Hard West(ハード・ウエスト)攻略記(その8)【完】

こんにちは、ゆうじんです。

お待たせしましたハード・ウェスト攻略記その8です。

今回は、ウォーレン父子にまつわるストーリーとしては最終章となります。他にもまだシナリオは残っていますが、ウォーレンたちの物語に区切りがつくので、一旦、今回の攻略記はこれで完結編とさせていただきます。気が向いたら他のシナリオも報告するかもしれませんです。

荒くれ者たちが跋扈する貧しい西部で悲劇的な人生を歩んでいたウォーレン父子。しかも、父が悪魔に騙され契約して一家は呪われます。家族に迷惑をかけまいと父は姿を消します。

息子ウォーレンは、恋人フローレンスを失い、復讐のために悪魔の力を借ります。一方、父はアンダーテイカー(葬儀屋)に身をやつし、虐殺を繰り返す悪魔たちを狩り続けます。

そして、ウォーレンは復讐を遂げる中で、最愛のフローレンスの魂がまだ煉獄にとらわれていることを知ります。ウォーレンはフローレンスの魂を救うために、最強のガンマン達を集めます。

●主人公ウォーレン:母を殺され父は失踪。仮面の男に恋人と共に殺されるが、悪魔と契約して復活。彼女を救うため最強のガンマン達を集める。
  アンダーテイカーウォーレンの父。悪魔に呪われたため、名を変え葬儀屋となる。人間にあだなす悪魔を憎み、悪魔を狩り続ける。
フローレンスウォーレンの幼馴染で恋人。仮面の男によって、ウォーレンとともに殺される。魂が煉獄に囚われていることが発覚。
 

上から順に、バーンズハーデインパーソン。どの人物も一癖も二癖もある悪党だが、腕の良さはピカイチのガンマン達。ウォーレンが、煉獄からフローレンスの魂を取り戻すために、命がけで集めた仲間達。

一方、ウォーレンの父・アンダーテイカーは、人間にあだなす悪魔を狩り続けます。そして、悪の力を借りたウォーレンのことを知り、どうにかして止めようとします。

物語はカタストロフィに向けて進みます。ウォーレンと父アンダーテイカーを待ち受ける運命は?そして、ウォーレンはフローレンスを助けることができるのでしょうか。

では、はじまり〜、はじまり〜。

※今作はテキストでストーリー展開することが多く、キャラクターがあまりしゃべりません。文中のキャラクターの発言・行動は、筆者が脳内補完して追加している部分があります。

煉獄へ至る道へ

ウォーレンが命がけで仲間を集めると、ウォーレンが以前、取引をした悪魔の男が現れます。

「ウォーレン、よくこれほどの腕を持つガンマン達を集めたな。それほどお前を突き動かすものはなんだ?」

ウォーレン

「俺が煉獄へ行くのは、フローレンスへの愛のためだ…」

「フフッ、愛のためか… ま、信じるならそれもよかろう。だが、煉獄へ行く方法はわかっているのか。その方法はあのウィザードが知っているぞ。」

男は鼻で笑い、煉獄への道はウィザードが知っていると言います。ウィザードはこの地域で名が知れているギャングのリーダーです。ウォーレンもそのウィザードがとらえていたガンマンを逃して仲間にしており、因縁のある関係です。

ウォーレン

「しかし、お前はなぜ俺に力を貸すんだ?」

「俺が力を貸すのは、混沌のためだ。決まった通りに生き、決まった通りに死ぬ。そんな人生は家畜だ。混沌はそんな糞のような人生に可能性を与える唯一の方法だ。これまで俺はお前に力を貸して導いてきた。煉獄を打ち砕き、家畜である生き方を終わらせろ。人間の生き方を解放しろ。」

