こんにちは、ゆうじんです。
お待たせしましたDemocracy3(デモクラシー3)攻略記(その2)です。
前回、いきなりジャパン国の首相となったさくら。素人首相とも言われるほど政策面に無知な彼女ですが、ジャパン国をよくしたいと言う気持ちに偽りはなく、前向きに取り組み始めます。そして、ジャパン国の復活に向けて、この国が低迷している原因を大まかに把握しました。
さくら首相の見立てでは、経済情勢の悪さが原因で犯罪やホームレスなどの社会問題が起こっているため、まずは『財政再建』を図りながら、『経済力を強化』していくことが必要と考えました。
今回は、さくらの見立てが正しいかの裏付けを取って、具体的な対応の検討・着手を行いましょう。
では、はじまり〜、はじまり〜。
※本攻略記はネタバレありのプレイ日記ですので、未プレイの方はご注意ください。また、文中のキャラクターの発言・行動は、ゲーム内での会話や行動をそのまま使っている以外に、筆者が脳内補完している部分がありますので、ご容赦ください。
千里の道も一歩から
初めての国家運営に戸惑いながら一歩を踏み出そうとするさくら首相ですが、いかんせん、インターフェース画面にも慣れていないので、どこに何があるかわかっていません。見かねたヴィンセントが助け舟を出してくれます。
ヴィンセント
「さくらお嬢様、画面のとっつきにくさは慣れれば大丈夫でございます。落ち着いて、まずはどこに何があるかを確認していきましょう。まず、メイン画面の中央から下側は前回ご説明したので、今回は上部のツールバーについてご説明いたします。」
政治力について
まず、ツールバーの左端には『政府全体の政治力』が表示されています。さくら首相が、税率を変えたり、新たな政策を実施したり、また大臣を交代させたりなど、何か政治的な行動を取ろうとすると、全て政治力が必要となります。つまり、この政治力を消費して政府を運営していくということです。
ちなみに、政治力は閣僚の大臣たちが毎ターンに生み出します。大臣たちにはそれぞれ個性があり、忠誠、経験、有能さ、希望の職、支持基盤などが設定されています。彼らの支持基盤の支持を得られないような施策ばかり実行すると、忠誠が低くなり、政治力を生み出さなくなります。また、次のターンに引き継げる政治力には限界があるため、注意が必要です。
任期の進行状況について
ツールバーの中央には『任期の進行状況』が表示されています。任期満了を迎えると、選挙が行われます。政策の内容によっては、選挙までの時間を考慮して、実施するタイミングをはかることも必要でしょう。
メインメニューについて
ツールバーの右側には政府運営に関わるいくつかのアイコンがまとめられています。
『公安報告』は政府の情報部が集めた各種団体の脅威の程度などの報告があります。政府の反対派の団体が先鋭化するとテロなどが起こります。兆しが見えたら要注意です。
『世論調査』では、国民の政策への満足度や、国民のグループごとの支持率などがわかります。
『財政データ』では、国家の収支やその構成、また時系列での推移がわかります。財政問題を解決するためにはよく参照することになるでしょう。
『新政策』には新たな政策のアイデアの一覧があります。必要な政策を導入することができます。
『実績』は、ゲームで特定の条件を満たした場合に獲得できるトロフィーです。
『閣僚』では、現内閣を構成する各種大臣の情報がわかります。それぞれの大臣の下にある数字は、彼らが毎ターンに生み出す『政治力』です。先に述べた通り、各種大臣の生み出す政治力は、政府運営の要なのでこまめにチェックする必要があります。
『オプション』では、ゲームの音量の調整など、各種設定ができます。
『政党』では、政党の党員や活動家、大口の献金者の情報のほか、政党の知名度や公約など、選挙に関する情報がわかります。
『四半期レポート』は、政府の現状のレポートです。主要指標の状況や、今後の予測などがコンパクトにまとめられています。毎ターンの最初にも画面に表示されます。なお、イベントが発生した場合もこのレポートに表示されます。
さくらは確実に全部聞いていたはずなのに、なぜか半分以上は右耳から左耳に抜けていった感じです。
さくら首相
「ああああああああっ、わけわかんないよ!!」
ヴィンセント
「お嬢様、落ち着いてくださいませ。あせる必要はありません。やっていくうちにわかってまいります。こういうのは習うより慣れよでございます。」
さくらにとっては難しいようですが、シミュレーションゲームとしてはそんなにUIは難しい部類ではないと思います。ヴィンセントのいう通り、習うより慣れよの精神で前向きに頑張ってみましょう。
第一次さくら内閣の顔ぶれ
さて、素人首相だからと言って泣き言ばかりを言ってはいられません。さくら首相の肩にはジャパン国の未来がかかっています。気合いを入れ直して、第1ターンを始める前にジャパン国の復興に向けて一緒に取り組む閣僚たちを確認しておきましょう。
各大臣が所管する分野と対比させると、以下のようになります(名前の下の括弧書きは、その大臣の支持基盤です)。
現在、問題がたくさん起こっている分野(=赤丸の多い分野)を所管する産業大臣Shin-ichi Yoemon氏と法務大臣Gen-Ichi Yanagimoto氏には頑張ってもらわないといけないと思います。一緒に頑張りましょう。
混乱必至…何から手をつけようか?!
