!逃げられないぞ。」

メリッサンが殺戮の女王となれば、悲劇がさらに起きて、この世界が暗黒に陥るのは目に見えています。ガラコの気持ちは固まっています。全力で阻止しようと思います。

メリッサン

「ふん、バカめ! 私はバールの精の大半を手中にしている。ほとんど神になったようなものなんだよ… かつてバールが支配していたアビスの王国、血塗れの玉座のすべてを私が支配しているのだ。お前はそこにきて、私と対決しようとでも言うのか?」

ガラコ

「俺たちは、これまでもお前のような邪悪なものと戦ってきた… そして今度も絶対に勝つ!!」

真実を知り、メリッサンとの決別は確定しました。ガラコがなすべきことはただ一つです。メリッサンと戦って、彼女を止めることだけです。

ソラー

「神の子よ、あなたの行き先は決まりました。準備ができたら、このプレーンを閉じなさい。そうすれば、バールの血の玉座に行けるはずです… そこにはメリッサンが待っています。彼女は、まだバールの精をすべて取り込んではいません。早く行動した方がいいでしょう。予言の結末が待っています。」

そう言うと、ソラーは次元の繭“ポケットプレーン”の最後の部屋を解放し、ガラコを元いた世界に戻します。

最後の試練

すぐにメリッサンのいるアビスのバールの玉座に向かってもいいのですが、ソラーが最後に解放した部屋が気になります。ガラコたちがポケットプレーンのその部屋に行くと、そこには異形のモンスター・ラヴァジャーがいます。

ラヴァジャー「我はお前の中にいる。我はお前の力の究極の形なのだ、神の子よ。」

この試練は自分自身の力と向き合うということでしょうか。

ラヴァジャー「我はお前と運命との間の最後の試練だ。我を倒せば、このプレーンはなくなる。バールの玉座があるだけだ。だが、我を倒すことは叶わんぞ。我こそは破壊の権化、ラヴァジャーなのだ。」

そういい、ラヴァジャーは襲ってきます。メリッサンを倒すためは、ここで負けるわけにはいきません。全力で攻撃します。

回復や底上げをしながら、最強の魔法、最強の攻撃をひたすら、ぶつけます。

そしてついにラヴァジャーを倒します。すると、「最後のバールの子が死んだことにより、バールの玉座が待つ、アビスの領域に入ることができる。領域に入ると、ポケットプレーンは永遠に破壊される」とメッセージがながれます。

バールの最後の子とはガラコのことです。ラヴァジャーは、ガラコの中の力の部分、つまりバールの力の部分なので、このような表現なのでしょう。

いずれにせよ、あとはアビスのバールの玉座にいるメリッサンを倒すだけです。

今回はここまで。

次回はメリッサンとの最後の戦いになるはずです。長い長いガラコの物語も最後となります。どのような最後となるか、とても楽しみです。

では。