こんにちは、ゆうじんです。
お待たせしましたDex(デックス)攻略記(その22)です。
前回、レイキャストの手助けで部屋から脱出したデックスは、連れてこられた施設が海底にあり、クローニングの研究施設であることを知ります。そして、ついに独房でレイキャストとの邂逅を果たします。
レイキャストは独房に入れられており、その姿は人間とは思えない異形の存在でした。彼によると、レイキャストもデックスも他の無数のクローンと同じく、コンプレックスの親玉“クロウ”のクローンとして創られたと言います。
●主人公デックス:史上最高のAIケテルのデータを脳に保存された“種”として、秘密結社コンプレックスに追われる。レイキャストと同じく、コンプレックスが創った“クロウ”のクローン。 |
さらに、レイキャストは「コンプレックスはクローンの力を使って世界を征服しようとしており、それを止める唯一の手段はクローンの生命維持装置を切ることだ」と言います。デックスはクローンたちを殺すことに躊躇しますが、レイキャストは「この海底施設から脱出する潜水艇を使うには、生命維持装置を切って施設全体を緊急状態にしないといけない」と言い切ります。
クローンの生命維持装置はメインフレームから操作できますが、メインフレームのある部屋に入るためにはまず監督者ハモンドのコンピューターをハッキングしないといけません。デックスはどうすべきか悩みながら移動を開始します。
では、はじまり〜、はじまり〜。
※本攻略記はネタバレありのプレイ日記ですので、未プレイの方はご注意ください。また、文中のキャラクターの発言・行動は、ゲーム内での会話や行動をそのまま使っている以外に、誤訳、意訳、筆者が脳内補完している部分がありますので、何卒ご容赦ください。
求めよ、さらば与えられん
とりあえずレイキャストに言われるまま、メインフレームに向かいますが、正直、クローンたちの生命維持装置を切るか、切らないか悩みます。レイキャストは「上層階へ行けるようにした」と言っていたので、多分、上の階にメインフレームがあるに違いありません。
すんなり上に向かうのも癪なので、とりあえず下の階へ向かってみます。すると、海底3階にこれまで行っていないフロアを見つけます。
ガードや警報システムがいますが、敵を全て排除して探索すると、G-02と書かれた部屋に入ることができます。
中に入ると、人影があります。お、敵か!と思いますが、襲ってくるわけでもありません。
制服からするとここの研究員でしょうか?近づくと話しかけてきます。
悩ましくも別の選択が可能に…
研究員はデックスの姿を見つけると、驚いた表情で声をかけてきます。
レイン
「君は… クローンの一人か。いや、ちょっと待ってくれ… 君はGSV-2を吹き飛ばした人物じゃないかい?この研究所で働いているが、私のことを信じてほしい。私は… 私はここに好んで来た訳じゃないんだ。もしコンプレックスに敵対しているなら、力を貸してもいい。だから… 私を助けてくれ。」
んん?無理やり連れてこられたってこと?助かりたくて嘘を言っているかもしれませんが、もう少し話を聞いてみましょう。
レイン
「順序立てて話そう。私の名前はレインだ。」
デックス
「レイン?まさか、エリーのところにいたレインさん?」
エリーというのは、レッドウッド・ワッツの首席研究員の女性です。確か彼女の同僚のレインが殺されたって言ってましたね。どうやらこの人がそのレインさんのようです。でも、殺されたって言ってなかったけ?
デックス
「それにしても、あなたは殺されないで、なぜここに連れて来られたの?ここで何をやっているの?」
レイン
「信じてくれ。奴らは私の研究が必要だった。だから、殺すかわりに…閉じ込めたんだ。私はケテル・プログラムの開発チームの一員として、ケテルの内部プログラム、論理パターンに精通している。だから、ここでクローンにケテルの一部を注入する作業をやらされている。」
デックス
「えっ、ケテルってここに保管されているの?サイバースペースにあると思っていたわ。」
レイン
「いや、その通りだ。ここにあるのはケテルのバックアップだけだ。スタンドアローンのね。」
デックス
「でも、なぜケテルをクローンに注入しているの?」
レイン
「私が知っているのは、クローンには製造時に“回収日”が設定されている。その日がくれば、テストのために連れ戻され… それから消去されるんだ。何体かは…君のように逃げたらしい。だが、その数はとても少ない。もう、これ以上クローンを作るのをやめさせないといけない。」
デックス
「わかったわ。あなたを助けるから、私の手助けをしてちょうだい。一体、何をするつもりなの?」
レイン
「私が考えた方法を聞いてくれ。私はメインフレームを修正するプログラムを作ってきたが、それを使えばクローンのデータを書き換えることができる。経歴、現在地、回収予定日… 全て変更可能さ!そうすれば、クローンたちを真に自由にすることができる。彼ら自身の本当の人生を歩むことができるんだ。他の人間と同じようにね。」
レインは、クローンのプログラムを書き換えれば、人間と同じように生きることが可能といいます。そんなことができれば一番良いですが、クローンへの偏見を考えるとデックスは躊躇します。
デックス
「どうしていいかわからない… クローンは人間に嫌われているから。」
レイン
「しかし、誰か君に生きる意味があるってことを伝えてくれなかったのかい?君にプログラムをアップロードしておく。もし、メインフレームをハッキングできれば、このプログラムをインストールするんだ。これが正しい選択だ。」