男は混乱と混沌こそが、人間の新しい生き方だと言い、そのために力を貸してきたと言います。

男が何を思おうが、今のウォーレンにとっては関係ありません。フローレンスを助けたいその一心です。

とにかくウィザードに煉獄への行き方を吐かせましょう。

ウィザードの告白…

ウィザードはサーカスのテントをアジトにしています。ウォーレンはテントへ向かい、銃撃戦の末、ウィザードと再会します。

そして、ウィザードと話をすると衝撃的な告白をします。

ウィザード「俺もお前と同じで操り人形なのさ。命令されるまでお前と争うつもりはなかった。俺は魔法の力と引き換えに魂を売ったのだ。俺に力を与えた奴に、お前の力を試すように言われ、わざとお前に試練を与えたのだ。」

とのこと。ウィザードが告白している背後で、銃撃戦のせいで火事がおこり、テントは全焼します。最後にウィザードは煉獄に行くためには「川岸を下り、グリム・ポートマンを見つけろ」と言って死にます。

煉獄に行く方法がわかったので、“グリム・ポートマン”を探しましょう。

にしても、ウィザードも操り人形と言っていました。誰かが後ろで糸を引いているようです。心して進みましょう。

グリム・ポートマン!

ウィザードからのヒントに従い、川岸にある港に行くと、“グリム・ポートマン”は人名ではなく、この港の名であることがわかります。この港はその昔、100人もの命を奪った大火災が起った不吉な場所です。

そして、ウォーレン達は、港に一艘の船が停められていることに気づきます。「グリム・ポートマンを見つけろ」という意味は、この船に乗れということでしょうか。

ウォーレン一行は船に乗り、川をくだります。すると、景色が変わります。海岸線は悪夢のような荒地にかわります。

そして、ウォーレン達はとうとう煉獄へ到着します。

ウォーレンorアンダーテイカー

煉獄へ到着すると、突如、非常に悩ましい選択肢が現れます。

『以降のストーリーはウォーレン、もしくはアンダーテイカーの視点のどちらかを選択することができる。もしウォーレン側を選択すれば、現在のパーティのまま続行する。アンダーテイカー側を選択すれば、前のシナリオで生き残ったキャラクター及びアンダーテイカーからなるパーティで始まる』

⁽˙³˙⁾◟( ˘•ω•˘ )◞⁽˙³˙⁾ お好きなのどうぞ ということなのでしょうが悩みます。。。

が、フローレンスへの愛ゆえに悪魔に魂を売ってまで戦ってきたウォーレンの行く末を見たいので、今回はウォーレン側を選択します。

どちらの側かを選択すると、最後の戦いが始まります。最後の戦いの前に、能力カードがすべてアンロックされています。

味方に好きに能力カードを配って、付加効果も設定できるので、よく考えて設定します。能力カードのセットを“ストレート”にすると、手札ボーナスとして毎ターンHPが1回復するので、それにして戦闘開始です。

最後の戦い!!

ついに煉獄にたどり着いたウォーレン。そこには、父アンダーテイカーが、ウォーレンの野望を止めようと待ち構えていました。

(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

愛ゆえに悪魔の力を借りた息子と、悪魔を憎み狩り続けた父は対峙するしかありません。悲劇です。

アンダーテイカー

「ウォーレン、お前は間違っている。お前は悪魔の力に魅入られている。」

ウォーレン

「愛するからこそ、悪魔の力も必要だった。お前は苦しみから逃げたじゃないか。そんな奴の綺麗事を聞く気は無い。俺の知っている父さんはもう死んだ。」

互いに強い想いがゆえに、引くことはできません。ウォーレンもアンダーテイカーもそれぞれのシナリオで仲間にした連中とパーティを組んでいます。強さは身にしみています。最後の戦いなので、特殊能力やアイテムなどを温存しても仕方ありません。存分に使って戦います。