前回はジャパン国の課題をざっくり確認しましたが、今回は具体的な対策を取るためにもう少し詳細を確認していきましょう。ジャパン国の明確な課題の一つは『財政危機』です。支出と収入のバランスが悪く、予備費を食いつぶしただけでは止まらず、債務が右肩上がりに積み上がっています。このまま対策を取らずに放置すれば、早晩、財政が破綻するのは明白です。
さらに、債務利息による支出が525.75十億円と国の支出の第3位となっています。財政状況が悪くて国債の格付けも悪く、その結果、利息も高くさらに支出を圧迫するという悪循環が生まれています。
もちろん、政府が債務を増やしても、それを投資することで経済成長が起こせていれば、債務の対GDPは減少しますし、税収増も見込まれるので一概に問題とはいえません。しかし、悲しいかなジャパン国はずっとGDPは低迷したままです。債務が積み上がる現状は大きな問題と言わざるを得ません。
さくら首相
「このままじゃ、借金だけが雪だるま式に増えていく。こんな状態になるまで問題を放置してきただなんて、、、早く手を打たないと手遅れになるわ。」
さらに財政問題だけでかたがつけば良いのですが、ジャパン国が直面している問題は他にもあります。メイン画面で発生している問題(赤丸)をみると、組織犯罪やストリートギャングなどの犯罪やホームレスなどの社会問題が起こっています。
それらの問題を引き起こす背景を個別に確認すると、ホームレスを起こす強い要因は「失業」と「貧困」となっています。
さらに、貧困がどのような問題を起こすかを確認すると、貧困は「ストリートギャング」や「ホームレス」、「犯罪」「アルコールの乱用」などの治安の悪化を引き起こすことがわかります。
さらに、貧困を助長する要因を見ると「失業」以外にも「消費税」や「酒税」がありますが、逆に「国民年金」や「公営住宅」は貧困を阻害する要因となっています。だからといって、貧困解消のために安直に「国民年金」や「公営住宅」を手厚くすると、国の財政的には重い負担となるはずです。
さくら首相
「うーん、それぞれの関係が複雑すぎて、あちらを立てればこちらが立たず。。。どうすりゃいいのって感じ。」
ヴィンセント
「お嬢様、物事にはプラス面もマイナス面もあり、それらが複雑に相関関係や因果関係をもっています。国の問題を解決するために、何を優先して、何を後回しにするかを判断していく必要があります。全てを同時に立てることはできません。お悩みになられず、正しいと思うことをなさいませ。」
ヴィンセントの言う通り、政治では互いに影響する要素を理解しつつも、何を大事にして何を切り捨てるかを決めていくことが求められそうです。
国家運営方針決定!「債務超過の早期解消」と「異次元の人的投資」
国の状況を踏まえ、さくら首相はウンウンと悩みつつも、国家運営の方針を決めました。国民に方針の想いを直接伝えたいと、さくら首相は総理会見を行います。
さくら首相
「ジャパン国が持続可能な財政状況を取り戻し、将来に向けた成長投資が行えるよう、次の方針で国家を運営したいと思います。大変だけど、未来のジャパン国のために、みんな団結して頑張って行こう!」
(国家運営方針)
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歳出・歳入の見直しによる『債務超過の早期解消』
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技術立国再生に向けた『異次元の人的投資』
犯罪の上昇による治安の悪化の対策をどうするかは悩んだようですが、経済が回復すれば犯罪が下がるだろうと考えて、まずは上記の2方針を優先して取り組むこととしたようです。方針発表を聞き、ヴィンセントは目を細めます。
ヴィンセント
「確かに、ジャパン国の高い債務/GDP比率を改善するには大きく2つ方向があるでしょう。分子を小さくするか、分母を大きくするかです。つまり、①債務を減らす(支出を減らし、収入を増やす)と②GDPを増やす(国の経済力を強化する) です。財政を健全化させつつ、その2つに同時にアプローチするとは、お嬢様、素晴らしいです。」
ヴィンセントは認めているようですが、それが身内びいきでないことを祈ります。ただ、実際にこの方針でうまくいくかどうかは、これからの閣僚たちの政策の実行にかかっているのですよ。まったく気は抜けません。
さて、今回はここまで。
それにしても、まだこの時点で1ターンも進められず、いつも以上にスロースタートな攻略記になっています。次回こそは、今回定めた国家運営方針に基づき、具体的な施策に着手し始めましょう。
では。