そう言うと、レインはデックスの脳に、クローンたちを解放できるプログラムを渡してくれます。レイキャストからは「メインフレームから、クローンの生命維持装置を切って殺せ」と言われ、レインからは「メインフレームにプログラムをインストールして、クローンを解放しろ」と言われます。どちらかの方法を選ばないといけません。うーん、悩ましいですね。
ハモンドの元へ
2つの選択があることを知ったデックスですが、いずれにせよメインフレームに行かないといけません。エレベーターを使って上層階へ向かいます。
上層階の敵を倒して先へ進みます。
途中、脱出用の潜水艇のドックがありますが、今はまだロックが掛かっていて開きません。レイキャストの話によると、施設を緊急状態にしないとロックは解除されません。つまり、レインの言う方法(クローンを解放する)では、デックスは逃げることができなくなる可能性があります。厳しい選択ですね。
途中、メインフレームのある部屋を見つけますが、鍵が掛かっています。ハモンドのコンピューターから解錠しないといけません。
敵を倒して進むと、ハモンドのオフィスを見つけます。
重大な選択…
オフィスには白衣のハモンドがおり、デックスを見つけると話しかけてきます。
ハモンド
「どうやって逃げた!全く期待を上回っているよ。今の感情、反抗心からすれば当然の反応だ。君の論理機能が適切に働いている証拠だ。」
デックス
「そんな風に言うのはやめて!」
ハモンド
「おう、こりゃ申し訳ない。だが、聞くんだ。お前は何もわかっちゃいない。人類は新たな時代を迎えようとしている。サイバースペース、コミュニケーション、インプラントによって新たな進化を迎えようとしている。我々自身の手による進化だ。わしを殺したければ殺すがいい、ここにいる科学者たちと一緒にな。だが何も変わらんぞ。我々にはあのお方がいある… リーダー… 導き手がな。そう、お前が“クロウ”と言う女性だ。彼女は何十年と我々を導いている。」
デックス
「何をしてほしいの?」
ハモンド
「わしは貴様をクロウ様に引き合わせるために準備してきた。彼女には計画がある。そう壮大な計画がな。クロウに能力を認められたもののために。そうお前のことだ。もしお前がその気なら、ハーバー・プライムに帰して“クロウ”と会わしてやろう。だが、その前にお前の忠誠を確認せねばならん。レイキャストが誰か教えるんだ。」
なんと、ハモンドは、デックスを“クロウ”に認められたものとして引き合わせてくれるとのこと。しかし、そのためには、レイキャストの素性を教えろといいます。ここでも選択肢として「レイキャストの素性を教えるor教えない」が現れます。物語も佳境に入り、ルートが分岐しそうな選択肢が多く出ますね。
うーん、レイキャストの素性を教えても、いいことがあるわけではなさそうでし、ここまで生き延びれたのはレイキャストの手助けがあったからです。悩みますが、レイキャストの素性を教えるのはやめましょう。
デックス
「いやよ!レイキャストには借りがあるの。あんたはもう終わりよ、ハモンド!」
ハモンド
「お前は馬鹿ものじゃ!何ができると言うんじゃ!何もないぞ!何も変わらんぞ!やめろ!頼むぅ!」
デックスが選択を終えると、ハモンドは拘束され、ソファーに座らせられます。
ハモンドのコンピューターをハッキング
それでは、デスクにあるハモンドのコンピューターをハッキングします。
ハモンドのコンピューターの中には、クローンの個体識別やサンプルの回収など、レインから聞いたことを裏付けるメールが見つかります。
また、コンピューターの一番奥まで潜るとメインフレームへのアクセス機能が見つかるので、解錠しておきます。
ハッキングを終えて、早速、メインフレームのある部屋へ戻ります。無事にロックが解錠されているのを確認し、気を引き締めて中に入ります。
部屋に入ると、レイキャストから通信が入ります。
レイキャスト
「ここがメインフレームだ。非常に強固に守られているが…君なら簡単にアクセスすることができるはずだ…」
うーん、不安ですが、とりあえず机の上のコンピューターからメインフレームにアクセスしています。
身構えてネットワークの中を進みましたが、レイキャストの言葉通り、あっさりメインフレームの奥へ進むことができます。
メインフレームの一番奥では「クローンを救うorクローンを殺す」を選択することができます。おそらく、この選択次第でこの後の展開が分岐すると思われます。世界を救うためにクローンを殺すか、記録を変えてクローンを助けるか、難しい選択です。
色々考えますが、レインが言っていた「誰か君に生きる意味があるってことを伝えてくれなかったのかい?」との言葉が胸に刺さります。これまでの旅の中で、デックスはいろんな人の人生と交わり、喜怒哀楽、人生の素晴らしさ(辛さも含め)を感じてきましたし、デッカーの献身や温かさを感じてきています。クローンだからと言って、人生を諦めさせることがいいとは思えません。
今回のプレイでは「クローンを助ける」を選ぶことにします。
デックスは、クローンを救うために、レインからもらったプログラムをインストールして、メインフレームから立ち去ることにします。
さて、今回はここまで。
レイキャストの頼みではなく、レインの話も聞いてデックスは彼女なりの決断を下しました。結果として、海底施設からの脱出も出来なくなりましたが、とにかく、レイキャストのこの結末を伝えに行くことにしましょう。
では。