特殊能力で悪魔化したハーデインの一撃で、アンダーテイカー側の牧師アッシュモアが倒れます。

双方で初めての戦死者となりますが、戦死者がでた瞬間、ナレーションが流れます。

『お前のせいで、煉獄にとらわれた者は動けない。お前は生と死の狭間に存在し、それが自然の摂理を乱していた。』

そして、次にウォーレンが、これまでの旅で手に入れた強力な銃ザ・ジャッジでアンダーテイカーを攻撃します。

ザ・ジャッジの強力な一撃は、父アンダーテイカーの胸を貫き、アンダーテイカーは息を引き取ります。

ウォーレン

「うぉぉぉ… 父さん、なぜ分かってくれなかったんだ…」

アンダーテイカー

「ウォーレン… 目を覚ませ… 我が息子よ…」

父が死んで、ウォーレンはこれまで受けてきたすべての苦しみが、何者かによって仕組まれていたことに気づきます。幼き日にオレゴン街道で母が殺されたこと、父が不運にも呪われたこと、仮面の男によってウォーレンとフローレンスが殺されたこと、ウォーレンが悪魔の力を狩り半死半生の存在となったこと、その血塗られた悲劇全てが策略だったのです。ウォーレンはそのショーの駒だったわけです。

ウォーレンが気づいた時にはすでに時は遅く、互いに引くことはできません。生き残った敵を倒していきます。敵を1人倒すたびにナレーションが入ります。

『もし煉獄を破壊すれば、2度とフローレンスに会うことはできない。彼女やお前が解放した魂は迷い、生者の世界へ戻ることなく彷徨い続けるだろう。安らぎを得られぬまま永遠に…。だが彼女を解放しないなら、お前がもたらすのはさらなる混沌だ。』

そして、最後にアンダーテイカー側のハリントンを倒し、敵をすべて撃破します。

すると、またまたナレーションが流れます。

『決断の時が来た。』

そして、ウォーレンに新しいミッションが示されます。一つは「悪魔の計画を阻止するため自殺する」、もう一つは「煉獄を破壊する」です。

究極の選択…

煉獄を破壊すれば、フローレンスをはじめとして煉獄にとらわれていた魂は消失し、輪廻することなく永遠に闇を彷徨います。一方、煉獄を破壊せず自然の秩序を取り戻すためには、ウォーレン自身が悪魔のゲームからおりる、つまり自らの命を絶つ必要があります。

究極の選択ですが、これまでの行動を考えれば、ウォーレンはフローレンスへの愛に殉じると思います。。。

ウォーレンは自ら命を絶ち、この世界に秩序を取り戻し、煉獄の魂が再び輪廻転生できるようにします。

敵をすべて倒すと、ウォーレンのアクションとして「スイサイド」という選択肢が現れるのでそれを選択します。

すると画面がゆっくり暗転します。

エンディング

操り人形が倒され、悪魔の計画は失敗し、煉獄は秩序を取り戻します。悪魔が悔しさに叫ぶ声が聞こえます。

輪廻のサイクルは再び元に戻ります。そしてフローレンスは炎に浄化され、他の魂と共に天国へ旅立っていきます。いつの日かまたこの地へ転生できることでしょう。

一方、ウォーレンの身体からは魂が去るように、生命が抜けていきます。悪の力を借りたウォーレンはその裁きをうけたのです。行き先は、ただ一つ、地獄行きです。

そして、THE ENDの文字が現れます。

エンドクレジットが流れ、ゲームは終了です。

(っω・`。)・・・カワイソゥ うーん、なんて悲しいラスト。恐らく、選択肢によってエンディングが異なるのでしょうが、今回のプレイではウォーレンは、愛ゆえにああするしかなかったと思います。

愛するからこそ悪魔の力を借り、その結果、父とも対峙せざるを得なくなり、愛するからこそ、最後、フローレンスが転生できる選択をとるしかありませんでした。人間を駒のように扱った悪魔に本当に腹が立ち、ウォーレンに同情します。。。

ウォーレンとフローレンスには永劫の時のどこかで、また出会っていて欲しいと心から願います。

なかなか辛いラストでしたが、それぞれのシナリオの積み重ねで全体の物語を描き、それぞれの人物に深いバックボーンを持たせてラストに至るのはとても良かったと思います。

また、個人的には珍しくターン制ストラテジーゲームに挑戦したので、当初は苦戦しましたがとても楽しかったです。

毎度駄文で申し訳ないですが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

では、また。